心臓部にV8エンジンを搭載したモンスターアストロ

バン

シボレー

アメマガ2019年2月号

EXCITING CUSTOM

アストロ

カスタムが盛りだくさんに施された珠玉の「作品」


CHEVROLET ASTRO


OWNER:TAKE-CHAN-MAN

EXCITING CUSTOM
“ 個性”と“ こだわり”がCUSTOMをENJOYさせる

独創的なアプローチで切り拓く、終わりなきカスタムの荒野

2018年9月中旬に開催されたアストロ系イベントに現れたグリーンの1台は、エンジン載せ替えをはじめとした、カスタムが盛りだくさんに施された珠玉の「作品」だった。その詳細とオーナーの心意気を確認する。
 

マニュアルトランスミッションで硬派な仕上がり

2018年秋のイベント時に取材し、満を持しての紹介が、このアストロ。カスタムの目玉は、まずエンジン。たけちゃんマンさんはアストロを長年愛用し、カスタムも楽しみながら、ある時「ビッグブロックいっちゃおっかな」と決心したという。

そうして6.3ℓのGMパフォーマンスエンジンをアストロに搭載したわけだが、フルバランスをはじめ調整の数々は、苦心と工夫の蓄積で完成した。そして、エンジンだけに満足せず、トランスミッションに5MTを選択。

かくして「走って速いアストロ」が完成する。メーターに刻まれた最高速度は180kmまでだが、パフォーマンスは余裕の一言。「高速道路がラクになりました」とたけちゃんマンさんは笑顔を見せる。また、かつてのキャブ車で見かけた、ボンネット上の大きなエアインテークも、このアストロがただ者ではないことを表すシンボルになっている。

なお、冷却面でも寄与しており、水温110℃をキープして順調に走りを楽しめているという。取材時点で新エンジンの走行距離は600kmほど。オーナーは「まだ慣らしですよ」とニヤリ笑う。ほかのカスタムポイントでは、エアサス入りの足回り、リアのスムージング、ストロボなどがあり、マフラーはワンオフの左右一本出し。

点火系にはMSDも入っている。あげたらキリがないほどカスタム満載な1台だが、まだまだ完成には至っていないと、彼の志は高くて遠い。


CHEVROLET ASTRO、シボレーアストロ
「カスタムに終わりはないからね」。たけちゃんマンさんのカスタム道は、果てなき荒野を切り拓くように進んでいる。



インテリアでは追加された各種メーター、ホーリーのインジェクションコントローラーなどが目に入る。来年はシートやダッシュボードなど、内装面での完成度を上げたいらしい。
 

リアパネルはスムージングを施してあり、下部のラインがブレーキランプ。そのままでは後方からの視認性が悪いためランプを追加。
 
バドニックホイールで、フロントは19インチ、リアは20インチ。
バドニックホイールで、フロントは19インチ、リアは20インチ。エアサスも組み込まれており、地平スレスレでの鎮座が可能。

ここに注目!! ”HOT” CUSTOM

GMパフォーマンスE/Gをアストロにドッキング

GMパフォーマンスエンジンをアス トロに搭載。さらにTREMECのT-5マニュアル・トランスミ ッションをインストール。

約5年前に新品購入したGMパフォーマンスエンジンをアストロに搭載。さらにTREMECのT-5マニュアル・トランスミッションをインストール。ボンネットには大胆なエアインテークを設けて冷却性能に配慮。これらを自身で試行錯誤しながら組み上げたというのだから驚きである。


■PHOTO&TEXT:加藤山往
アメ車マガジン 2019年 2月号掲載


関連記事

RELATED


ピットインアクツは、オーナーの要望に答えてワンオフパーツを次々と製作する!

どんなオーダーでも無理とは言わない職人魂!
“ 個性”と“ こだわり”がCUSTOM をENJOY させる
OWNER:プーさんに似てるよさん

数々のアメ車を乗り継いできた義父とアメ車デビューした娘婿

初めてのアメ車にアストロを購入した娘婿のYuuriさん。一方ナビゲーターに始まり、C-1500、タホ、アストロ、そしてC1500とアメ車を乗り継いできた義父であるAtsushiさん。人生の先輩として、アメ車乗りの先輩として伝えたいこと、そしてその先へと紡ぐ将来の夢を語る。

当時らしさを色濃く感じさせる200hpのアストロ

ブルーリバー30周年に相応しい30年前のシボレー・アストロ。それは奇しくもアストロが様々なアップデートを果たす過渡期だった。現車は当時流行したカスタムを随所に感じさせ、まるでタイムスリップしたかの様な当時感溢れるスタイルをストック!

ファミリーカーの在り方をミニバンが変化させた!【ラムバン&アストロ】

日本に限った話ではないが、今やファミリーカーのマーケットで、セダンは風前の灯と言える様な状況。紛れもなくその地位を奪取したのはミニバンで、流行りの言葉で言うならばゲームチェンジャーだと言えるだろう。

アストロを通じて娘の旦那との距離感がグッと縮まる

愛する娘もいつかは嫁ぐ。娘を持つ父親なら、その時平然とした顔をしながらも内心複雑な心境であることを察する。コレは娘を持つ父親誰しもが通る道であり、避けては通れない。しかし、アメ車という共通項があれば上手くいく!?

 

最新記事


2025/10/16

名称を変更して3回目となるAME★JAM開催!【AME★JAM vol.3】

イベントレポート

AME★JAM MARCHE vol.3
American fun jamboree
18th May 2025
ウラレナ向かい駐車場

2025/10/14

【TDI-Tuning】サブコンを装着することでパフォーマンスと燃費が向上!

チューニング

ショップ

アメ車は燃費を気にしていては乗れないクルマだとしても、良くなる方法があるのであれば試してみて損はない。さらにパフォーマンスアップするとなればなおさらだ。TDIチューニングがもたらす恩恵は百利あって一害なし。

2025/10/09

【2012 シボレーサバーバンLT】走りを楽しむなら 6ATモデルを狙え!

SUV

シボレー

ハマー・H2を主軸に高品質なアメ車を長年販売する埼玉県のSIC。今回、在庫車で注目したのが12年型のシボレー・サバーバン。07年から登場した第10世代のモデルだが、10年型以降はミッションが6ATになるなど走行性能がブラッシュアップされているため、より走りを楽しむことができるモデルとして狙い目だ。

2025/10/07

【1or8カスタムライドミーティング】初回より本誌で追い続けてきた

イベントレポート

1or 8 Presents AMERICAN CUSTOM RIDES MEETING
11th May 2025
高鷲スノーパーク駐車場

ランキング


2025/10/16

名称を変更して3回目となるAME★JAM開催!【AME★JAM vol.3】

イベントレポート

AME★JAM MARCHE vol.3
American fun jamboree
18th May 2025
ウラレナ向かい駐車場

2023/02/02

1年間の限定だが、デュランゴにもヘルキャットが登場!

SUV

ダッジ

2015年に登場した、究極のチャレンジャー「ヘルキャット」。デビュー当初はチャレンジャーだけの称号と思われていたが、その後チャージャーにもヘルキャットが出現。そして1年間の限定だが、デュランゴにもヘルキャットが登場し、日本に上陸した!

2020/08/31

魅惑のマッスルカー黄金時代:1960年代と70年代の誇り高き車両たち

ビンテージ

人気のあるマッスルカーであるマスタング、カマロ、チャレンジャーに焦点を当て、1969年のシボレー・カマロ、コルベット、フォード・マスタング・ボス429を紹介。性能やコストパフォーマンスだけでなく、美しさや運転の喜びにも注目。

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】