シェビーのミドルサイズトラック、シボレーコロラドは走りもサイズ感も絶妙
AMERICAN 4X4 & TRUCK
2019 CHEVROLET COLORADO
2019 CHEVROLET COLORADO
AMERICAN 4X4 & TRUCK
広大な大地を誇るアメリカで生き抜くためにはタフでなければならない。まさにそれを体現するのが、ビッグでパワフルな4×4とトラック。さらにここ最近のトレンドはオフローダースタイル。益々タフネス度を強め、ワイルド感溢れるスタイルでファンを魅了する。もっともアメリカンスピリッツを踏襲するのは4×4とトラックに間違えない。
ハマーH1のスペシャリストとしておなじみの
「スカイオート」
だが、ハマーのみならず、Jeepなどの本格4WD、ピックアップトラックなど、ワイルド系なアメヨンたちも得意とするところだ。そんな
スカイオート
が今、イチオシするのがシェビーのミドルサイズピックなのだ!
シボレーの世界戦略ピック、魅力満載の「コロラド」
トヨタ・ハイラックスのヒートアップ、そして根強い人気を誇るタコマ。ピックアップトラックのトレンドが、今まさにニッポンにやって来ている! こんなチャンスを、本場のアメリカン・トラックが黙って見ていていいのか?
まあ、ニッポンでのトレンドはフルサイズ、ではなくミドルサイズのピックアップなんだけどね。しかし、そう、ちゃんとビッグ3にも、ミドルピックはある!
たとえばハマーH1 はじめ、ヘビーデューティな4WD&トラックを得意としている
「スカイオート」
が、イチオシするのはシボレーのミドルサイズピック
『コロラド』
だ。
2003年、S‐10ピックアップ の後継モデルとしてデビューした
コロラド
は、フォード・レンジャーや、それこそトヨタのタコマが最大のターゲット。'12年には現行モデルに移行してからは、東南アジアやオーストラリア、ブラジルなどグローバルに各地の仕様を設定するなど、シボレーの世界戦略車として重要なポジショニングを与えられているのだ。

そして今回、
スカイオート
が持ち込んだのは'19年型「ZR2」モデル。フロントバンパーの両サイドアンダー部分がえぐれているのが特徴の、オフロード最強モデルだ。しかもクルーキャブ(いわゆるダブルキャブ)、本革シートなど、上級装備は兄貴分のフルサイズピック、
「シルバラード」
にも匹敵するほどで魅力的なのだ。

コロラド・シリーズの中では最上級、かつ最強のオフロード仕様となる「ZR2」 グレード。ホイールベースは128.5インチ、全長212.7インチ、全幅76.7インチと、日本の道路事情にもマッチ。
ほぼハイラックスと同じサイズだ。フロントバンパーの両エンドがエグれた形状は対地アングルを稼ぐための、ZR2 ならではのカタチ。他グレードはここに補助ランプなどが備えられる。

チョイ乗りのインプレだが、第一印象は引き締まった乗り味が印象的だ。たとえば同じピックアップでも、ハイラックスは空荷だとポンポン跳ねて乗り心地がけっしてよくないが、
コロラド
はひたすら快適、かつ懐の深いショックアブソーバーの余裕が感じられる。この特殊なショックアブソーバーのおかげだろうが、この足まわりだけでも「ZR2」 を選ぶ理由になりそうだ。




インテリア・ギミックのプレミアム感は、兄貴分のシルバラードにも匹敵する。本革パワーシート(ヒーター付き)やオートエアコン、キーレスエントリー、ワイヤレススマートフォン充電器、リヤビューカメラなど、その内容はトラックじゃない! 荷台については、さすがにフルサイズほどの広さはないが、LINE-Xでコートして使いやすいぞ。



サスペンションはフロント、ダブルウィッシュボーン・コイル式、リヤはリーフリジッド。ただしZR2はスペシャルなオフロード・サスペンションを採用。「セグメント・エクスクルーシブ・マルチマチックDSSVダンピングシステム」というリザーブタンク式のショックアブソーバーも併用される、力強いスペックなのだ。

タイヤはグッドイヤーのオールテレーンタイプ、ラングラー・デュラトラック、265/65R17。オフローダーらしいワイルドな足もとを演出。ホイールはZR2専用で、今どきのデザイン。



エンジンは3.6ℓV6、308hp&275lb-ftに、8速ATを組み合わせる。4WDシステムはパートタイム式だが、通常の2WD、4WD・ハイ、4WD・ローのモードに加え、4WDオートのモードも備えている。さらにZR2でスゴいのは、フロントとリヤ、独立して操作できるデフロックが用意されている!
’75モデルのシボレーC-20はクラシカルなスタイルと現代でも通用する性能を備える。
女心をつかむ大迫力!2018年シボレー・シルバラード1500ハイカントリーが持つ魅力をレビュー
GMC C-20は、フルサイズトラックのルーツともいえるピックアップなのだ。
ミドルサイズの大衆車「シボレー・シェベル」。普段乗りもできる! 伝説のマッスルカー
Thanks:スカイオート
TEL:048-976-1235
HP:https://www.skyauto.co.jp/
PHOTO:古閑章郎
TEXT:高坂義信
アメ車マガジン 2019年 7月号掲載
最新記事
2025/11/06
統一感が生む独自の世界は近未来な印象を抱かせる【ハマーデザイン】
ハマーデザインの濱岡氏がアメリカ滞在時に出会ったダニーD氏。彼に亡き今、その遺志を継承し後世に広める者として、様々な作品を濱岡氏は生み出し続ける。
2025/11/04
【FIELD STYLE JAPAN 2025】450社以上が出展するアジア最大級のアソビの祭典
FIELDSTYLE JAPAN 2025
AICHI SKY EXPO(愛知国際展示場)
2025/10/30
【マッスルカーナショナルズ14】イベントの主役は、1960~70年代のアメリカンマッスルカーたち
MUSCLE CAR NATIONALS 14
18th May 2025
名古屋港ガーデンふ頭ひがし広場
2025/10/28
夫婦でアメ車!しかもマッスルカー2台という贅沢な選択肢【チャレンジャー&マスタング】
一台はマッスルカーやトラック、そしてもう一台はミニバンやSUVと、夫婦でアメ車2台を所有する方たちの大半はどちらか一方がファミリーカーとして成立するパターンが多い。そんな中、どちらも2ドアクーペのマッスルカー2台を所有する強者夫婦を発掘!









