20年乗り続けるほど愛して止まないラムバンの魅力とは…

バン

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アメマガ2023年5月号

ナオキモータービルド

大阪府

ラムバン

ラムバン1500

SOUL OF MOPAR

モパーとしてもフルサイズバンとしても、アウトドアとしてでも様々なシーンにマッチするラムバン。ただ今回紹介するラムバンのオーナーは20年愛用する筋金入り。彼を虜にして止まないラムバン独自の魅力をベテランから学ぶ。

SOUL OF MOPAR -我らを魅了して止まないモパー-


ハワイで見た飾り気のない、ナチュラルなバンに憧れて

'01 DODGE RAM VAN 1500

20年前にラムバンを購入した不破さん。当時はまだアストロブームの名残もあってバンにエアロや大口径ホイールを装着するアメ車が街に溢れていたが、そんなクルマを横目にハワイやグアム、カリフォルニアの郊外を走っている様なローカルらしい雰囲気でサラッと乗りこなすことが彼のスタイル。基本的にイジって楽しむクルマ道楽と言うよりも、乗って積んで走って楽しむ本来あるべき姿をありのままに楽しむのが流儀であり、それは20年経過した現在も変わっていない。

あえて変更点を挙げるならば、6年ほど前に組んだチェインズの車高調くらいだ。実はこのロワードフォルムもカスタムありきではなく、年老いた親の乗降性を考慮してのことで、純正車高では乗り降りが厳しくなってきたことと、10年以上使い倒した純正サスのヘタリがキッカケだ。

 

内装に目をやると、近年流行のキャンパースタイルや車中泊的な要素は何一つ見つからず、強いて言えば天井もちょっとお疲れの様子。ボディに目をやると白いボディは所々ヤレてきて、ルーフを中心に塗装が剥がれて錆びも目立ち始めている。ギラギラに磨き倒したショーカーとは真逆ではあるが、筆者個人的にはこれこそバンライフのリアルな姿ではないかと絶賛。

「取材したいのですが?」と連絡すると「取材されるほど何もしてないけどいいの?」と困るオーナーさんを説得してまで誌面に載せたかった理由、それは流行り廃りではなく、カスタムして自分色に染めるでもなく、あくまでも自然体で適度に雑な扱い方を経て蓄積された、歳相応の皺や老いを当たり前に受け入れながら乗る姿勢が、とにかくカッコいいから。無理に商用車っぽく寄せたりもしない。誰かに評価されようとか媚びたりと言った姿勢もない。本当のバンライフは、時には買い物で駆り出し、時には老いた親の送迎に活躍し、そして週末は無造作にロングボードを直積みして最低限の荷物を無造作に後部座席に乗せて海へと走らせる。特別な装飾や刺激的なアクティビティは何も要らないのだ。

 

ただ、20年以上前のクルマなので機関系の整備だけは怠らない。これが長く愛用し続けられる秘訣。こうしたライフスタイルは波乗りで訪れたハワイの生々しいラムバンの使い方を見て学んだもの。クルマを相棒と軽々しく言うのはあまり好みではないが、彼に関してラムバンは、まさしく〝相棒〟なのだ。

スタイリングを整えるというよりも乗り心地や乗降性重視で選んだというチェインズの車高調。ルーフのセンター部分のみ錆びが激しいのはふき取る時に手が届きにくいから。また、当時から貼りっぱなしのステッカーもボディ同様に風化してナチュラルなヤレ感に拍車を掛ける。

観音開きやダッジドアではなく、一枚横開きのシンプルな構造のリアゲート。海から上がって手っ取り早くドアを開口するにはこのサクッと開くドアが重宝する。唯一のこだわりは太めのホワイトリボンタイヤ。このロコな雰囲気のボトムスがラムバンに似合う!

過剰な装飾のないオリジナルストックのダッシュパネル。無造作に助手席側に吊るされたサーフボード型のウッドアクセサリーも長くここに飾ったままなのだろう。ボディ同様に経年劣化が窺えるがそれもまた味。ショーティーなのでロングボードは多少運転席側までかかるが、細かいことは気にしないのが南国スタイル。


Owner:不破


Thanks:Naoki Motor Build
TEL:072-236-7300
HP:http://naoki-mb.co.jp


Photo&Text:石井秋良
アメ車マガジン 2023年5月号掲載


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