自他ともに認める「目立ち好き」だからレアものグラフィックが誘う どこでも目立てるエスカレード

「似合う」と言われてビビッと来て購入
American Car Life of YOUNG GUYS
アメ車を愛する若者たち
若い僕たちがアメ車を選んだ理由とは…
ここ最近よく言われる言葉として「若者のクルマ離れ」がある。果たして本当に若者たちはクルマに興味がないのだろうか?もちろんそういった一面があるのは事実かもしれないが、ここで紹介するのはクルマが好きで、アメ車が好きな若者たちばかり。そんな彼らが何故アメ車を選んだのかをじっくりと聞いてみることにしよう。
2002 Cadillac Escalade
YOTAさん
目立つグラフィティが描かれたエスカレードに乗るのは、美容師アシスタントのYOTAさん。身近な知人がアメ車乗りで、しかも「似合うクルマがある」と言われたら、興味が湧いて買うのは仕方ない!?
「似合う」と言われてビビッと来て購入
国産のコンパクト系ワンボックスカーに乗っていたYOTAさんには、AIMIさんという彼女がいて、AIMIさんには年齢の近い従姉妹がいて、さらにその彼氏とも面識があった。そして、この従兄弟の彼氏がH2に乗っていたことが、YOTAさんをアメ車乗りにした大きなきっかけとなる。そのH2に乗せてもらう機会もあったため、肌でアメ車の魅力を感じてはいたのだろう。
なお、そのH2乗りは後にグレイスキャブのスタッフになった大野さんだ。その大野さんに「YOTA君に似合うよ」と言われたのが、このエスカレードである。裸体の女性が描かれたグラフィック、ガルウイング、フルエアロ、大径ホイールその他もろもろという、そのままショーに出せるレベルのカスタム車。自他ともに認める「目立ちたがり」なYOTAさんは、かくして即決したのだった。
YOTAさんにとっては「父が昔乗りたがっていた」という、親孝行的な理由もあるらしい。だが掘り下げて聞くと、一番の動機はやっぱり「目立ちたいから」。カスタム多彩なクルマながら、特に気に入っているのは、有名アーティストのグラフィック。ただし、胸を露出した絵は刺激が強すぎる感もあるらしい。
ひときわ目を引くグラフィックには「OG Avel」の銘がある。ローライダー界では世界的に有名なアーティストであり、そのグラフィックが描かれたクルマは世界に数台しかないという。オールペン、ガルウイング、ゼノンのフルエアロ、26インチディアブロホイール、カスタムインテリア、12個のモニターなど、カスタムは多彩極まる。
YOTAさんはアシスタントながら、愛知県江南市にあるヘアサロンで働いており、通勤にもエスカレードを愛用している。彼女のAIMIさんの親戚の彼氏が、グレイスキャブスタッフの大野さんという縁でアメ車デビュー。
YOTAさんはこのクルマをサポートするグレイスキャブについて、知人のひいきは抜きにして「クルマもカッコいいけど、そこにいる人たちもカッコいい。尊敬できる人ばかり」と絶賛する。ここで言う「カッコいい」とは、内面的な要素も含んでいるのだろう。
「カスタムにも興味が湧きました」と、愛車のお気に入り具合は相当なもの。スタイルを追求する職業でもあるYOTAさんとしては、きっと良いインスピレーションとなるだろう。
■取材協力/GRACECAB
TEL:0568-35-7790
HP:http://gracecab.jp/
■写真&文/加藤山往(ハチメガプロダクション)
アメ車マガジン 2019年 1月号掲載
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