カスタムVANのムーブメントのけん引役、ダッジが放つメーカー純正カスタムVAN

1977 DODGE B200 Van
不動のDODGE ダッジの魂に魅了される
1977 DODGE B200 Van
カスタムVAN が一大ムーブメントととなったことで、本来の商業バンに留まらず、『ストリートバン』や『アダルト トイズ』といったメーカー純正カスタムVAN ともいえるパッケージを打ち立てたVANのアイコン的存在がダッジ・バンだ。
ベーシックな状態を保持するシンプルでクールなB200
COEだったAシリーズに対して、フロントエンジンの新世代のVANとして70年よりラインアップされたBシリーズ。近年ではRVとしてのニーズの高いバンも、当初はあくまでも商業用がメインだったが、70年代中期にはカスタムVANがムーブメントとなるほどの大ブレークとなったことで、ニーズが大幅に広がった。
オーナーの趣味趣向に合わせて様々なスタイルでカスタムする上で、自由度の高いカーゴバンのニーズが一般的に広まったのだ。窓の形や位置などを独自にアレンジする上で、プレーンなパネルバンが最も都合が良く、ルックスの良さなども踏まえて、ショートボディの人気が高かった。そこで、ダッジは、メーカー純正カスタムVANといえるパッケージをラインナップ。それは人気に便乗したインスタントなモノではなく、仕様からデザインまで、とてもメーカー純正とは思えないほど、クールで魅力的で、大人気となった。『ストリートバン』に続いて、バン以外のピックアップトラックなども連動した『アダルト トイズ』など、遊び心満載でいかにもMOPARらしいアプローチ。
この個体は、カスタムVANのベースとして最も人気のスタンダードなパネルVAN。外装はストックのままを保持しているが、内装は当時のカスタムVANでは定番のスタイルとしている。ショップのサービスカーとして活躍させるべく入手した現オーナーの使用目的に合わせて、ベーシックなカーゴ状態に変更。ビジネスユースを踏まえたアップデートを施して、信頼性を確保。アメリカでも希少なベーシックな状態を保持するシンプルでクールな個体。
ベーシックなパネルバンがベースで、ウインドーはリアゲートのみ。ショートのパネルバンが最もシンプルかつ、ボディフォルムのバランスが良く魅力的。板金箇所はサフェーサーのままだが、サービスカーとしてリアルに活躍する個体なだけに、それもまたアメリカ的でイイのだ。
社外のクラーユニットを装着している以外は、基本的にストック状態を保持する。シートはキャプテンタイプ3座。スキンはリフレッシュ済み。荷室部分は内装を撤去して、本来のカーゴ状態とした。
同時期のピックアップトラックがIビーム式だったのに対して、バンではコイルスプリングによる独立懸架を採用。リアは従来のリジットリーフ式。キャリパー加工などのアレンジによってWELD製をホイールを装着。
設定されたV8エンジンの中でも主流の360ciを搭載。キャブレターはストックの2bblから4bblにアップグレード。バッテリーを移設してコールドエアーインテークを設置。トランスミッションは3速ATのA727。
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★ PHOTO & TEXT:石橋秀樹
アメ車マガジン 2020年 3月号掲載
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