60's、70'sのモパー系を色濃く感じさせるプラムクレイジーに惚れた

DODGE CHALLENGER R/T SHAKER
owner:KANAKO
DODGE CHALLENGER R/T SHAKER
MODERN MUSCLECARS
TO THE LIMIT!!
過激さへの挑戦に終わりはない
映画で目にした往年のマッスルカーの虜に
物心ついた頃からアメ車が好きで、映画を見ていても登場するクルマばかりを目で追っていたと言うKANAKOさん。なかでも71年型クーダを見た時は一瞬でひと目惚れし、死ぬまでに一度は所有すると決めている。そんな彼女とアメ車との距離が一気に縮まったのが高校生の時。
留学していたオーストラリアで ダッジ や フォード が当たり前に街を走っている姿を見て、それまでは映画の中だけの世界だったアメ車が現実に。その後進学した大学では、当時付き合っていた彼が アバランチ に乗っていたこともあって、一緒に アメマガミーティング にも参加していたと言う。
現在KANAKOさんは中古車販売店に勤務しており、聞くところによると全国各地に店舗がある大型販売店。そのため常日頃から数多くのクルマと接しているだけでなく、いつかは71年型クーダを夢見ている彼女だけに、ほかの女の子よりは目が肥えてしまうのは当然だろう。ひとまず現実路線でKANAKOさんの目に留まり、初めてのアメ車として選んだのが
チャレンジャー
だった。しかもシェイカーで、ボディカラーはプラムクレイジー。
しかし、ゲットするまでの道のりが意外にも険しく、シェイカー&プラムクレイジーがセットであること条件に日本国内を探すも見つからず…。とはいえ諦められない彼女が次に取った行動は、本国の物件情報サイトでの検索。さすが本国だけにお目当ての物件が割と簡単に見つかったのはいいものの、ここで問題が。
何しろ輸入する術を知らなかったのだ。ここまで来たらより一層諦められない…。そこで相談したのがアーバンガレージ。ちなみに訪れた際にも店頭にはシェイカーが並んでおり、たとえ希望するカラーでなかったとしても待てなくなる人もいる中で、彼女はプラムクレイジーを頑として譲らずオーダー。そうして漸く希望どおりの チャレンジャー を手にしたのである。
納車してから約1年が経過する現在、土日出勤が当たり前の職業柄なかなかアメ車のイベントやミーティングに顔が出せないのが唯一の悩み。しかし、往復50kmの通勤でステアリングを握り、そしてシェイカーの鼓動を感じながら好きな音楽をかけて走らせる時間が至福の時だとか。アメ車を当たり前に走らせる喜びを若くして知る彼女だけに、71年型クーダもきっと夢では終わらせないだろう。
2014年の限定生産から2015年にラインナップとして加わったシェイカー。そして2016年より復刻したプラムクレイジーカラー。この組み合わせこそ当時を忠実に再現した復刻版だと本国で称賛されており、中古車が出ても即売するほどの人気を誇る。
過剰なカスタムは施さず、プラムクレイジーカラーのシェイカーが放つ魅力を崩さない様に乗って行きたいと語る彼女。本国で既に社外品のマフラーへ換装されていたこともあって、あとはホイールと車高をどうするか妄想中。
モデルチェンジでドライバーを囲う様なレイアウトとなり、洗練された印象になったコックピット。ホールド性の高いバケットタイプの純正シートは長時間乗っても快適そのもの。もはや特別なカスタムなど必要のないレベルのクォリティー。
ラムエアーを直に取り込むスクープがボンネットから突き抜けた構造の
シェイカーフード
。エンジンの鼓動と一緒に振動(シェイク)することが名前の由来。この独特のフィーリングはシェイカーのみ体感できることから、本国でシェイカー人気が高いのも頷ける。彼女がシェイカーにこだわる理由がそこにあるのは言うまでもない。
■PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2019年 4月号掲載
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