走りのスペシャルティショップのシャフトにて、アライメント調整を行う。
走りのスペシャルティショップのSHAFTにて、アライメント調整をお願いすることにしたのだ。
No MUSTANG No Life! MUSTANG SPOOKY

今度はハンドリングが気になりだしたのよね…
フロントのアライメント調整を行なうの巻
2018年7月号のマスタングスプーキーでレポートしたように、エンジンの不調が解消された。すると、今まで気にならなった細かい部分が気になるようになったのだ…。
どうにも真っ直ぐ走らない、そしてそれ以上に真っ直ぐ止まらない。そこで今回も走りのスペシャルティショップのSHAFTにて、アライメント調整をお願いすることにしたのだ。
目視でも分かってしまうトー角のズレを調整する

前述しように、2カ月前にエンジン関係の調整を行ないすっかりゴキゲンなクルマとなったマスタング・サブロー号。しかしエンジンが調子良くなると、別の部分が気になるようになってしまった…。
今度気になるようになったのは真っ直ぐ走らない、止まらないということだ。これを修正するためには「アライメント調整」を行なうのだが、今回も前回同様に埼玉県深谷市に店を構える「シャフト」に相談。
このショップは基本的にはハーレーショップなのだが代表の栗原さんが大のアメ車好きということもありクルマの調整機器の設備が整っているのだ。で、早速アライメントテスターにかけて、サブロー号の現在の状態を診断していただくことにした。

真っ直ぐ走らない、止まらない原因としてリアホーシングのスラスト角を疑ったが、3Dアライメントテスターで診断したところ、スラスト角はそれほど深刻なものではないことが分かった。スラスト角がズレている場合はスラストキットを使い補正しなければならないが、次回にとっておく。
それ以上に深刻だったのがフロントのトー角をはじめとするズレだったので、今回はカムボルトを調整して、トー角とキャンバー角を総合的に修正していく。
シャフトには、マスタング社製のダイナモメーターというハイテクマシンをはじめ、今回使用するジリオーニ3Dアライメントテスターも導入している。
このアライメントテスターでは、フロントのトー角(トーイン・トーアウト、キャスター角、キャンバー角、キングピン角、そしてリアのスラスト角の状態をチェックできるのはもちろん、この地球上のほぼすべての車種情報がデータバンクに入っており、車種ごとのセッティングができるのだ。
で、診断によると、フロントのトー角、キャンバー角が豪快に狂っていることが判明。数年前にサスペンションを交換した際にアライメント調整はしてはいるが、サスのヘタリ、走行距離などにより狂ったようだ。

①ステアリングをセンターにして左右の車輪の位置を見てみると、目視でも違いが分かる状態だった。運転席側と助手席側でタイヤの位置の違いが分かってもらえるはず。これはキャスター角にズレがあり、すなわち直進安定性が損なわれていると言える。
ただし目視はあまりアテにはならず(フェンダーが歪んでいる可能性もあるため)、ちゃんと測定することが重要なのである。
②目視でもうひとつ分かったことがトー角とキャンバー角。トー角は左右ともにトーアウト、キャンバーはネガティブキャンバーになっていた。これらをしっかりとテスターで計ると…。
③さすがは機械はウソをつかない。サブロー号の車輪の状態が一目瞭然だった。図のように右前が大幅にトーアウト&ネガティブキャンバーになっていた。左前も少しズレていた。
④フロントロワアームにあるカムボルトという部品を締めたり緩めたりすることでトー角やキャンバー角を調整するのだが片側が側錆びてバカになっていたので新品に交換することにした。
⑤テスターの画面表示の数値を見ながらカムボルトを調整していく。力も必要だが繊細な作業なのでスキルは必要のようだ。少しずつ何度も調整を行なうという地道な作業なのだ。

調整後に試乗してみると、これまでのサブロー号とはまるで別モノ! とにかく直進安定性が向上、そして真っ直ぐ止まるようにもなった。さらにコントロールしやすくなったことでコーナリングもスパっとキマルようになったのだ。
今後フロントのキャスター角とリアのスラスト角を調整すれば、もっと走りやすくなると思うと今から楽しみである。それらの調整は近日中に行なう予定なので、調整後にレポートする。
アメ車マガジン編集部一のヲタク。異常なまでに物欲が強く、モノへのこだわりも人一倍。現在の目標はアベンジャーズのメンバーになること…キャプテンアメリカの本気のシールドをゲットしたので宇宙人との闘いには準備万端…という痛いナイスミドルである。 
初号機:サブロー号 1968 FORD MUSTANG 
イジリー木村の初号機「サブロー号」。1968年型のマスタングGTだがシェルビーGT500ルックになっているのが特徴。390ビッグブロックエンジンを搭載したれっきとしたマッスルカーなのだ。
弐号機:ブシロー号 1976 FORD MUSTANG Ⅱ 
弐号機の「ブシロー号」は1976年型のマスタングⅡ。自走できるようにはなったが、不人気車の宿命か、パーツが入手困難につきレストア作業はなかなか進んでいない…。土にかえる日は近い。
完璧なセッティングをしたいならSHAFTへ行け!

「シャフト」では、今回使用した3Dアライメントテスターの他に、マスタング社製シャシーダイナモメーターを完備。これは、2輪、3輪、4輪の車両のパワー、トルク、スピードを測定でき、前輪駆動、後輪駆動に加え、4輪駆動車にも対応。

専用アプリケーションで運用し、測定できる最高出力は3000hp!!! 最高速度は2WDで300km/h(190mph) 、AWDで240km/h(150mph)。設置場所の気温や湿度に機械を合わせてから使用、付属する各種のセンサーには補正機能があり、測定器として極めて正確、安定したデータを得られようになっている。
またあらゆるメーカーと年式、モデル別に車重や空力特性(エアロダイナミクス)などのデータを集積。すなわちダイナモメーターでエンジン、そして3Dアライメントテスターで足回りの調整を行なえる。走りに関する二つの重要なファクターを完璧にセッティングできるというわけだ。
SHAFT Tuning Laboratory
location◆埼玉県深谷市上柴町東3-16-14 柴崎8番倉庫
phone◆048-501-7893
URL◆http://shaft-labo.jp/
営業時間◆10:00~19:00
定休日◆月曜日
撮影:能勢博史
アメ車マガジン 2018年 9月号掲載
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