スポーツからクラシックまで 憧れのアメリカンが勢ぞろい!博物館並みの カーコレクション!

クーペ

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コルベット

デイトナ

アメマガ2018年8月号

GT40

コブラ

大分県の某所、輸入車販売店を利用したガレージに古今東西の名車を収蔵。ナンバー付きの完動状態で保管する個人コレクションに本誌がメディアとして初潜入!


1965 DAYTONA COUPE

アメ車大好きオーナーに注目!

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OWNER:温たまさん

2017年にコレクションとして追加、憧れの「デイトナ・クーペ」を入手!大分県の某所、輸入車販売店を利用したガレージに古今東西の名車を収蔵。しかも、その大半を占めているのがアメ車だ。ナンバー付きの完動状態で保管する個人コレクションに本誌がメディアとして初潜入!

希少なアメ車を完動状態で所有!

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同じクルマの愛好家でも、その趣味趣向は千差万別だ。読者諸兄のように熱心なアメ車の愛好家もいれば、ヨーロピアンスポーツやクラシックカー、大型SUVまでそのジャンルは多岐に渡る。もちろん、その垣根を越えて、クルマ全般を好きな人もいるが、ここで紹介する大分県の温たまさんもそんな幅広いジャンルを網羅してきたクルマの愛好家のひとり。

インポートカーの販売店を改装したガレージには様々なクルマがコレクションされている。ランボルギーニ・ムルシエラゴ・ロードスターなどヨーロピアンのスーパーカーはもちろん、WRCで活躍したランチア・デルタ・エボ・、DTMで活躍したメルセデス・ベンツ190E2.5‐16エボリューション・など往年のモータースポーツで活躍したスポーツモデルもラインナップ。

さらにケーニッヒが手がけたベンツR129SLの限定コンプリートモデルなど希少車も並ぶが、その博物館並みのコレクションにおいて最も大きなウェイトを占めているジャンルがアメリカンモデルにほかならない。

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1948年型のシボレー・フリートラインを筆頭に1964年型のコルベットC2クーペといったクラシカルなモデルから、デトマソ・パンテーラやフォードGT40などの骨太のアメリカンスポーツも並ぶ。しかも、驚くことにその全てはナンバー付きで完動の状態。単なるコレクションではなく、ドライブを楽しんでいることに温たまさんの愛情が伺える。


コルベットの出会いでアメ車ライフを開始!

さて、そんなアメ車フリークでもある温たまさんにとって、アメ車とので出会いがコルベットだった。「最初はトヨタ・ソアラに乗っていたんですけど、後輩が同じソアラを買ったので、マネをされたくなくて外車を買うことにしたんですが、当時、取引先にC4のコルベットに乗っている人がいましてね。スタイリングやメーターなどのデザインに圧倒されてコルベットを買いました」と温たまさん。

この出会いをきっかけに、コルベットを2台乗り継ぐほか、セカンドカーにグランドチェロキーやアストロを購入するなど温たまさんのアメ車ライフがスタート。その後は「他のクルマにも乗ってみたくなった」と語るように、温たまさんはメルセデス・ベンツSLやフェラーリ355、さらにランボルギーニ・ディアブロなどを乗り継ぐものの、「ベンツは個性がないし、フェラーリは加速が弱かった。ディアブロは加速が良かったけれど、スーパーカーでツーリングするのは疲れるからね。

それにアメ車はヨーロピアンより個性が強いし、トルクがあって気楽にドライブできることもあってコルベットに戻った」とのこと。こうして温たまさんはC1からC6まで、計9台のコルベットを乗り継ぐことになったのである。「最新モデルに乗ったけれど個性がないし、それに旧型モデルのボディラインが好き」との理由から、所有するクルマもクラシカルモデルが中心だ。現在はC1をレストアしているだけに今後も温たまさんのアメ車ライフは続く。

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温たまさんのコレクションに最近になって加わった一台がコブラ・ディトナ・クーペだ。ご存知のとおり、1964年から1965年のレースシーンで活躍したレーシングカーを入手。この一台は、シェルビー・アメリカン公認のレプリカモデル。「コブラは持っていたがどうしてもクーペボディが欲しかった」とのことで、2017年に入手した。「レプリカとはいえ、やっぱりレースをするために作られたクルマだけあって乗っていて楽しい」とのことでお気に入りの一台となっている。

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まさにアメ車のミュージアム!コレクションの名車たち

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1965 AC COBRA

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こちらはコブラのアルミボディモデルで希少な一台。コンストラクターが製作したレプリカではなく、メーカーが製作した本物で、コブラのオーナーたちの視線を集めるマシンだ。もちろん、ナンバー取得の完動状態なので、いつでも走行可能となっている。  

1964 CHEVROLET CORVETTE C2 COUPE

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「自分が生まれた年のコルベットが欲しかった」と語るように温たまさんは1964年型のシボレー・コルベットC2クーペを所有。C1からC6まで歴代のコルベットを計9台も乗り継いできた温たまさんにとっても、思い入れがあるだけに美しい仕上がりだ。  

FORD GT40

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フォードが開発したプロトタイプのレーシングカー、フォードGTのロードバージョンであるフォードGT40も温たまさんのコレクションの一台だ。当時を彷彿とさせるスタイリングは健在で走行性能も抜群。温たまさんのお気に入りの一台となっている。

1973 DE TOMASO PANTERA GT4

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7Lの大排気量エンジンを搭載したデ・ドマソ社のスーパーカーで、温たまさんの所有車はグループ4モデルをリファインしたGT4モデル。ワイドトレッドタイヤを収めるためにカスタマイズされたオーバーフェンダーが特徴でインパクトの強いマシンとなっている 。

1948 CHEVROLET FLEETLINE

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ローライダーモデルも愛好する温たまさんは1948年型のシボレー・フリートラインも所有。当時の最高級モデルだけあって豪華な仕上がりで、温たまさんの一台はカスタムカーショーで優勝したマシンとなっている。

CONTEMPORARY COBRA

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温たまさんのもう一台のコブラが、コンテンポラリーモーターカンパニー社製コブラで、マフラーのシステムやフェンダーのラインなどが個性的な仕上がり。アルミボディのコブラとはまた別の個性がある一台だ。  

2015 Ultima GTR

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こちらはフォード製のエンジンをハーフナー社がチューニングしたアルティマGTRハーフナーツインターボ。温たまさんによれば「パワーウエイトレシオが1kg/psなので今までのスーパーカーとは違う」とのこと。


■PHOTO&TEXT:IZUMI HIROMOTO
アメ車マガジン 2018年 8月号掲載


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