自然な流れのボディパーツにカナードを追加で進化を遂げる【エッジカスタムズ チャレンジャー F】

クーペ

ダッジ

アメマガ2023年3月号

ラグジ

岐阜県

チャレンジャー

チャレンジャーSRT Hellcat

EXOTIC CUSTOMS

EDGE CUSTOMS

エッジカスタムズ

日本はもちろん、世界中のチャレンジャーカスタムを牽引するLUXZ。2021年に登場した初のフルバンパー仕様となる「CHALLENGER F」。そのエボリューションモデルが完成したので、早速紹介しよう!

EXOTIC CUSTOMS


本気で走るためのカスタム、内装の補強&軽量化を実施

EDGE CUSTOMS DODGE CHALLENGER F
(DODGE CHALLENGER SRT HELLCAT)
Produced by LUXZ

2021年の秋に、LUXZ第3のスタイルとして誕生したチャレンジャー「F」。このFという称号には様々な意味が込められており、速さや戦いをイメージさせる言葉であったり、フルバンパーというメッセージが込められているのだ。

 

基本となるFのポイントは、オリジナルのスタイルとは大きく決別した、エアロパーツ類。とくに前後バンパーは直線基調となり、非常にシャープで攻撃的な姿を主張。またこれまで提案した「S」や「R」は一般的なオーバーフェンダー形状だったが、Fではブリスターフェンダーをベースに、わずかにフェンダーアーチを設けることで、まったく新しいフォルムを実現。しかも前後フェンダーを繋ぐようにデザインされたサイドステップは、空気の流れを感じさせる独特な形状で、この造形美こそ、EDGE CUSTOMSの真骨頂と言える。

確かに2021年の12月号で真紅のFを紹介したことはあるが、 LUXZ島澤氏は決してそこで歩みを止めておらず、今回はさらにワンオフ製作のカナード類を追加した、言うなれば「エボリューションモデル」へと進化させた。フロントバンパー一体のスプリッターは大型化され、フロントフェンダーの前後にカナードを追加。サイドステップのデザインと見事に調和しており、ボディ下部の安定感もアップすることで、非常にバランスの良いスタイルを実現。

ボンネットはデーモンのカーボンモデルを流用するが、ワイド化されたボディに横長のダクトが非常にマッチしており、まさにFが目指す自然なスタイリングと言えるだろう。リアバンパーはエアロ一体型で、中央部にはディフューザーを組み込んだデザインを採用。今回注目したいのは、コンパクトなトランクスポイラーに、透明なパーツで追加されたエアロパーツ。後方視界を妨げずに空力性能を向上させるもので、さしずめ「インビジブルウイング」と命名したいほど個性的。

 

さらに注目したいのはインテリアで、せっかくのヘルキャットなら本気で走らせたいと思うのがオーナーの性。それを実現するために、シートはレカロに変更。リアシートは撤去され、ロールケージと一体になったインテリアパネルを新設。もちろんボディカラーに合わせてデストロイヤーグレーにペイントされており、ただ魅せるだけでなく走りの性能にも磨きがかけられていると言えよう。

 

長年に渡り、様々なスタイルを発表してきたLUXZ。このFエボリューションは、まさに集大成と言う言葉が似つかわしいが、きっと島澤氏は「さらなる先」を既に思い描いているに違いない。

空気の流れを感じさせる、美しいボディフォルムを実現。ワイド化しつつ、カナード類でボディ下部のボリュームを増したことで、非常にバランスが良くなったと言える。個人的に刺さったのは、クリア素材で製作したリアスポイラーだ。

ホイールは非常に細いデザインが特徴的な、鍛造のAL13のR60 R-SERIESをチョイス。単なるドレスアップカーではないことが、ミシュラン・パイロットスポーツ4Sを組み合わせていることから容易に想像できる。

EDGE CUSTOMSはエクステリアだけに非ず。今回のデモカーは、本気で走れるようにレカロシートやフロントシートの横までロールケージを装着。リアシートを完全に撤去し、ワンオフのパネルを装着した、まさに本機仕様だ。


