選んだ相棒は64年型ノバワゴン。快適装備は何もないけど走るのがとにかく楽しい!

ステーションワゴン

シボレー

American Cars & Garage Life

アメマガ2019年1月号

ノバ

エアコンなしのコラム・マニュアル車というプリミティブな個体


American Car Life of YOUNG GUYS

若い僕たちがアメ車を選んだ理由とは…

アメ車を愛する若者たち

ここ最近よく言われる言葉として「若者のクルマ離れ」がある。果たして本当に若者たちはクルマに興味がないのだろうか?もちろんそういった一面があるのは事実かもしれないが、ここで紹介するのはクルマが好きで、アメ車が好きな若者たちばかり。そんな彼らが何故アメ車を選んだのかをじっくりと聞いてみることにしよう。

Chevy Nova Wagon

Chevy Nova Wagon、シェビーノヴァワゴン

Chevy Nova Wagon、シェビーノヴァワゴン

owner:真壁正裕さん

エアコンなしのコラム・マニュアル車というプリミティブな個体ながら、ドライブするのが楽しくて帰り道はついつい遠回りしてしまうという真壁さんが選んだ相棒は64年型ノバワゴン。
 
ワゴンであることをポイントにしながら、インパラを理想として日本国内の物件を探してみた。しかし、総額200万円という予算では見つけることは厳しく、その後車種の幅を広げて探す中、この64年型ノバに巡り会った。


全体的にストック状態をキープしており、モデルイヤーの割には良い状態。エンジンはV8ながら283ci、トランスミッションは3速コラム・マニュアルという至ってスタンダードな仕様。「スリーオンザツリー」の愛称で呼ばれるコラムの3速の乗り味は、クセがあって決して乗りやすいとは言えないし、エアコンなどの快適装備もないが、真壁さんとしては、とにかく運転が楽しくて仕方がない模様。

所有して約5年経つが、自走によるイベント遠征など、とにかく走ることを目的として、ツーリングなどには積極的に参加し、アメ車ライフを満喫中!


Chevy Nova Wagon、シェビーノヴァワゴン

ロングルーフならではのシャープなスタイリングが魅力でワゴンを入手。特別綺麗というわけでもないが、みすぼらしさもなく、機関は良好で日常使用にも耐えられるコンディション。



ストックをキープしつつ、シート&内張りはツィード調のアメリカンな生地にてリフレッシュされている。中古品ながら充実のオーディオ・システムを搭載する。
 

ホイールはストックのスチール製。ハブキャップと組み合わされるトリムリングは、1つが破損したため、現在は全て取り外した状態。全体の雰囲気にマッチしてか、違和感がないのだ。
 

主力の327ciに対して、この個体はスタンダードな283ci(4.6ℓ)搭載車。それでも規制前のエンジンなだけに、220、hpを発揮し、現在における日常使用でも不満なく乗れる。

スタイリングありきでアメ車の魅力にハマったものの、現在の愛車のノバワゴンを運転することが楽しいという真壁正裕さん(29)。ステアリング&ブレーキのパワーアシストもエアコンもない、コラム・マニュアル車という男らしい仕様ながら、地方への遠征にも積極的に出向いている!


■Photo:能勢博史
■Text:石橋秀樹
アメ車マガジン 2019年 1月号掲載


関連記事

RELATED


2ドアセダンをベースにルーフを延長した「ワゴン」

ヨーロッパのシューティングブレークに対するアメリカ西海岸的なスポーツワゴンとしてアレンジされたファントムワゴン。趣味のサーフィンやカメラマンとしての機材も積めるフレンドリーな存在にして、唯一無二のクールなファントム2ドアワゴン。

スニーカー感覚で乗れるヤレたシェベルがお気に入り

カジュアルに楽しめるビンテージが大好物!
American Car Life of YOUNG GUYS

【1970 シボレー ノバ】90年代の350エンジンを搭載して気楽に乗れる

日本の道路事情にマッチしたサイズ感と、70年代のアメ車らしさを色濃く感じさせるフォルム。同年代のシェベルとは異なる魅力を放つNOVA。その個性を生かしつつも快適に乗れるようにアップデート!

【シェベルマリブワゴン】現代に美しく見事蘇った初代インターミディエイト

1965年前後、アメリカ車のラインナップにコンパクトとフルサイズの中間を埋めるべく新たにインターミディエイトが加わることとなった。そのキャラクターはリーズナブルな価格で楽しめるフルサイズの雰囲気でありワゴンはその代表だった。

直線基調のロングホイールベースで魅せる【カプリスワゴン】

故きを温ね新しきを知る。いわゆる“温故知新”ということわざがあるが、若者たちのアメ車事情は新しきを知ってから古きを知るという逆転現象も珍しくない。2000年以降に生まれた若者たちを魅了してやまない80's Classicに迫る!

 

最新記事


2025/12/25

【レネキャン】レネゲード10周年!変わらぬ絆、広がる輪

イベントレポート

Rene Camp in Lake Saiko

2025/12/25

チューニングパーツメーカー「HKS」がコルベット用サスペンションを開発

足回り

HKS HIPERMAX TOURING
HKS HIPERMAX S

2025/12/23

【キャデラック エスカレード EXT】地味すぎず奇抜すぎない、絶妙なバランスを意識!

ピックアップトラック

キャデラック

ショップ

株式会社プルーヴ
愛知県一宮市

2025/12/18

若い世代にも手が届くチャレンジャーR/Tをベースにカスタム

クーペ

ダッジ

独創的なボディパーツを提案し、唯一無二の世界観を創造するLUXZのEDGE CUSTOMS。13年間掛けて現在の境地に辿り着いたが、その始まりとなるのがこのM-LINE となる。

ランキング


2023/02/20

Fシリーズトラックと兄弟関係にあるブロンコⅡが注目の的

SUV

フォード

Jeepを意識したコンパクトSUVとして誕生したアーリーブロンコから派生しながらも、ブレイザー、ラムチャージャーに対抗するフルサイズSUVとなったブロンコⅡ。コレクタブルカーとなった初代に続いて、ブロンコⅡはフルサイズトラックに便乗して人気急上昇!

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2024/02/29

日本ではまず見ることがないラムトラックのレッカー仕様

ピックアップトラック

ダッジ

ジムニー専門店「ファッドスター」の店頭に鎮座するのは91年型ダッジ・ラム350。レッカー仕様という日本ではほとんど見ることのないモデル。しかも新車で購入して日本で登録したという個体だ。

2021/10/13

ライバル達が生産終了するなかエクスプレスは今も現役販売される

バン

シボレー

2017 Chevrolet Express 2500 LONG EXPLORER CONVERSION