北米発の「グリッドオフロード」がJKラングラーをメイクし、ストリートシーンに殴り込みをかける。

SUV

ジープ

ホイール

アメマガ2018年11月号

サヴィーニ

グリッド

ラングラー

JKラングラー

超絶クールなホイールがオフロードの本場で誕生


JEEP WRANGLERGRIDOFF-ROAD

北米発のタフギアホイールブランドが 生粋のオフローダーのボトムスを飾る

JEEP WRANGLERGRIDOFF-ROAD
オフロードスタイルの人気とともにオフロードに特化したホイールブランドも乱立。状況としてはまさに群雄割拠。そんな中で新たに頭角を現す「グリッドオフロード」がJKラングラーをメイクし、ストリートシーンに殴り込みをかける。
 

超絶クールなホイールがオフロードの本場で誕生

グリッドオフロードホイール

トラックやSUVをベースとしたオフロード系カスタムが注目を集めている。しかし、このスタイルは今に始まったことではなく、だいぶ前からすでに確立されていた分野。流行に左右されることなく人気を博し、さらにここ最近はさらなる盛り上がりを見せる。その要因のひとつとして、オフロードに特化したホイールブランドが出現したことが挙げられる。

これまでにないサイズをラインナップに揃え、デザインもお洒落でバラエティに富んで、新たなオフロードスタイルを構築するうえで欠かせない存在となった。それゆえ、一時期ラグジュアリーホイールブランドが乱立したのと同様の出来事が起きている。

そんな中でも、サヴィーニの流れを汲むグリッドオフロードホイールは、タフを売りにしてきた他ブランドとは異なり、そこにシャープなデザインをプラスしてカッコ良さを追求。さらにラインナップも1ピース&2ピースの鍛造モデルと1ピースの鋳造モデルを用意。

フルオーダー可能な鍛造モデルはやはり値が張るが、17インチであれば1本7万円台~手に入る鋳造モデルをオススメしたい。正規での販売ルートも確立されているだけに要注目だ。

ラングラーらしい野性味溢れるスタイルを創造

JEEP WRANGLER、GRID OFF-ROAD

グリッドオフロードホイールを展開するグリッドオフロード・ジャパンが製作したデモカーは、ジープ・JKラングラーがベース。しかし、4ドアモデルのアンリミテッドではなく、敢えて2ドアモデルというのがミソだったりする。 日本でも複数台所有していることはもはや珍しくはない。

だが都心部では一家に一台が主流とあって、やはり一台で人も荷物も積めてマルチに使えないと不便だけに、ラングラーの売れ筋は圧倒的に4ドアモデルなのだ。しかし、ラングラーは生粋のオフローダーである。悪路走破性を考慮した場合、圧倒的に有利なのは全長が短い2ドアモデル。

JEEP WRANGLER、GRID OFF-ROAD

それに本国では日本ほど利便性に重きを置いてはおらず、ドアの枚数よりもラングラーに乗ってどう楽しむかが本場流の乗り方とあって、2ドアモデルを選択。 まずはスタイルを構築するうえで欠かせないのがボトムス。数ある同ブランドのラインナップの中で、1ピースキャストのGDシリーズから「GD1」をセレクト。

骨太な7スポークをベースとしつつカラーインサートを組み合わせることで、力強さと華やかさの二面性をアピール。サイズは22×12J。これにタイヤは外径37インチのRADARRENEGADE R7 M/Tを組み合わす。 元々タイヤハウスにクリアランスがあるラングラーとはいえ、37インチのタイヤを装着しようとなればリフトアップは必須。

JEEP WRANGLER、GRID OFF-ROAD

そこでラフカントリーの4インチリフトアップキットをインストールしてクリアしたわけだが、これは走破性の向上にも一役買っている。 そんなボトムスに相応しいフォルムを形成するために、エクステリアは前後ともアイアンバンパーを採用するとともにフロントにはウインチを装備して強靭さをプラス。

1ピース・キャストのGDシリーズ「GD1」。サイズは22×12J、オフセットは -44。タイヤはRADAR RENEGADE R7 M/T(37×12.50R22)

そしてさらなるポイントは、ミリタリー四駆を始祖とするラングラーだけの特権というべきオープンスタイルを楽しむため、純正ドアはラギッドリッジのチューブタイプを、ルーフはハードトップからラフカントリーのソフトトップを採用することで開放感を演出していること。

まさにラングラーらしい野性味とオフロード色を強烈に押し出すグリッドオフロードが組み合わさって、トレンドの最高にクールなマシンへと仕上げられている。

1ピース・キャストのGDシリーズを筆頭に、2ピース・鍛造のGFシリーズ、1ピース・鍛造のGF-MONOシリーズを展開するグリッドオフロードホイール。そのラインナップは豊富で、しかもバリエーションも充実しているとあって人気を集めているなか、デモカーに履かせたのは1ピース・キャストのGDシリーズ「GD1」。サイズは22×12J、オフセットは-44。

タイヤはRADAR RENEGADE R7 M/T(37×12.50R22)。 ルーフを取り外すことでオープンスタイルを楽しめるラングラーだが、ドアもチューブタイプとすることでさらに開放感を味わえる。フロントウインドーにはLEDライトバーを装着。

フロントウインドーにはLEDライトバーを装着 ドアもチューブタイプとすることでさらに開放感を味わえる。

サイドステップはラフカントリーのDS2ドロップステップ、リアバンパーもフロント同様にアイアンタイプとすることでハードな印象をもたらす。

サイドステップはラフカントリーのDS2ドロップステップ リアバンパーもフロント同様にアイアンタイプとすることでハードな印象をもたらす。

バンパーはラングラーらしくハードな印象を与えるべくアイアンバンパーへと交換され、ウインチも搭載。ヘッドライトもイマドキ主流のLEDタイプがあしらわれている。

バンパーはラングラーらしくハードな印象を与えるべくアイアンバンパーへと交換され、ウインチも 搭載。 ヘッドライトもイマドキ主流のLEDタイプがあしらわれている。 バンパーはラングラーらしくハードな印象を与えるべくアイアンバンパーへと交換され、ウインチも搭載。

