ライバルである兄にはコルベットの購入をずっと秘密にしていた

クーペ

シボレー

コルベット

ジェットシティ

アメマガ2019年1月号

C6コルベット

American Car Life of Young Guys

「速いクルマが一番」という考えから、コルベットを手にすることを決意


American Car Life of YOUNG GUYS

若い僕たちがアメ車を選んだ理由とは…

ここ最近よく言われる言葉として「若者のクルマ離れ」がある。果たして本当に若者たちはクルマに興味がないのだろうか?もちろんそういった一面があるのは事実かもしれないが、ここで紹介するのはクルマが好きで、アメ車が好きな若者たちばかり。そんな彼らが何故アメ車を選んだのかをじっくりと聞いてみることにしよう。

父の影響はやはり絶大だった、父、兄に続いてアメ車乗りへ!

ライバルである兄には購入をずっと秘密にしていた

2007 Chevrolet Corvette C6
橘ちあきさん

父が乗っていた4thカマロは、同級生の父が持つクルマのなかでもダントツにカッコよかった。「いつかは俺も」。日本車などには目もくれず、アメ車に乗ることを心に決め、それを実現した弱冠19歳の橘さん。

兄もアメ車乗りで負けたくないライバル

とにかく若い世代のオーナーが多く集まる広島県のジェットシティのなかでも、最年少アメ車乗りが、07年型コルベットC6に乗る橘さん。弱冠19歳。初めてのアメ車というばかりか、初めて所有するクルマがこのコルベット。クルマ離れが進み「近頃の若い子は」なんて言っているオジサマ達も、アメリカンスポーツの王道コルベットを19歳で買う大胆な行動には驚くばかりだろう。


この若さでコルベットを選ぶということは、橘さんのアメ車熱が相当なのが分かるが、彼をそこまで熱中させたのがお父さんだ。以前お父さんは4thカマロを所有し、学校の送り迎えもカマロでやっていた。同級生のお父さんが乗っているクルマとは明らかに違う存在感。

「とにかくカッコよかったですね。友達からも『お前のお父さんスゲーな』って言われて嬉しかったのを覚えてます」。その喜びがいつしか「俺もアメ車に乗る」と思うようになり、「速いクルマが一番」という考えから、コルベットを手にすることを決意したという。


2007 CHEVROLET CORVETTE、2007 シボレーコルベット
撮影日当日の時点で、厳密に言えばコルベットはまだ納車前の整備中。カスタムも購入時に装着されているままのようだ。いずれはホイールやマフラーなどを交換して、オリジナルのスタイルに仕上げていく予定。


2007 CHEVROLET CORVETTE、2007 シボレーコルベット
橘さんには、3歳上の兄がいる。その兄もまたアメ車乗りで、07年型チャージャーを所有する若きオーナーなのだが、兄にコルベットを購入することをずっと秘密にしていて、今回の撮影2日前に報告したという。「やっぱり兄はライバルですから。

2007 DODGE CHARGER

負けたくないし、驚く顔が見たかったんです」。一方、その兄(なつきさん)は「メチャクチャ驚きましたよ。何コルベットって? 何アメマガの撮影って? とにかく色々驚きました(笑)」。

チャージャー、コルベット
撮影日2日前に、弟のちあきさんから「コルベットを買った。アメマガの撮影がある」ことを知らされた、兄のなつきさん。2年前に07年型チャージャーを購入したアメ車の先輩でもある。「驚きました。悔しいやら嬉しいやら…」。

兄弟揃って、負けじとカスタムに走りそうだ。アメ車に対する不安も、父と兄がいるから問題ない。「壊れたら直せばいい」。それが父から言われた金言だそうだ。


■取材協力/JETCITY
TEL:082-820-0377
HP:http://carshop-jetcity.com/


■写真/高原義卓
アメ車マガジン 2019年 1月号掲載


最新記事


2025/11/06

統一感が生む独自の世界は近未来な印象を抱かせる【ハマーデザイン】

クーペ

ビンテージ

シボレー

ショップ

ハマーデザインの濱岡氏がアメリカ滞在時に出会ったダニーD氏。彼に亡き今、その遺志を継承し後世に広める者として、様々な作品を濱岡氏は生み出し続ける。

2025/11/04

【FIELD STYLE JAPAN 2025】450社以上が出展するアジア最大級のアソビの祭典

イベントレポート

FIELDSTYLE JAPAN 2025
AICHI SKY EXPO(愛知国際展示場)

2025/10/30

【マッスルカーナショナルズ14】イベントの主役は、1960~70年代のアメリカンマッスルカーたち

イベントレポート

MUSCLE CAR NATIONALS 14
18th May 2025
名古屋港ガーデンふ頭ひがし広場

2025/10/28

夫婦でアメ車!しかもマッスルカー2台という贅沢な選択肢【チャレンジャー&マスタング】

クーペ

ダッジ

フォード

一台はマッスルカーやトラック、そしてもう一台はミニバンやSUVと、夫婦でアメ車2台を所有する方たちの大半はどちらか一方がファミリーカーとして成立するパターンが多い。そんな中、どちらも2ドアクーペのマッスルカー2台を所有する強者夫婦を発掘!

ランキング


2025/11/06

統一感が生む独自の世界は近未来な印象を抱かせる【ハマーデザイン】

クーペ

ビンテージ

シボレー

ショップ

ハマーデザインの濱岡氏がアメリカ滞在時に出会ったダニーD氏。彼に亡き今、その遺志を継承し後世に広める者として、様々な作品を濱岡氏は生み出し続ける。

2020/08/31

魅惑のマッスルカー黄金時代:1960年代と70年代の誇り高き車両たち

ビンテージ

人気のあるマッスルカーであるマスタング、カマロ、チャレンジャーに焦点を当て、1969年のシボレー・カマロ、コルベット、フォード・マスタング・ボス429を紹介。性能やコストパフォーマンスだけでなく、美しさや運転の喜びにも注目。

2024/12/31

【FORD F-150 LIGHTNING】公道は走行できないですがビジネスのために投入!

ピックアップトラック

フォード

チャレンジャー専門店のラグジ・島澤社長から「F-150のライトニングを、ディスプレイ用として購入したお客様がいますよ」と連絡が。展示するためのクルマってどういうこと? とモヤモヤしながら取材に向かった。

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger