DIYで仕上げたハイリフトのハマーH2に14.0Jの刺激的なボトムスで攻める

ハイリフトの定番とは異なるエッセンスに注目
潔いハイリフトスタイルはすべて自身でセッティング
一昔前までは10.0Jを超えれば立派な太履きとして持てはやされたが、大径ホイールの流行とともにそのワイド化は年々増加の一途をたどる。今や14.0J履きが次世代トレンドの異端児として注目を浴びているのだ。
2003y HUMMER H2(ハマーH2)
一昔前はフルエアロ×ロワードカスタムで人気を博したH2 も、昨今ではハイリフトカスタムが主流となってきた。そんななか、ほかとは一線を画す独自のエッセンスを盛り込んで注目を集める一台が加藤さんのH2だ。ベースは2003年モデルで、購入当時はほぼノーマル状態だったものを、6年の歳月を経て現在のスタイルへと一新させた。
特筆すべきは、最先端トレンドに一工夫盛り込んだ独自のスパイス。シャンパンゴールドのボディに自身の背中に彫ったタトゥーと同じデザインのミューラルをリアゲートに施し、白人系カスタムの定番であるビレットを避けたフルポリッシュ履き。さらにはすべてを自身で仕上げた10インチオーバーのハイリフトなど、手数の多さよりも魅せ方にこだわったフォルムが何よりの魅力。
なかでも猛烈にアピールしているのがホイール。フューエル ・ フォージドFF01・14.0J×24インチのリムをセレクトし、足もとから強烈なインパクトを放つように仕向けた計算通りのフォルムで、選択肢の少ない8穴ホイールのなかでは斬新なデザインをいち早く取り入れるバランスのセンスの賜物。また、砲弾デザインのINTERCO・SSM-16を14.5インチ幅でショルダー引っ張り気味な履きこなしももイマドキ。
トレンドスタイルを当たり前に追うのではなく、個性をプラスして取り入れる事が、他とは一線を画す最先端カスタムを具現化する最善のエッセンスなのだ。
攻撃的でワイルドなトレッドパターンを持つINTERCOからリリースされるSSM-16は、ショルダー部分に砲弾のデザインを取り入れる斬新さが魅力。ワイヤーの如く渦を描くデザインがどことなくローライダー的なエッセンスを生み出すフルポリッシュのFUEL ・フォージドFF01。14.0Jの深リムに40×14.5R24インチのタイヤを引っ張り気味で履きこなす姿は圧巻!
シャンパンゴールドベースに程良くクロームのアクセントを取り入れたボディは、あえてシンプルにコーディネートしつつもリアゲートに自身のタトゥーと同じデザインのミューラルを取り入れる。現在、太履きをカバーするオーバーフェンダーをオーダーしており、本誌が発売になる頃にはマッチペイントを施してセットされる予定。
FOX製6インチリフトアップキット+フロントトーションキー、リアレベライザーで3インチ、さらにタイヤサイズを合わせた車高は2m38cm。上げ幅は37cmと大型商業施設の自走式立体駐車場の入庫を諦めた、潔いハイリフトスタイルはすべて自身でセッティング。この上げ幅で元々履いていた22インチ+オンロードタイヤでは貧弱に見えて現在のボトムスへの仕様変更を決意。
FOX製6インチリフトアップキット+フロントトーションキー、リアレベライザーで3インチ、さらにタイヤサイズを合わせた車高は2m38cm。上げ幅は37cmと大型商業施設の自走式立体駐車場の入庫を諦めた、潔いハイリフトスタイルはすべて自身でセッティング。この上げ幅で元々履いていた22インチ+オンロードタイヤでは貧弱に見えて現在のボトムスへの仕様変更を決意。
OWNER◆KATOさん
取材協力◆BALANCE AUTO PARTS WAREHOUSE
TEL:072-679-1600
HP:http://www.balance-ap.com
撮影&原稿◆石井秋良
最新記事

2025/06/13
【2008 トヨタ セコイア プラチナム】逆輸入車を代表するプレミアムSUVの大本命
かつては逆輸入車のムック本が発行されるなど一世を風靡した逆輸入車。中でもセコイアは当時のSUVシーンにおいてエスカレードやナビゲーターと肩を並べるプレミアムSUVの大本命だった。

2025/06/06
【フォードマスタングGT】派手さの中に垣間見える、繊細な拘りも見逃せない
日本のカスタム技術をフルに取り入れ、SEMA SHOW出展を果たしたジェットシティのマスタング。その雄姿に触発され、「世界基準」のマスタングに乗るべくジェットにカスタムを依頼したオーナーさん。その全貌が遂に公開された!