Thanks:LUXZ
TEL:058-259-3922
https://luxz.jp


Photo:浅井岳男
Text:空野稜
アメ車マガジン 2023年3月号掲載


関連記事

RELATED


躍動感を体現したスタイルがエッジカスタムズを象徴する

世界で最も早くチャレンジャーのワイドスタイルを提案したLUXZ。常に新たなスタイルを生み出し続けるが、通常の市販モデルとは異なり10台限定で生み出されたのが、この「S」だ。

LUXZ(ラグジ)の名を世に知らしめた 孤高の存在感を放つスタイル

ファッションやガジェットなど、世の中のデザインには流行がある。それはカスタムにも言える事で、時間が経過すると廃れてしまう事もある。だが、本当に優れた物は時間を超越し、普遍的な存在となる。

【エッジカスタムズ チャレンジャーS】フロントマスクの印象から、付いたサブネームは「レッドアイ」

DODGE CHALLENGER SRT Hellcat
EDGE CUSTOMS CHALLENGER S RED EYE

様々なチャレンジャーのカスタムを提案し続けるラグジ

日本だけでなく、世界中のチャレンジャーオーナーが注目する、ラグジのエッジカスタムズ。2021年秋に初のフルバンパーモデル「Fシリーズ」が登場したが、今回はさらにそれを進化させた、今最も新しいFシリーズのデモカーを紹介しよう。

チャレンジャーに乗ることでアメ車に対する価値観が激変

今までアメ車には一度も乗らず、日本車や欧州車を乗ってきたオーナーさん。そんな彼がなぜチャレンジャーを、しかもEDGE CUSTOMSを…。これまで様々なスタイルを紹介してきたが、チャレンジャーと出会い、アメ車の虜になったオーナーさん紹介しよう。

 

最新記事


2024/07/26

物静かな青年が次第に豹変、マスタングにもっと刺激が欲しい!

クーペ

フォード

燃費が…維持費が…。マッスルカーに憧れを持つも、アメ車へのネガティブな思いが強く決断できずにいたオーナーさん。そんな彼が、彼女の後押しによって購入を決めるのだが、次第にアメリカンマッスルの魔力に染まり豹変していく。「音も見た目も刺激が欲しい!」

2024/07/25

ポストビンテージバンの大本命として人気高騰中【シェビーバン ビュービル】

バン

ビンテージ

シボレー

70年代の丸目を筆頭に、フルサイズバンの中でも80年代までの個体がビンテージバンとして人気を博してきた。しかし紹介する個体の様に90年代中頃まで基本コンセプトは変わらない。むしろ熟成された最終モデルこそベストバイ!

2024/07/24

アニメを見て惚れたマスタング、今では押しも押されぬ爆速女子へ

クーペ

フォード

名探偵コナンに登場したマスタングに惹かれてカーボックスを訪れたオーナーさん。一番ド派手なエレノア仕様を選び、チャレンジャー・ヘルキャットに乗る旦那様は走りで負けたくないライバルだ。

2024/07/23

仮契約までしたけどLBスタイルに惚れて変更【ダッジチャレンジャー】

クーペ

ダッジ

過去2回、LBワークスで武装したチャレンジャーに乗ってアメマガ主催イベントamZに参加したみっちさん。軽自動車が長年の愛車だった彼女が、初めてのアメ車としてチャレンジャーを手にするストーリーとは。

ランキング


2024/07/26

物静かな青年が次第に豹変、マスタングにもっと刺激が欲しい!

クーペ

フォード

燃費が…維持費が…。マッスルカーに憧れを持つも、アメ車へのネガティブな思いが強く決断できずにいたオーナーさん。そんな彼が、彼女の後押しによって購入を決めるのだが、次第にアメリカンマッスルの魔力に染まり豹変していく。「音も見た目も刺激が欲しい!」

2024/07/25

ポストビンテージバンの大本命として人気高騰中【シェビーバン ビュービル】

バン

ビンテージ

シボレー

70年代の丸目を筆頭に、フルサイズバンの中でも80年代までの個体がビンテージバンとして人気を博してきた。しかし紹介する個体の様に90年代中頃まで基本コンセプトは変わらない。むしろ熟成された最終モデルこそベストバイ!

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger