北米発の「グリッドオフロード」がJKラングラーをメイクし、ストリートシーンに殴り込みをかける。
超絶クールなホイールがオフロードの本場で誕生
JEEP WRANGLERGRIDOFF-ROAD
北米発のタフギアホイールブランドが 生粋のオフローダーのボトムスを飾る
オフロードスタイルの人気とともにオフロードに特化したホイールブランドも乱立。状況としてはまさに群雄割拠。そんな中で新たに頭角を現す「グリッドオフロード」がJKラングラーをメイクし、ストリートシーンに殴り込みをかける。
超絶クールなホイールがオフロードの本場で誕生
トラックやSUVをベースとしたオフロード系カスタムが注目を集めている。しかし、このスタイルは今に始まったことではなく、だいぶ前からすでに確立されていた分野。流行に左右されることなく人気を博し、さらにここ最近はさらなる盛り上がりを見せる。その要因のひとつとして、オフロードに特化したホイールブランドが出現したことが挙げられる。
これまでにないサイズをラインナップに揃え、デザインもお洒落でバラエティに富んで、新たなオフロードスタイルを構築するうえで欠かせない存在となった。それゆえ、一時期ラグジュアリーホイールブランドが乱立したのと同様の出来事が起きている。
そんな中でも、サヴィーニの流れを汲むグリッドオフロードホイールは、タフを売りにしてきた他ブランドとは異なり、そこにシャープなデザインをプラスしてカッコ良さを追求。さらにラインナップも1ピース&2ピースの鍛造モデルと1ピースの鋳造モデルを用意。
フルオーダー可能な鍛造モデルはやはり値が張るが、17インチであれば1本7万円台~手に入る鋳造モデルをオススメしたい。正規での販売ルートも確立されているだけに要注目だ。
ラングラーらしい野性味溢れるスタイルを創造
グリッドオフロードホイールを展開するグリッドオフロード・ジャパンが製作したデモカーは、ジープ・JKラングラーがベース。しかし、4ドアモデルのアンリミテッドではなく、敢えて2ドアモデルというのがミソだったりする。 日本でも複数台所有していることはもはや珍しくはない。
だが都心部では一家に一台が主流とあって、やはり一台で人も荷物も積めてマルチに使えないと不便だけに、ラングラーの売れ筋は圧倒的に4ドアモデルなのだ。しかし、ラングラーは生粋のオフローダーである。悪路走破性を考慮した場合、圧倒的に有利なのは全長が短い2ドアモデル。
それに本国では日本ほど利便性に重きを置いてはおらず、ドアの枚数よりもラングラーに乗ってどう楽しむかが本場流の乗り方とあって、2ドアモデルを選択。 まずはスタイルを構築するうえで欠かせないのがボトムス。数ある同ブランドのラインナップの中で、1ピースキャストのGDシリーズから「GD1」をセレクト。
骨太な7スポークをベースとしつつカラーインサートを組み合わせることで、力強さと華やかさの二面性をアピール。サイズは22×12J。これにタイヤは外径37インチのRADARRENEGADE R7 M/Tを組み合わす。 元々タイヤハウスにクリアランスがあるラングラーとはいえ、37インチのタイヤを装着しようとなればリフトアップは必須。
そこでラフカントリーの4インチリフトアップキットをインストールしてクリアしたわけだが、これは走破性の向上にも一役買っている。 そんなボトムスに相応しいフォルムを形成するために、エクステリアは前後ともアイアンバンパーを採用するとともにフロントにはウインチを装備して強靭さをプラス。
そしてさらなるポイントは、ミリタリー四駆を始祖とするラングラーだけの特権というべきオープンスタイルを楽しむため、純正ドアはラギッドリッジのチューブタイプを、ルーフはハードトップからラフカントリーのソフトトップを採用することで開放感を演出していること。
まさにラングラーらしい野性味とオフロード色を強烈に押し出すグリッドオフロードが組み合わさって、トレンドの最高にクールなマシンへと仕上げられている。
1ピース・キャストのGDシリーズを筆頭に、2ピース・鍛造のGFシリーズ、1ピース・鍛造のGF-MONOシリーズを展開するグリッドオフロードホイール。そのラインナップは豊富で、しかもバリエーションも充実しているとあって人気を集めているなか、デモカーに履かせたのは1ピース・キャストのGDシリーズ「GD1」。サイズは22×12J、オフセットは-44。
タイヤはRADAR RENEGADE R7 M/T(37×12.50R22)。 ルーフを取り外すことでオープンスタイルを楽しめるラングラーだが、ドアもチューブタイプとすることでさらに開放感を味わえる。フロントウインドーにはLEDライトバーを装着。
サイドステップはラフカントリーのDS2ドロップステップ、リアバンパーもフロント同様にアイアンタイプとすることでハードな印象をもたらす。
バンパーはラングラーらしくハードな印象を与えるべくアイアンバンパーへと交換され、ウインチも搭載。ヘッドライトもイマドキ主流のLEDタイプがあしらわれている。
生粋のオフローダーだけに、アゲスタイルを構築するためのサスペンションキットは数知れずある中からラフカントリーをチョイス。
4インチのリフトアップを施すことによってタイヤハウスのクリアランス拡大し、37インチ外径タイヤの装着を可能とした。これに合わせて同ブランドのインナーフェンダーを組み合わせている。
★GRID OFF-ROAD JAPAN
★TEL/054-277-0551
★URL/http://grid-offroad.jp
PHOTO&TEXT:AMEMAG
アメ車マガジン 2018年 11月号掲載
最新記事
2024/10/12
キリっと引き締まった新顔がチャームポイントの新型モデル【ジープラングラー】
アメリカ本国ではすでに発表されていた新型モデルを、2024年5月10日から全国のジープ正規ディーラーで販売を開始した。今回はあまり大きな変更は実施されていないものの、アイデンティティであるグリルをデザインしなおしていることが一番のトピックだ。
2024/10/11
カリフォルニアハウスには国産車よりも断然アメ車が似合う!【1978y シボレーC-10】
赤いC-1500で一度本誌にも登場したことのあるオーナーさん。実はその後ハイエースへと乗り換えて数年間は便利で快適なカーライフに身を置いていた。しかし、自宅に停めたその雰囲気がシックリこない。セカンドカーのジムニーでも何か違う。ってことでC-10を停めてみたら完璧!
2024/10/10
直線基調のロングホイールベースで魅せる【カプリスワゴン】
故きを温ね新しきを知る。いわゆる“温故知新”ということわざがあるが、若者たちのアメ車事情は新しきを知ってから古きを知るという逆転現象も珍しくない。2000年以降に生まれた若者たちを魅了してやまない80's Classicに迫る!
2024/10/09
VW TYPEⅡの対抗馬に相応しいCalでVintageなルックスを継承【フォードエコノライン】
61年にファルコンをベースに誕生した初代エコノラインは、エンジンを床下にレイアウトしたキャブオーバーワンボックスバン。当時のVWタイプⅡに対抗すべくリリースされたとの噂。その二代目となるのが68年よりモデルチェンジを果たしたこちらの個体だ。