当たり障りのないデザインに、その気になれば速い所がお気に入り

セダン

シボレー

マリブ

東海カーズ

アメマガ2019年1月号

愛知県

American Car Life of Young Guys

周囲の人々の影響でアメ車好きに!


American Car Life of YOUNG GUYS

若い僕たちがアメ車を選んだ理由とは…
アメ車を愛する若者たち

ここ最近よく言われる言葉として「若者のクルマ離れ」がある。果たして本当に若者たちはクルマに興味がないのだろうか?もちろんそういった一面があるのは事実かもしれないが、ここで紹介するのはクルマが好きで、アメ車が好きな若者たちばかり。そんな彼らが何故アメ車を選んだのかをじっくりと聞いてみることにしよう。

Chevrolet Malibu
伊藤智彦さん

Chevrolet Malibu、シボレーマリブ

自分の好きなことを愛車に投入納得のいく「形」に仕上げる喜び

周囲の人々の影響でアメ車好きに!

クルマを所有する前から、旧車のバイクにハマっていた伊藤さん。実は父親がアメ車好きで、しかも職場の先輩の影響も加わり、ビンテージのアメ車にどっぷりと浸かってしまったようだ。

当たり障りのないデザインに、その気になれば速い所がお気に入り

新しい物よりも、ビンテージに惹かれるという伊藤さん。2輪で免疫があったとはいえ、何と初めて買ったクルマが1978年型のチェロキーチーフと、なかなかの筋金入り。ところがヤフオクで購入したこともあり、色々なトラブルが発生し、現在は不動の状態(でも、いずれ直すとのこと)。

やっぱりアメ車が欲しい…ということで、知り合いに連れられて来たのが東海カーズ。その時在庫でC10があったがスルー。その後、現在の愛車が見つかったと連絡が入り、即決したそうだ。元々はソリッドの赤だったが、伊藤さんのリクエストでマツダの3コートにペイント。実は家業が3代続く鈑金塗装業なので、ホイールは自分で塗り分けを実施。

愛車の65年型マリブのお気に入りのポイントを聞いてみると「誰にでも愛されそうな当たり障りのない絶妙なバランスの良さですね。若い人からお年寄りにまで好感を持たれますし、特に後ろ姿が気に入っています。見た目はマッスルっぽくないけれど、その気になれば速い所も気に入ってます」とも。


今後のプランについて聞いてみると「元々ローライダーが好きなので、エアサスで着地させてみたいたいですね。でもやっぱりマッスルの醍醐味といえば走り。それをもっと楽しめるように、4AT化も気になります。目下ピンストライプの修業もしているので、内外装にもう少し手を加えたいですね」とも。自分の手で愛車を納得の行く形に仕上げられるのは、ある意味羨ましい限りだ。


Chevrolet Malibu、シボレーマリブ
ソリッドの赤から3コートパールの深みのある妖艶な姿に変更。いずれ外装には黒のピンストライプを施し、内装には黒に映える赤のピンストを入れたいと語る。一般的には逆の色を組み合わせるケースが多いが、そこは敢えて逆にしたいそうだ。
Chevrolet Malibu、シボレーマリブ

タイヤは前後ともBFグッドリッチのラジアルT/A(205/60R15)を装着。クロームのホイールはマスキングを施し、DIYでブラックに一部ペイント。赤×黒という間違いのない組み合わせで、全体的な雰囲気を引き締めている。


BFグッドリッチのラジアルT/A(205/60R15)を装着
エンジンはV8・350を搭載。アルミのラジエターに変更済みで、エアコンも装着済み。各部のメンテナンスもしっかり行われているので、チーフのようなトラブルは皆無とのこと。毎日乗る訳では無いけれど、思い立ったらすぐに出かけられるコンディションもお気に入りの様子だ。



丸型のメーターが好きで、本当は64年型が欲しかったがレアなので断念した。個人的にはインパネが派手過ぎ(まぁ当時の流行ですよね)なので、何となくユニバーサルスタジオに居るような気分だそう。

乗り心地は非常に良く、もう一台所有しているチーフと比べると「最新のクルマか!」と思うほど快適なのだそう。エンジンのパワーは十分だが、3ATなのでやや高回転気味。そのため1速追加して4ATにしてみたいそうである。


クルマだけでなくバイクもビンテージが好きという旧車ガイの伊藤智彦さん(20)。仕事場や実家にクルマを置く場所があり、いざという時は足にできるクルマもあるので、マリブは出かけるときや走りたいときに乗っている。旧車=遅いと思っている人が多くたまに煽られたりするそうだが、そんな時こそ「マッスルなめんな!」とハートに着火する。

Special Thanks:東海カーズ
Tel:0533-86-8890

■Photo:浅井岳男
■Text:空野 稜

アメ車マガジン 2019年 1月号掲載


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