RVランド・コンセプトがJKラングラー用に製作したポップアップルーフ
Soul of Mopar Jeep Wrangler Unlimited TripTop
TripTop
Jeep Wrangler Unlimited
クライスラー系モダンアメリカンがスバラシイ理由
いつでも、どこでも旅のベースキャンプ

RVランド・コンセプトがJKラングラー用に製作したポップアップルーフが「Trip Top」。現状はまだ試作の状態ではあるものの、夏頃の販売に向けて改良に取り組んでいる。
2019年2月1~3日に渡って開催された「ジャパンキャンピングカーショー2019」。日本最大のキャンピングカーショーと言われるとおり、会場には数多くのキャンピングカーが展示されていたのはもちろんのこと、ここ最近のキャンプブームの影響もあって来場者も多く各ホールは大盛況だった。

そんな会場で目にするキャンピングカーの多くは日本車をベースとしたもので、それに続くのは欧州車。やはりアメ車をベースとしたモデルは無いよな…と諦めかけたところで目にしたのが、このJKラングラー。会場には、ジャンルを問わずポップアップルーフを装備したモデルが数多く展示されていたのだが、その内の1台にこのJKラングラーがあったのだ。
ポップアップルーフは天井を開くとテントを張ったような空間が出現し、そのスペースで就寝を可能とするもの。ルーフを就寝スペースとして活用することで車内を有効利用できると人気の装備。これを
JKラングラー
用に開発したのがRVランド・コンセプトで、発案したのが店長の山森さん。

ポップアップルーフは実に夢のある空間と言えるものの、いざそれを導入しようとすればルーフを開口したりと、大掛かりな加工が必要となり、そうすれば当然費用もかさむ。しかし、
JKラングラー
であれば大掛かりな加工をしなくても、載せるだけでクリアできるのではないかと閃き製作に取り掛かったんだとか。
聞けば、当初この案を社内に提案した際には反対意見も多かったそうなのだが、諦めなかった山森さんは会社を納得させるべく次々と行動を起こし、製造にかかわる段取りを自身ですべて手配。その熱意に押され会社もゴーサインを出し、製造へと辿り着けたそうだ。ベース車両に
ラングラー
を選択したのは、山森さんが大のラングラー好きだったこともある。

彼はYJからスタートしてTJ、 JK と乗り継いでおり、しかもアウトドアへ出掛けるのが趣味ということも起因している。ちなみに現段階はまだ試作の状態で、キットとしての発売は2019年夏頃を予定しているという。実に発売が待ち遠しい。
「Trip Top」を展開していない状態のフォルムはというと、設置されていると言われなければ分からないほど馴染んでいるのは、純正のシルエットを崩すことのないように配慮したためだ。こだわったポイントの一つである。

「Trip Top」はフリーダムトップを固定するフックを利用して固定している。Trip Topの展開は固定しているスナップベルトを緩めることで可能となる。

JKラングラーの弱点は、素材上ルーフレールを安易に設置できないことだった。。そのため積載能力を向上させることが難しかったが、Trip Topにはルーフレールを設置して弱点を克服。

「Trip Top」はフロントシート上部のフリーダムトップを外した状態の上に載せるかたちで設置しているため、ルーフへのアクセスはその開口を利用している。



両サイドには窓を装備しており、クローズ、メッシュスクリーン、オープンと使い分けることが可能となっているが、市販タイプはさらに遊び心のある窓を設計しているという。

「Trip Top」を展開してみると、大人2人が就寝できるスペースが確保されている。
Produced by RV LAND CONCEPT
TEL:04-7157-7077
URL:http://www.rvland-c.com
■Text & Photos|アメ車MAGAZINE
アメ車マガジン 2019年 5月号掲載
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