【AMEMAG AG-00】定番だからこそ奥深き5スポークの美学!

ホイール

アメマガ2024年10月号

HAOU WHEELS

鹿児島県

覇王

AMEMAG

AMEMAG AG-00

ワンオフオーダー鍛造ホイール「HIGH FORGED」、スチールホイールの大本命「NEO STEELS」、そして今回紹介する鋳造オリジナルホイールの「AmeMag」。覇王ホイールが独自に展開するオリジナルブランドから目が離せない!

THE BOTTOMS


理想のボトムスを求めて大阪から鹿児島県の覇王へ!

ファミリーカーとして迎え入れたアストロも早いもので3年が経過。購入当初から履いていたホイールもぼちぼち入れ替えたいなと思っていた矢先に見つけたのが覇王ホイールのAMEMAG AG-00。実はジミーに装着するAMEMAGがオリジナルブランド誕生第一号だったこともあり、このシリーズの2作目が出たと聞いた時から気になって仕方なかったのが本音だ。

先行して販売されたのは20インチで、主にC/Kなどのフルサイズトラック向けにリリースされたサイズ感だったが、満を持して15インチの7J、アストロにマストなサイズが追加されたことでホイールの新調を決意した。どうせ履き替えるなら直接現地でタイヤの組み込みからバランスまでお任せしたいと、神戸港からフェリーにアストロを積んで宮崎港まで向かい、そこから自走で鹿児島空港そばのお店へ突撃した次第だ。飛行機で飛べば2時間かからないぐらいだが、せっかくの機会なのでここぞとばかりの船旅を選択。

5スポークと聞くとトルクトラスト、サプリウム、クレーガーにグッカーズなど様々なメーカーからリリースされる定番のデザイン。しかしこれが実に奥深く、それぞれじっくりと見比べてみるとスポークの厚みやホイールナットの取り付け部、段リムかなどでかなり表情が異なる。今までと見た目はそんなに変わらないかも…と思いながらの作業だったが、リムエンドへ向かって太めのシルエットや段のないフラットリム、そしてホイールナットが面に埋まる感覚はまるで別物。マッスル感が増した印象。

 

以前紹介した際の20インチとは同じデザインでもまったく異なるスタンス。どちらかというとホワイトリボンやホワイトレターのラジアル系タイヤとの相性が抜群!どんなスタイルにも映える万能5スポークホイールに、新たな選択肢が加わった。

覇王ホイール畠中さんも旧マスクアストロのリフトアップを所有。以前はAmeMag(20×8.5J)を装着していたが、M/Tタイヤ装着と共にお色直し。ジャンルやスタイルに合わせて様々なボトムスをコーディネートしてくれるので、ホイールやタイヤのことでお悩みの方はぜひ相談してほしい。ちなみに筆者はジミーとアストロどちらもAmeMagの信者!装着する際は多少時間とお金がかかってでも、現場で履かせたかったのが本音だ。

装着する際にBF-goodrichのラジアルにするか迷っていたが、用意していたサイズが235/70R15とタイヤ外形が大きくなることでフェンダーと干渉することが懸念されて断念。以前から装着している225/70R15のホワイトリボンタイヤでセット。鋳造とはいえ素地の質感が良いため、ホワイトダイヤモンドやブルーマジックなどで磨けば輝くってところも往年のアメ車乗り達に嬉しいポイントだ。

購入当初から装着していたアメリカンレーシングのトルクトラストとせっかくなので並べてみた。同じ5スポークでも太さや長さ、リムエンドへ向かう厚みなどのアプローチが異なるので、このAmeMagはもちろん、サプリウムやクレーがーなどそれぞれの個性を見比べてみるのも面白い。どれもこだわりが詰まっていて素晴らしい。価格帯やサイズ感はもちろん、愛車とのバランスを加味しながら最良と思えるものを選ぶといいだろう。

装着してみると期待値以上の変化に大満足!正直、同じ5スポークなのでそんなに見た目は変わらないのではと思いながらトライしてみたのだが、リムの深さや厚めのスポークがもたらす重厚感がボトムスにマッスル感を高める。このほかにも、NeoSteelsで純正センターキャップを装着するオリジナル志向な選択肢もあるので、それはまた別の個体でぜひ!

人気の各種US ホイールメーカーに加え各銘柄のタイヤラインナップを豊富に在庫する覇王ホイール。ネットショッピングでオーダーすれば、自社でタイヤ組み込み&バランスまでを行い全国各地に出荷。その手際の良さとプロフェッショナルな作業を、現地で取材したくて大阪から鹿児島へ!


HAOU WHEELS
TEL:0995-73-8684 

URL:http://www.haouwheels.com


PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2024年10月号掲載


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Text & Photos|アメ車MAGAZINE