ブレイザーの名は継承しつつもクロスオーバーSUVな位置づけで復活

2019 CHEVROLET BLAZER RS
マッチしたルックス&パフォーマンスで、復活を遂げたブレイザーが日本に上陸!
ブレイザーの名は継承しつつもクロスオーバーSUVな位置づけで復活を遂げた次世代ブレイザー。さらにはカマロ御用達のRSグレードを採用してスポーツテイストに拍車をかけたモデルがBUBU阪神に入庫!その魅力について紐解いていこう。
「ブレイザー」が復活!シボレーSUVに伝統のネーミング
次世代型クロスオーバーSUVとして登場
SUVシーンを長きに渡って盛り上げてきた名車ブレイザー。古くは60年代のK5ブレイザーから名を継承し、80年代に入るとコンパクトサイズのS‐10ブレイザーをラインナップするなど、アメリカ本国はもちろん日本国内でも人気を博した。
S‐10ブレイザーの最終モデルに関してはアストロや当時のCKシリーズとフロントマスクが似ていたこともあり、二分割のビレットグリルやパークシグナルレンズが飛ぶように売れていたことも記憶に新しい。
そんなブレイザーがオールニューなルックス&パフォーマンスで復活を遂げ、早々にBUBU阪神に入庫していると聞いて早速取材へ。第一印象はクロスオーバーSUVと化したカマロといった雰囲気。かつてのブレイザーらしさは面影もなく、レクサスやハリヤーをライバルに仕立てたのでは?と言った印象である。
これには賛否両論、様々な意見があって然るべきではあるが、ガラケーがスマホに移行し、オーディオメインユニットにMDやCDが不要となり、ブルートゥース機能で音源をとることが当たり前となった昨今、ブレイザーも同じ様に必然的な進化を遂げたカタチであり、時代背景にマッチした最善のスタイルと言える。
何よりの魅力はアメリカンSUVの次世代を担う、良い意味でGM車らしからぬフォルムである。モデルイヤー的に一番近いトレイルブレイザーよりも一回り小さいが、S‐10ブレイザーほどコンパクトではないため窮屈な車内といったデメリットは高次元で改善されており、オープンエアーが楽しめるパノラミックサンルーフの解放感も手伝って室内の居住性は想像以上に開放的。
丸型のエアコンベントの同色トリムリングやシートスティッチ、カマロを彷彿させるスポーツテイスト溢れるインストルメンタルパネルなど、もはや従来のブレイザーとは別物としての魅力が満載。
2ドア前後リーフスプリングのK5ブレイザーとS‐10ブレイザーがまるで別物だった時と同じ様な感覚で、トラックシャーシベースの従来型SUVがクロスオーバーSUVとして次世代を担う然るべき形へと進化を遂げた現行型ブレイザー。時代を見据えた〝アメリカンクロスオーバーSUV〟という選択肢が、多くのファンを魅了することを期待したい。
ケイジャンレッド×グロスブラックのボディカラーにRSのエンブレムが絶妙に映える。落ち着いた色味はスポーティーな一面とラグジュアリーな格式の高さを高次元で融合しており、洗練されたデザインを惹きたてる。また、ヘッドライトやテールレンズにボウタイマークを控えめにあしらうアクセントも特筆物だ。
RSグレード専用のブラックレザーインテリア。ステアリングや内張りに赤いステッチが贅沢にあしらわれ、エクステリアとの一体感が際立つ。セカンドシートの足もとも広く、センターコンソール後ろにはエアコン拭き出し口やUSBをレイアウト。大人5人がゆったり座れる車内と積載性の高いラゲッジスペースはファミリーユースにも最適。
カマロのほか、コロラド、キャニオンにも搭載されるパワーユニット3.6? V6 VVTエンジン。組み合されるトランスミッションは9速ATでカマロ譲りのスポーティーな走りをクロスオーバーSUVで堪能できるところが、新型ブレイザーの魅力でもある。
Thanks:BUBU 阪神
TEL:06-6427-5151HP:http://www.bubu.co.jp
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PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2020年 1月号掲載
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