チャレンジャー88店長の愛車はパンプキンカラーにアレンジされたPTクルーザー
Soul of Mopar CHRYSLER PT CRUISER
クライスラー系モダンアメリカンがスバラシイ理由
CHRYSLER PT CRUISER
cafe challenger88
レトロモダンなフォルム造型美を独特の塗料でより濃厚に味付け!
大阪府八尾市にあるモパーの聖地「チャレンジャー88」。以前本誌でも紹介したアメリカンダイナーの店長が公私共に愛用するのがPTクルーザー。パンプキンカラーにアレンジされたクール&ファニーなリトルモパーの魅力に迫る!ほんのりエイジングに味付けしてこなれた印象に
アメ車と言えば大排気量でボディがデカいといったイメージが強いけれど、意外にもコンパクトなモデルをラインナップしていたりもするのだ。
現在はカタログからは姿を消してしまっているが、レトロなルックスとコンパクトさが受け、さらに正規モデルとしてディーラーで販売されていたこともあり、アメ車に馴染みの薄いユーザーでも手軽に乗りこなせるとして人気を博したのがPTクルーザーだ。
そのPTクルーザーの魅力を独自のスパイスで存分に発揮しているのが紹介するチャレンジャー88店長の愛車である。生産終了から10年近く経過して、中古車市場でも破格のプライスが付くナイスなベース車両だけに、安く購入したのに大金をはたいてカスタムするのはナンセンス。
1930年代独特の曲線フォルムを近代的にアレンジした個性を持つモデルだけに、ギラギラとデジタルな飾り付けを取り入れるよりも、ほんのりエイジングさせて雰囲気を演出した方がキマると踏んで、店舗内装リフォームなどで使用しているエイジング塗料で刷毛塗りを決意。
少々雑に塗ることで、ベースカラーのダークグリーンが見え隠れする絶妙なさじ加減と、経年劣化によるヘッドライトのくすみが相まってレトロモダンなフォルムにリアリティーを高めた。
実はこの刷毛塗り、同社で3台目となる店舗前ディスプレイのメインキャラクターであり、初代がミリタリーネイキッド、2代目のピンクニュービートルと続いてパンプキンカラーのPTは2018年末に仕上げたばかりのニューフェイス。
店舗を訪れたお客さんから、同じように塗ってみたいと相談されることも多く、要望に応じてスタッフがその塗り方を伝授することもしばしば。
DIYでも簡単にできるところと、多少雑に塗っても〝味〟として雰囲気良く仕上がるところが魅力。刷毛塗りが気になる方は、店長の愛車を見つけたら気軽に声を掛けてみてはいかがだろう。きっと親身になって相談に乗ってくれるはずだから。
パンプキンカラーをベースにクリーミーなアイボリーカラーをグリルやサイドミラーに取り入れた、“美味しそうなボディカラー”が個性的なPTクルーザー。ステンシルで描かれたショップのロゴや英字も雰囲気抜群!
内装はオリジナルのままとなり、インパネのパネルカラーでベースカラーが判別可能。偶然か狙ってかは定かではないが、パンプキンにも緑が含まれるだけに違和感なくマッチしているところも特筆物。右ハンドルなので従業員たちも気負いすることなく運転可能。
2ℓ直4DOHCで141hpだけにモパーと呼ぶには非力かもしれないが、レギュラーガソリン仕様で燃費もそこそこ良く、国産車感覚で乗れるところもPTクルーザーならではの魅力と言える。
■Thanks:cafe challenger88
TEL:072-975-5488
HP:https://www.cafechallenger88.com
Photo&Text:石井秋良
アメ車マガジン 2019年 5月号掲載
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