憧れのC2コルベットをアップグレードして乗る喜び

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スティングレイ

ドルシー

EXCITING60’s

三重県

「大人が乗れるC2スティングレイ」


1967y CHEVROLET CORVETTE

EXCITING60's
純正然としたスタイルを守りつつ、各部にさり気なく変化を付けた個性。そこに普段乗りに適した快適性をプラスすることで、ビンテージなのにその不安を払拭。絶妙なモディファイが光るC2コルベットに注目だ!

オリジナル色のシルバーに見えて、太陽の下で近づいて見るとギラっとメタリック感を主張するボディカラーはレンジローバー純正のシルバーメタリックを採用。

ホーリーキャブへの換装やエアクリーナーのサイズアップに伴って当時のオプションであるビッグブロック用ボンネットフードに変更。塗り分けも当時のパターンを忠実に再現。両サイドで存在感を主張するマフラーは当時の純正オプション品にチェリーボムを2つ追加してセットしている。

随所に隠し味の効いた「大人が乗れるC2スティングレイ」
1967y CHEVROLET CORVETTE

年々程度の良い個体が少なくなって、かなりレアな存在のビンテージコルベット。日本国内仕入れでは限界となりつつある昨今、本国からの買い付けも珍しくなくなってきた。この個体もそんな中の一台。かつて米軍のオーナーが愛用していた黄色の67年型C2を、ローカル情報誌の個人売買コーナーに掲載しているのをドルシー代表の岩城さんが見つけ、アメリカへ飛んで直接本人と交渉し、日本へ持ち込んだのだ。


海外への買い付けは基本的に自身で足を運び、現車をチェックするのがドルシーのスタンス。中でもフレームのチェックは必須で、ここを中心に良い個体か否かを見極めるとのことだ。このC2に関してはボディカラーのリペイント、400ciエンジンへの積み替え、ビッグブロック スティンガーフードボンネットへの換装などの手が加わり、前オーナーの愛情が随所から伝わってくる程度の良い個体だった。


しかし、そのまま販売してしまっては芸がない。オリジナルの良さを守りつつも、玄人好みのモディファイをプラスして「大人が乗れるC2スティングレイ」をコンセプトに、メタリックの効いたレンジローバー純正シルバー塗装、リアサスペンションのコイル化、トレーディングアームによるワイドトレッド化。

さらには2インチロワードされたボディとのバランスを考慮して、タイヤ扁平率を70から60へ変更するなど、素材の良さを最大限引き出す隠し味の効いたアレンジがスバラシイ。

6.6ℓ400ciエンジンを皮切りにパワーグライド2ATから700Rの4ATに換装されたパワートレーン。ホーリーキャブや吸排気効率にも手が加わり、時速120㎞を1200回転ほどで楽に流せるまで改善。急な坂道やハイウェイ走行など通常なら唸ってしまうような場面でも、V8のトルクフルな加速感を堪能させてくれる。



フロントをビッグブロック用のロワードスプリングに、リアリーフはQA1のリンク式コイルサスペンションに換装して約2インチのローダウンを敢行。しかしタイヤ扁平率をオリジナルの215/70R15から215/60R-15に変更することで純正然としたフォルムを残す。トレーリングアームでワイドトレッド化されたリアホイールはバランスを配慮してのものだ。



モダンな曲線が美しいインパネ周辺はすべてオリジナルを守る。カーペットを初めシートや内張りは綺麗に張り替えられており、年数から考えると止まっていてもおかしくない時計の針まで蘇らせている。ミスマッチなオーディオヘッドユニットも見えない場所に設置するなど、オリジナルの良さを崩さないスタンスを追求。


4ATの恩恵を強く感じさせてくれるハイウェイ巡航時の心地よいトルク感。そしてリーフスプリングとは一線を画すコーナーでの踏ん張りが効いた、安心して攻められる足。

また、ヘダーズ+チェリーボムの追加で音量のさじ加減が絶妙なエギゾーストサウンドを含め、アクセルを踏んだ時の印象は良い意味で「別格」。雰囲気を崩さずにパフォーマンスアップ&コンフォータブルを高次元で実現させた一台と言える。


1967y CHEVROLET CORVETTE

メカニック兼セールスとして一人でショップを切り盛りする岩城代表。独立当初は高年式モデルや逆輸入車の販売も意欲的に行なっていたが、当時から常に数台在庫されていたビンテージモデルの数は年々増え続け、近年ではビンテージアメリカン専門店の如く、ファクトリーには往年の名車がずらりと並ぶ。

最新モデルのコンピューター診断はもちろん、エンジン、ミッションオーバーホールなど旧車に必須と言える技術や知識、経験も持ち合わせておりジャンルを問わず頼れるショップと言えるだろう。




■取材協力:ドルシー 
(http://www.dollar-c.jp)
■Text & Photos|アメ車MAGAZINE


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