「ブレイザー」が復活!シボレーSUVに伝統のネーミング
2019 CHEVROLET BLAZER RS
2019 CHEVROLET BLAZER RS
「ブレイザー」復活
2018年の6月に公式発表され、2019年の1月から販売を開始した新型シボレー・ブレイザー。まさにでき立てホヤホヤとも言える新型ブレイザーが早くも日本上陸。キャルウイングの手によって日本最速で入庫した新型ブレイザーの全貌を早速チェックしていこう。
『シボレーブレイザーRS』次世代型クロスオーバーSUVとして登場
カマロ譲りのディテールで、スポーティ感が際立つブレイザー
シボレーSUVに伝統のネーミング「ブレイザー」が復活するというアナウンスがなされたのが2018年の6月。これを聞いた筆者は懐かしいという思いと同時に嬉しさも込み上げてきた。
何しろブレイザーといえば1969年~1994年モデルまで発売されたフルサイズSUVのK5というイメージが強い。同じくブレイザーといえば1983年モデルから2005年モデルまで発売されたコンパクトSUVのS‐10も思い出されるが、いずれにしても14年振りにブレイザーの名がラインナップに記されたのである。
ちなみに筆者が公式発表前に予想していた姿はK5を彷彿させるフォルムだった。なぜならマスタングを筆頭とするレイテストマッスルが初代モデルを彷彿とさせるディテールで、原点回帰戦略を見事に成功させたからである。
だが、いざ発表された新型ブレイザーはというと、ボディサイズはフルサイズではなくミドルサイズで、さらにラダーフレームではなくモノコックということで、かつての様な泥臭さを一切感じさせない現代的ともいえるスタイリッシュなディテールが際立っていた。
なかでも目を引くのはやはりフロントフェイスで、これはまさにカマロをインスパイアしたデザインとなっており、実にアグレッシブ。さらにサイドビューはAピラーの傾斜を強めにするとともに、フロントからリアにかけてボリュームが増していく造りもカマロ譲り。
そんな新型ブレイザーに搭載されるパワーユニットは、2.5?直4(193hp/188lb‐t)と3.6?V6(308hp/270lb‐ft)の2機種。トランスミッションは両ユニットとも9速ATが組み合わせ、駆動方式はFF、フルタイムAWD、パートタイムAWDの3種類を用意。
グレードはトップモデルの「プレミア」を筆頭に、スポーティな「RS」、スタンダードの「ブレイザー」の3バリエーションとなっているが、ブレイザーはL、2.5Lクロス、3.6Lクロス、3.6Lレザーの4タイプを用意するため、実質では7バリエーション。
ブレイザーは、シボレーのSUVラインナップのなかで、エキノックスとトラバースの中間に位置する2列シートの5人乗りモデルとなっているが、つい最近にはシボレーブランドのクロスオーバーSUVの新たな1台としてトレイルブレイザーを2020年初頭に発売すると発表。
新型トレイルブレイザーはブレイザーより小振りなコンパクトSUVで、見た目にもブレイザーによく似たスタイリングデザインとなっており、日本でも馴染みのある両車に期待が高まる。
2.5L直4(最高出力193hp /最大トルク188 lb-ft)と3.6LV6(最高出力308hp /最大トルク270 lbft)が設定されている新型ブレイザーのエンジン。
これは同ブランドのピックアップトラックであるコロラドに搭載されているパワーユニットと共通。また3.6?V6 はカマロとも共通。撮影車両の「RS」グレードは3.6?V6をスタンダードとし、組み合されるトランスミッションは9速AT。
クロスオーバーSUVだけに厚みこそ違えど、切れ長のLEDデイライト(ヘッドライトはバンパーのサイドに設置)といい、大きく開口したグリルといい、フロントフェイスはまさにカマロを彷彿とさせる造り。
テールランプもLED を採用しているが、デザインを矢印タイプとすることでスポーティ感を演出。さらにリアバンパー下部のディフューザー形状に合わせて、その両サイドにスクエア型のマフラーチップを配置する。
「RS」グレードに装着されるスタンダードホイールは20インチのダークアンドロイドマシンフェイスアルミ。タイヤサイズはP235/55R20。オプションとして21インチのグロスブラックアルミホイールも用意されている。タイヤサイズはP265/45R21。
カマロ譲りなのはエクステリアだけでなくインテリアも同様に仕立てられており、雰囲気はまさにスポーティな印象。 撮影車両はオプションのパノラミックサンルーフを装備。その開口は広く、フロントからリアシートまでをカバー。そのため開放感に溢れる。
8インチのタッチスクリーンには最新のシボレーインフォテインメント3システムを搭載し、Apple CarPlay&Android Autoを内蔵していることでスマートフォンとのリンクを可能とする。そのためグーグルマップをスクリーンに映し出せることはもちろん、スマートフォンにインストール済みの音楽の再生も可能。
スポーティなRSグレードに装備されるシートはフロントがバケットタイプとなり、リアにはスライド機構を備える。カラーはレッドステッチを施したジェットブラックレザー。 ラゲッジにはカーゴマネージメントシステムを装備。床面に設置したレールに沿ってバーを移動させることで荷物を固定する。
さらにリアシートが6対4分割で可倒するため、使用用途に合わせて収納スペースがアレンジできる。さらにドアは、リアバンパー下に足をかざすことで開閉可能なハンズフリージェスチャーリフトゲートを装備。
Specification 2019 CHEVROLET BLAZER RS
【全長×全幅×全高】4862 × 1946 × 1702mm
【ホイールベース】2863mm
【車両重量】1822kg
【乗車定員】5名
【エンジン種類】3.6? V6 DOHC VVT
【最高出力】308hp / 6600rpm
【最大トルク】270lb-ft / 5000rpm
【トランスミッション】9AT
【タンク容量】73?
【サスペンション】前 マクファーソンストラット独立式
【サスペンション】後 5リンク独立式
【ブレーキ】前/後 4輪アンチロックディスク
【ホイール】20インチアルミ
【タイヤサイズ】前/後 P235/55R20
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