モダンマッスルの人気を支えるチャレンジャー&チャージャー最新モデルはさらに熟成が進む
最新の2019年モデルが各メーカーから発表されるなか、モダンマッスル人気を牽引するチャレンジャー&チャージャーもさらに深化。熟成が進んで一段と輝きを増したダッジ・ブラザーズから目が離せない。
THE LATEST OF DODGE BROTHERS
Dodge Challenger R/T Scat Pack Widebody
Dodge Charger SRT Hellcat
THE LATEST OF DODGE BROTHERS
Dodge Challenger R/T Scat Pack Widebody
Dodge Charger SRT Hellcat
さらなる深化を遂げた2019年モデル
モダンマッスル隆盛のキッカケとなったのは5代目マスタングの大ヒットだった。それに続けとばかりにダッジは チャレンジャー に、シボレーは カマロ にレトロテイストを取り入れて市場へと投入して現在の状況を作り出したわけだが、今やモダンマッスルの人気を牽引しているのは チャレンジャー であると断言してもいい。それに同じLXプラットフォームを共用している チャージャー もそれを後押ししていると言えるだろう。
そんなダッジブラザーズの2019年モデルだが、2018年モデルまでとは打って変わり、グレードが見直されて
チャレンジャー
は15から6に、
チャージャー
は9から5へとを縮小。だが、弾かれたグレードはオプションとして選択できることになっている。
そして
チャレンジャー
は、これまで最上位であった
ヘルキャット
の上に797hpを誇る
ヘルキャット・レッドアイ
を新設。
ヘルキャット
も707hpから717hpへとアワーアップ。チャージャー・ヘルキャットは変わらず707hpのまま。さらにこれら以外にもリファインが施され熟成を図っている。
そんな最新モデルの
チャレンジャー
&
チャージャー
を日本へとインポートしているのが
「スペース横浜」
。ちなみにショールームには紹介した2台以外にも最新モデルがズラリと並ぶ。価値ある一台を手にしたいなら訪れてみてはいかがだろうか。
Dodge Charger SRT Hellcat
日本に最速で入庫したハイパワーセダン
チャージャー のグレードバリエーションでトップに君臨するのがヘルキャット。最高出力707hpを叩き出すV8/6.2ℓスーパーチャージドHEMIを搭載するモンスターマシン。世界的にみてもセダンで700hpを発揮するモデルなんてそうはない。しかも日本へとインポートされた台数はチャレンジャー・ヘルキャットよりも少ないため、お目にかかれたらそれこそラッキーと言えるだろう。
しかも撮影車両は最新の2019年モデルで、最速で日本へとインポートされた車両。編集者冥利に尽きる。
ちなみにチャージャー・ヘルキャットは、チャレンジャー・ヘルキャットと時を同じくしてラインナップに加わり、2019年モデルでも継続。
チャレンジャー・ヘルキャットはこれまでよりも10hpアップして717hpへと高められているが、チャージャー・ヘルキャットはこれまでと同じく707hpのまま。ナゼ同じにしなかったのか? という疑問は残るものの、707hpもあればそれこそ手に余る。
そんな2019年モデルではデュアルインレットを備えたグリルや、ローンチアシストやラインロックを装備するなど、ブラッシュアップされている。
ヘルキャットに搭載されるエンジンはV8/6.2ℓHEMI。これにスーパーチャージャーを追加して、最高出力は707hp、最大トルクは650lb-ft(89.8㎏-m)を叩き出す。スイッチを押してエンジンを掛けた瞬間に放たれる甲高いサウンドが胸を躍らせる。
2019年モデルではフロントマスクが改良されており、ヘルキャットとR/Tスキャットパックには、デュアルインレットを備えたパフォーマンスグリルが装着され、クーリング性能を高めている。
インパネ中央のタッチスクリーンではApple CarPlayなどの操作はもちろんのこと、新たに追加されたローンチアシストやラインロックの調整だけでなく、各種走行モードの切り替えが可能となっている。
20インチアルミホイールに、F/6ポッド、R/4ポッドのブレンボ製ウルトラハイパフォーマンスブレーキシステムを装備。
Dodge Challenger R/T Scat Pack Widebody
オプションでワイドボディの選択が可能に
チャレンジャー の2019年モデルのグレードバリエーションは、もっともスタンダードなSXT からスタートし、GT 、R/T 、R/Tスキャットパック 、SRTヘルキャット 、そしてトップとなる SRTヘルキャット・レッドアイ の6種類をラインナップ。それにしても2018年モデルは15種類あったグレードが6種類にまで減少したことは驚きであった。
そしてこれまでラインナップに名を連ねていたPLUS、T/A、SHAKER、WIDEBODYはオプションにて選択する形へと移行されている。撮影車両はR/Tスキャットパック だが、オプションのワイドボディ(SRTヘルキャット 、 SRTヘルキャット・レッドアイ にも設定)を選択しているため、文字通り見た目にもワイド。
ちなみにショップには同モデルのスタンダードボディも展示してあったのだが、見比べるとワイドボディに軍配が上がる。やはり3.5インチの差は大きい。
またボディカラーに関してだが、シカゴオートショーにてサブライムグリーンを追加するというアナウンスもあり、全14色の中から選択可能。撮影車両は人気のB5ブルーをチョイス。
これまでヘルキャットだけが装備していた中央部をくり抜いた形のエアキャッチャーヘッドランプだが、R/Tスキャットパックにも装備され、しかもこれまでは片方だけだったのだが、両方のヘッドライトに装備されるようになった。
チャージャーに比べ、チャレンジャーは運転席を取り囲む様に配置されれているのが特徴のインテリア。シートもバケットタイプでホールド性も十分。
R/Tスキャットパックに搭載されるエンジンはV8/6.4ℓHEMI。最高出力は485hp、最大トルクは475lb-ft(65.5kg-m)ということで2018年モデルと違いはない。レッドアイの797hpに比べると数値的に物足りなさを感じるかもしれないが、十分過ぎるポテンシャルである。
2018年モデルまではヘルキャットだけがワイドボディをラインナップしていたが、2019年モデルからはR/Tスキャットパック、SRTヘルキャット、SRTヘルキャット・レッドアイにオプションとしてワイドボディが設定されている。
Thanks:SPACE YOKOHAMA
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■Photo&Text:編集部
アメ車マガジン 2019年 6月号掲載
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