2019年モデルのチャレンジャーに変化あり?オプション設定でグレード展開は増加。
2019年モデルのダッジ・チャレンジャーの大幅な変更について紹介。特にSRT392の廃止、特別グレードのオプション化、ヘルキャット・レッドアイとヘルキャットのパワーアップなどにフォーカス。R/T Scat Packがノン・スーパーチャージド・モデルのトップとして注目されている。
グレードが整理された2019年モデル
2019y DODGE CHALLENGER R/T SCATPACK
2019y DODGE CHALLENGER R/T SHAKER Package
狙い目チャレンジャーに変化あり?
2019年モデルでカタチこそ大きく変わらないものの、大きな変化が起きたダッジ・チャレンジャー 。SRT392が消滅し、シェーカーやT/Aといった特殊グレードはオプションパッケージになるなど、全16あったグレードは6にまで減少。いち早く2019年モデルを導入する ライオンハート にて狙い目のモデルを見ていこう。
オプション設定でグレード展開は増加
モダンマッスルを中心として、モアパワーをコマーシャルに各メーカーが競う展開が続いているが、その主役となるモデルは、やはりダッジ・チャレンジャー だ。ハイパフォーマンスのSRTを皮切りに、700馬力を超えるSRTヘルキャット 、異次元の840馬力を発揮するデーモン など、ライバルモデルと比べて頭一つ抜けた存在といえるだろう。
そのチャレンジャーの2019年モデルでは、驚くべき展開があった。 デーモン は登場時点で2018年限定と発表されていたのでカタログ落ちは予想通りだが、ヘルキャット の上位モデルとして797馬力を誇るヘルキャット・レッドアイ を新設。ヘルキャット も707→717馬力へとパワーアップした。
一方で、NAエンジン上位モデルであったSRT392が消滅し、R/Tスキャットパックが上位モデルに。つまり、6.4 V8エンジンはスキャットパック専用となる。
加えてプラス、T/A、シェーカー、ワイドボディといった上位装備&個性派モデルがスタンダードから外れて、オプションパッケージとして選択することになる(設定できないグレードがあるので要注意)。
車両的に面白いAWD仕様は、従来どおりのGT に加えSXTにも設定されたが、要望が多いと思われたV8には設定されていないのが少々残念ではある。
究極の選択は2台の組み合わせ?
2019年型モデルは、18年型ではスタンダードとして設定されていたシェーカーがオプションパッケージとなり、そのシェーカーパッケージを設定できるのは、V8のR/TとR/Tスキャットパックのみ。
撮影した愛知県のライオンハート では、これまで多くのチャレンジャー を販売してきたが、ボンネットから飛び出すシェーカーインテークを備えるシェーカーは常に人気モデルで、いち早く導入した19年型はR/Tにシェーカーパッケージを追加し、さらにパフォーマンスハンドリンググループと呼ばれるオプション装備なども追加し、ブレンボ4ピストンブレーキや、ハイパフォーマンスサスペンションなど、仕様的には上位のR/Tスキャットパックにも負けてはいない内容だ。
ヘルキャットほどの能力は必要ないが、パワーは欲しい。そんなオーナーの声もあることから、同ショップにはSRT392に変わるNAエンジンの上位モデルであるR/Tスキャットパックも導入。6.4?V8を搭載し、485馬力を発揮するパワーは圧巻。
標準でブレンボ4ピストンブレーキ、ハイパフォーマンスサスペンション、ラインロックなどの充実の走行装備を備える。こちらも同ショップが追加でオプション装備を充実させ、ベーシックなR/Tスキャットパックとはワンランク上の仕様となる。
結果的にこの2台でどれがオススメかといえば難しい。モアパワーを求めるか、シェーカーインテークを求めるかだ。どちらも捨てがたければ、R/Tスキャットパックにシェーカーパッケージを追加したモデルを、ライオンハート に注文するという手もある。
2019y DODGE CHALLENGER?R/T SHAKER Package
オプションパッケージとなったシェーカー
ギミック的な要素もあるシェーカーインテークは、見た目のインパクトはダントツ。5.7?V8 HEMIエンジンのスペックは、18年型から変更はない。インテリアのデザインはスキャットパックと基本同じ。メーターパネルがホワイトになっている部分が違いだろうか。
【主要諸元:2019年型ダッジ・チャレンジャーR/T】
●全長×全幅×全高:5027×1924×1460mm
●ホイールベース:2951mm
●車両重量:1923kg
●エンジン種類:V8 HEMI
●総排気量:5700?
●トランスミッション:8AT
●最高出力:372hp/51500rpm
●最大トルク:55.3㎏-m/4400rpm
●ブレーキ:4輪ディスク・パフォーマンスブレーキパッケージ
※諸元表はオプションパッケージを含まないR/T標準モデル。
撮影車両は
●シェイカーパッケージ
●プラスパッケージ
●ドライバーズコンビニエンスグループ
●パフォーマンスハンドリンググループのオプションパッケージを追加装備。
2019y DODGE CHALLENGER?R/T SCATPACK NA
エンジンで最上位モデルとなるR/Tスキャットパック
SRT392とスキャットパックが共用していた6.4?V8エンジンは、19年型ではSRT392が消滅したためスキャットパック専用となる。8ATとの相性はバツグンで、加速の伸びは出色だ。スーパービーのロゴがシートにも入る。
【主要諸元:2019年型ダッジ・チャレンジャーR/Tスキャットパック】
●全長×全幅×全高:5027×1924×1460mm
●ホイールベース:2951mm
●車両重量:1923kg
●エンジン種類:V8 HEMI
●総排気量:6400?
●トランスミッション:8AT
●最高出力:485hp/6100rpm
●最大トルク:65.7kg-m/4100rpm
●ブレーキ:4輪ディスク・ブレンボ4ピストンパフォーマンスブレーキキャリパー
撮影車両は
●アルパインオーディオグループ
●ドライバーズコンビニエンスグループ
●プラスパッケージのオプションパッケージを追加装備。
他オプション
●グラナイトグレーメタリック(オプションカラー)
●スキャットパックストライプ
●サンルーフ
LIONHEART【ライオンハート】
所在地:愛知県一宮市萩原富田方上畑19-1TEL:0586-67-1711
営業時間:10:00~21:00
定休日:第2・3水曜日
URL:http://www.lionheart2005.com
■写真/古閑章郎
■文/相馬一丈
アメ車マガジン 2019年 5月号掲載
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