ノンターボで楽しむ チャレンジャーSRT392 正統派モダンマッスル。
派手過ぎず大人し過ぎない大人のためのマッスルカー
アメマガ・リコメンド・モデル 2015 DODGE CHALLENGER 392
日本国内で正規販売されていないモデルはもちろん、正規輸入されていても国内にはない魅力的なグレードを直輸入するBUBU。比較的ビンテージカーを積極的に取り扱う横浜店だが、近年盛り上がりを見せつつあるモダンマッスルも積極的に取り扱い在庫している。
派手過ぎず大人し過ぎない大人のためのマッスルカー
圧倒的なハイパフォーマンスを誇る、チャレンジャーのヘルキャットやデーモン。確かにスペックを見ると、とてつもないものがあるが、果たして乗りこなせる人がどれだけいるのだろうか? また、スーパーチャージャーで捻り出されたパワーよりも、やはり自然吸気が生み出す滑らかな加速の方が好き、という人も多いことだろう。
そんな御仁に特にオススメしたいのが、BUBU横浜に在庫している「SRT392」だ。 モデルとしては2015年型になるが、日本では未登録車なので3年間の車検を取得可能。コンディションとしてはフルノーマルで、走行距離は僅か8400km!ようやく慣らし走行が終わったくらいと言っても過言ではない。
6.4LのV8サウンドは、イグニッションを捻った瞬間こそ早朝ではご近所を気にした方が良いかも知れないほど。とはいえ、アイドリング時は意外なほどジェントルでもある。包み込まれるようなインテリアは非常にスポーティだが、滑らかな変速を実現する8ATのおかげもあって、クルージングも快適。
もちろん、ひとたびアクセルを踏み込めばマッスルカーらしい獰猛さを見せてくれるので、ある意味ジキルとハイドといった、二面性を楽しめるクルマとも言えよう。 ちなみに気になる価格は税込638万円。新車並みのコンディションで、グリーンのチャレンジャーが欲しかったと言う人には、又とない千載一遇の、しかもラストチャンスと言えるだろう。
2015 DODGE CHALLENGER 392
基本的にフルオリジナルの状態。ヘッドライトの内側はヘルキャット同様、インテークとなっている。また、テクノロジーグループをセットしており、レーダークルーズやサンルーフといった快適装備も備わる。ちなみにエンジンフードは通常タイプ。シェーカーフードは「アメ車らしさ」はあるが、雨の多い日本には不向きとのこと。
エンジンは6.4?のV8を搭載。ボンネットを貫通したシェイカーは、いかにもアメ車的な雰囲気を味わえるが、今回のSRT392は一般的なエアクリーナーボックスタイプ。シェイカーは雨漏りの危険性がなくもないので、屋根がない人にはこちらをオススメしたい。
サスペンションは専用のチューニングが施されており、ショックは前後ともビルシュタインを標準装備。言わば、メーカー自らがチューニングを施したモデルであり、最廉価モデルの倍近い価格は、決してダテではない。
ホイールはSRT専用の鍛造20インチを採用。前後共、ピレリP-ZERO NERO(275/40R20)を装着。その奥に見えるブレーキシステムはブレンボで、フロントは6ポット、リヤは4ポットキャリパーを採用する。
赤い文字盤がレーシーな雰囲気で、ドライバーをその気にさせてくれる。ステアリングはSRTの専用品で、操作がしやすいように6時部分がフラットとなる。0→400mやサーキット走行で役立つローンチコントロールのスイッチは、エアコンの上にセットされる。
BUBU横浜
神奈川県横浜市緑区霧が丘5-1-5
Tel:045-923-0077
http://www.bubu.co.jp/shop/yokohama/
関東エリアを中心に、全国各地に店舗を構えるBUBU。特に、アメリカからBUBUが直接買い入れを行なっているBCDは、自分の好みの1台を作り上げることができる。もちろん在庫も豊富に取り揃えており、自分のお気に入りの1台がきっと見つかることだろう。
Photo◆Takeo Asai Report◆Ryo Sorano
アメ車マガジン 2018年 10月号掲載
最新記事
2024/10/07
アメ車の偏見を払拭し、本当に好きなクルマに乗る【クライスラー300】
ユーチューブチャンネルをきっかけにジェットシティを訪れたブラジル人のオーナーさんは、アメ車は欲しいが維持費などに不安があり、国産車のカスタムを依頼する予定だった。しかしジェットシティとの対話から、本当に好きなクルマに乗ることを決断する。
2024/10/05
走りを楽しむCHALLENGER OWNER 続々CARBOXに集結中!!
アメ車を長く乗る秘訣として、「走ることを楽しむ」ためのスタイルを優先する広島のカーボックス。それに共感するオーナーは年々増加し、競い合うように上を目指している。そんなチャレンジャーオーナー達の撮影会を開始!
2024/10/04
正しいトラックの使い方とは 何たるかを地で行くスタイル!【1977y シボレーC-10】
希少価値は年々高まり、コンディションの良い個体は高値で取引されるシボレー・C-10。しかしそんな情勢には目もくれず、モデルイヤー相応に、むしろちょっと老けて見えるくらいヤレた77年型のC-10を軽トラ感覚で乗りこなすスターキーズハンバーガー店主の日常に密着。
2024/10/03
【シェルビーF150スーパースネーク】より低くオンロードに特化したスーパースネーク
ハイパフォーマンストラックと言うジャンルを築いた、フォード・SVTラプター。そしてフォードは、そのラプターをも凌駕するシェルビー・F150スーパースネークを登場させた。最高出力は、なんと770馬力。並みのスポーツカーでは太刀打ちできない加速を備えた、まさにシェルビーの名に相応しいモデルとなっている。