生粋のオフローダーだけに、アゲスタイルを構築するためのサスペンションキットは数知れずある中からラフカントリーをチョイス。

4インチのリフトアップを施すことによってタイヤハウスのクリアランス拡大し、37インチ外径タイヤの装着を可能とした。これに合わせて同ブランドのインナーフェンダーを組み合わせている。 タイヤハウスのクリアランス拡大し、37インチ外径タイヤの装着を可能とした。これに合わせてラフカントリーのインナーフェンダーを組み合わせている。 生粋のオフローダーだけに、アゲスタイルを構築するためのサスペンションキットは数知れずある中からラフカントリーをチョイス。

★GRID OFF-ROAD JAPAN
★TEL/054-277-0551
★URL/http://grid-offroad.jp


PHOTO&TEXT:AMEMAG
アメ車マガジン 2018年 11月号掲載


関連記事

RELATED


ありそうでなかった「欲しい」が カタチになったJK用ホイール ASH WHEEL TTR244

JKラングラー用に開発された、THEESのオリジナルAW「TTR244」。大きなエンジンに大きなボディ、タフでワイルド、たくさんの人と荷物を乗せての移動も快適、これからがアメリカン4×4最大の長所。まさにアメリカらしい世界観。今一度戯れたいアナタに贈る大特集。

もっともアメリカンスピリットを踏襲するアメ車 AMERICAN 4×4
タフでパワフルなアメリカン4×4 真の魅力を味わう時は今しかない!!

個性派を貫くマストな選択肢としてラッピングを推奨

ラッピングと聞くと派手な色目を採用した個性派と言ったイメージだったが、春素材や色味に加え、全面貼りか否かでもかなり印象が変わる。そんなラッピングカスタムの最前線をJKラングラーと共に紐解く。

ラングラー用ホイール第二弾となる「SONORAN(ソノーラ)」

Motor Farm SONORAN
with JEEP WRANGLER UNLIMITED RUBICON

デザイン性はもちろんだが、機能性や快適性も重視する【JEPPESEN】

世界に誇る、屈指オフロードカー「ジープ・ラングラー」。だがすべてのオーナーがオフロードを欲しているわけではない。本気のオフロードスタイルを採用しつつ、実用的な性能も兼ね備える。それがJEEPESENのスタンスだ。

ジープの魅力を深リムで引き出す!【SKY OFFROADホイール】

JEEP WRANGLER SKY OFFROAD

 

最新記事


2024/10/12

キリっと引き締まった新顔がチャームポイントの新型モデル【ジープラングラー】

SUV

ジープ

アメリカ本国ではすでに発表されていた新型モデルを、2024年5月10日から全国のジープ正規ディーラーで販売を開始した。今回はあまり大きな変更は実施されていないものの、アイデンティティであるグリルをデザインしなおしていることが一番のトピックだ。

2024/10/11

カリフォルニアハウスには国産車よりも断然アメ車が似合う!【1978y シボレーC-10】

ピックアップトラック

ビンテージ

シボレー

赤いC-1500で一度本誌にも登場したことのあるオーナーさん。実はその後ハイエースへと乗り換えて数年間は便利で快適なカーライフに身を置いていた。しかし、自宅に停めたその雰囲気がシックリこない。セカンドカーのジムニーでも何か違う。ってことでC-10を停めてみたら完璧!

2024/10/10

直線基調のロングホイールベースで魅せる【カプリスワゴン】

ステーションワゴン

ビンテージ

シボレー

故きを温ね新しきを知る。いわゆる“温故知新”ということわざがあるが、若者たちのアメ車事情は新しきを知ってから古きを知るという逆転現象も珍しくない。2000年以降に生まれた若者たちを魅了してやまない80's Classicに迫る!

2024/10/09

VW TYPEⅡの対抗馬に相応しいCalでVintageなルックスを継承【フォードエコノライン】

バン

フォード

61年にファルコンをベースに誕生した初代エコノラインは、エンジンを床下にレイアウトしたキャブオーバーワンボックスバン。当時のVWタイプⅡに対抗すべくリリースされたとの噂。その二代目となるのが68年よりモデルチェンジを果たしたこちらの個体だ。

ランキング


2024/10/11

カリフォルニアハウスには国産車よりも断然アメ車が似合う!【1978y シボレーC-10】

ピックアップトラック

ビンテージ

シボレー

赤いC-1500で一度本誌にも登場したことのあるオーナーさん。実はその後ハイエースへと乗り換えて数年間は便利で快適なカーライフに身を置いていた。しかし、自宅に停めたその雰囲気がシックリこない。セカンドカーのジムニーでも何か違う。ってことでC-10を停めてみたら完璧!

2024/10/10

直線基調のロングホイールベースで魅せる【カプリスワゴン】

ステーションワゴン

ビンテージ

シボレー

故きを温ね新しきを知る。いわゆる“温故知新”ということわざがあるが、若者たちのアメ車事情は新しきを知ってから古きを知るという逆転現象も珍しくない。2000年以降に生まれた若者たちを魅了してやまない80's Classicに迫る!

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】

2016/12/08

ただでさえ渋いポンティアック中でもカタリナは最上級の渋さ!!

セダン

ビンテージ

ポンティアック

1965y PONTIAC CATALINA
マルセロ