【ダッジチャレンジャー】父から子、そして子から父へアメ車の影響が伝播し続ける

クーペ

ダッジ

アメマガ2024年10月号

チャレンジャー

ラグジ

岐阜県

チャレンジャーSRT Hellcat

チャレンジャーRT

チャレンジャーに魅せられて

親の影響でアメ車に乗る若いユーザーは非常に多い。一般的にはそこで終わってしまいがちだが、オーナーさん親子の場合はそこから父親に影響が跳ね返った珍しいケース。父であり息子であり、良きアメ車仲間でもあるオーナーさんを紹介しよう。

チャレンジャーに魅せられて


エッジカスタムズが並ぶレアな光景が大内家の日常

若い頃からクルマが大好きで、これまで様々な国のクルマを20台以上乗り継いできた大内文春さん。アメ車だけに絞って見ても、20代の頃にアストロに乗ったのを皮切りに、エクスプレスやカマロを購入。最近までH2も所有しており、TPOに合わせてクルマを使い分けている。

さて、そんな父の姿を見てスクスクと育った息子の駿さん。父親の影響をまともに受け、最初に購入したクルマは09年型カマロのV6。初のアメ車ということで、まずはエントリーグレードを購入し、色々とカスタムを実施。その作業は文春さんがかなり手伝ったそうだが、年頃になると口も聞かない親子と比べると、ある意味羨ましい関係と言える。その駿さんが次の愛車として挙げたのが、エッジカスタムズのチェレンジャー。でも簡単に手に入らないし、きっと値段も…と思っていたら、偶然にも家の近くで中古車を発見! 即座に問い合わせ、ほぼ即決で購入したそうだ。

これを見た父の文春さん。親父の威厳を保つためじゃないけれど、それならば…と言うことで、世界限定10台という劇レアなチャレンジャーSのヘルキャットを購入! 決め手となったのはONE&ONLYな存在感。そして今年の春に掲載した本誌の記事を見て、実車を見ずに購入したそうだ。

何だか親子揃って猪突猛進な性格に思えるが、実はこの行動の裏側には13年前の出来事が大きく関係している。大内さんの住む地域は東日本大震災で、津波による甚大な被害が出た場所。住民は半分になってしまい、希薄になった地域の繋がりの維持や、再開の機会を作るために「わたしのふるさとプロジェクト」という名称で夏には祭りを、冬には鎮魂の花火を打ち上げている。衝撃的な経験をしたからこそ「一生懸命生きる」こと、そして「やりたいことを行い、悔いのない人生を送る」という気構えが伝わってくる様だ。

 

文春さんに今後の予定を聞いてみると「完成されたスタイルだから、敢えて手は加えないですね。ガレージを3年前に作ったので、自分でできるメンテナンスはDIYで行なっています」と語る。

 

そんな大内家には、もう1つ喜ばしいニュースが。実は自動車運転免許を取得したばかりの次男も、アメ車が欲しいと言っているということで、大内家に3台のアメ車が並ぶ日は、そう遠い日ではなさそうだ。

'18 DODGE CHALLENGER R/T


EDGE CUSTOMS のM LINEをベースとするが、フロントバンパーは現行型のヘルキャット純正に変更し、鋭い顔立ちとしている。最近ホイールのリム部分をブラックにペイントしたことで、非常に引き締まった雰囲気を醸し出している。今後実施したいカスタムとしては、スプリッターの装着やサスペンションチィーニングを検討中。現在足回りはノーマルのままなので、確かにやや腰高な印象は拭いきれない。

'15 DODGE CHALLENGER SRT HELLCAT


本誌に登場した記事を見て即決して購入した、義文さんのヘルキャット。基本形はチャレンジャーS だが、ボンネットにグラインダータトゥーを施し、個性をさらに際立たせている。バケツの様な深いリムを始め、個性の塊と言っても過言ではなく、それぞれのパーツを見事に調和させているところが、LUXZの技と言える。ちなみに大内さんはなんと表現したら良いか分からない、深みのあるボディカラーが特にお気に入りと語る。

趣味のクルマだけでなく、仕事用のクルマも、可能な限りDIYでメンテやタイヤ交換を実施。そのため工具だけでなく、テスターも所有。置き場所があるからか、以前所有していたカマロのグリルや、チャレンジャーのノーマルマフラーをガレージの片隅で発見。さらに最近はバイクも増車しつつあるそうで、次男君のクルマが入るスペースはあるのだろうか?


OWNER:大内文春さん/父、大内駿さん/息子


THANKS:LUXZ
TEL:058-259-3922
HP:https://luxz.jp/


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜


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