ジムカーナ仕様のC3コルベット

クーペ

ビンテージ

シボレー

コルベット

東海カーズ

アメマガ2020年7月号

過激に挑め!! MUSCLE WARS

C3コルベット

シェビー

愛知県

1982 CHEVY CORVETTE

過激に挑め!! MUSCLE WARS


1982 CHEVY CORVETTE

見た目はボロくてラットでも、走りはビンビンだぜぇ!

「見た目はボロくてサビサビでも、走りはビンビンだぜぇ!」というスタイルを貫く東海カーズ。もちろんお店の在庫はバリもののビンテージカーが揃うが、それでガツガツ走るのは些か気がひける。そんな人にオススメなのが、ラットスタイルという訳だ。

飾るだけではなく、乗って走ってナンボ!

ビンテージマッスルを数多く取り揃えるが、骨董品のように飾って楽しむのでなく「クルマなんだからガンガン走りを楽しもうぜ!」と声を大にして唱える東海カーズ。もちろん「走り」と言ってもそのスタイルは人それぞれ。また昨今のご時世を考慮すると、どうしても「合法的に」というフレーズは欠かせないものだと言えよう。

1982 CHEVY CORVETTE

さて、今回紹介するカーズのC3コルベットは、走りと言ってもジムカーナというジャンル。誰が決めつけたか知らないが、アメ車=直線番長で曲がらないクルマ…というイメージが染み付いている。だが、キチンと整備を施したアメ車に乗ってみると、それは間違った情報だと理解できる。ちなみにリヤセクションにはサーキット用のタイヤを自分で運べる用にタイヤラックを装着。走行時には着脱できるように設計されており、走りの性能には影響しないように考慮されている。

 

「せっかくのビンテージカーなのに…」と思う一部のマニア層はいるかも知れないが、そのようなフルノーマルにこだわる人に限って「雨の日は乗らない」とか「サーキットに行くと壊れる」とチキンな発言ばかりをする傾向が強かったりする…。「乗って壊れたら直せばいいじゃないか!」と東海カーズの細井さんはこれまでも度々発言しているように、まさにせっかくのマッスルカー、走らないでどうする! と言いたいね。強いて言わせて貰うなら、乗らないマッスルカーはミニカーと同じだ!」と。

1982 CHEVY CORVETTE

今回は撮影用にラジアルT/Aをラックに積むが、カーズ細井さんのオススメは、街乗りからサーキットまで万能に使えるRE71Sを推奨。もっと本気で走りたいならSタイヤという選択もアリだ。

_N6I8719

コルベットというとそのスタイリングのせいか、どうしても最高速チャレンジのイメージが強い。もちろん速さを犠牲にはしていないが、敢えてアメ車が苦手とするイメージが強いジムカーナ用にモディファイ。基本的なスタイリングは大きく崩さないが、リヤにアタック用のタイヤを積載可能としているのがポイント。

1982 CHEVY CORVETTE

コルベットのテールに2本のスペアタイヤをマウント。違和感の感じるそのシルエットは、あたかもデロリアンのタイムマシーンの様に見えなくもない。

_N6I8878

リヤセクションに設けられたタイヤラック。スペアタイヤがあれば、帰りの事を考えずアグレッシブに走れるというもの。

_N6I8883

分解可能なので、アタック時に極力車両重量がアップしないよう配慮されている。

_N6I8748

通常のブレーキはもちろん残しているが、ドリフトしやすいように油圧式のサイドブレーキを装着。縦に伸びたレバーは、さながらD1マシンのようにも見える。

_N6I8740

エンジンは350のV8を搭載。エーデルブロックのエアクリーナーとキャブレターに変更するが、大掛かりなモディファイはせず基本的なメンテナンスを行なう程度にとどめている。


SHOP DATA:TOKAI CARS【東海カーズ】

TEL:0533-86-8890
Mail:info@car-s-mm.com
PHOTO&TEXT:編集部
アメ車マガジン 2020年 7月号掲載

関連記事

RELATED


和テイストの69カマロ。本質的な部分は、やはり「走り」だ。

1969 CHEVY CAMARO

【1982 シボレー コルベット】走ることだけをとにかく優先し400cbiエンジンや5MTに換装

ビンテージアメリカンを何台も在庫し、見比べてお気に入りの1台が選べる。東海カーズを初めて訪れた人は「夢のような空間ですね!」と驚きを隠せない。だが代表の細井さんは、愛車の見た目に関心はなく「いかに気持ちよく走れるか」を大切にしている。

カッコイイクルマである!それがコルベットの宿命

大きく張り出したフェンダーフレアと対照的に、ドアサイドが官能的にくびれたC3コルベット。様々なアメ車を扱うカーズスパークには、現在2台のコルベットが在庫している。

キチンと整備すれば普通に走る!カスタムすればもっと楽しめる!【東海カーズ】

ビンテージカーって乗りこなすの大変なんでしょ!? と多くの人が思うだろう。もちろん現代車の様な扱いはできないが、付き合い方やメンテ、さらにはカスタムすれば普通に乗れちゃいますよ♪

いつまでも走り続けていたい!ロックな人生にアメ車は不可欠

アメ車の魅力に引き込まれ、複数台所有する人も少なくない。でもマッスルカーばかり…と言う人はレアなケースだろう。

 

最新記事


2025/12/02

【Camp Jeep 2025】Jeepとともに全力でアウトドアを満喫できるキャンプイベント

イベントレポート

Camp Jeep 2025 with Feel EARTH
新潟県 苗場高原オートキャンプ場

2025/11/27

真夏にサーキットを全開で走る?【82CUP】

イベントレポート

82CUP
美浜サーキット
2025.07.27

2025/11/25

【クアートFAB】アメ車のカスタムは超得意だけどストックやベース車両も販売中!

クーペ

SUV

ダッジ

リンカーン

アメ車が欲しいけれど、専門店は敷居が高そう…。そんな心配を抱く人におすすめしたいのが、岐阜のクアートだ。代表の酒向さんは30歳代と非常に若いが、オープンして10年のキャリアを持ち、カスタムだけでなくメンテナンスにも精通しているので、頼もしいお店だ。

2025/11/22

【クアートFAB】創業から10年目という節目の年に広くてスタイリッシュな店舗に移転

ショップ

ランキング


2025/12/02

【Camp Jeep 2025】Jeepとともに全力でアウトドアを満喫できるキャンプイベント

イベントレポート

Camp Jeep 2025 with Feel EARTH
新潟県 苗場高原オートキャンプ場

2020/08/31

魅惑のマッスルカー黄金時代:1960年代と70年代の誇り高き車両たち

ビンテージ

人気のあるマッスルカーであるマスタング、カマロ、チャレンジャーに焦点を当て、1969年のシボレー・カマロ、コルベット、フォード・マスタング・ボス429を紹介。性能やコストパフォーマンスだけでなく、美しさや運転の喜びにも注目。

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2021/10/13

ライバル達が生産終了するなかエクスプレスは今も現役販売される

バン

シボレー

2017 Chevrolet Express 2500 LONG EXPLORER CONVERSION