ブロンコの第4世代は今が狙い時!

SUV

フォード

TOM GARAGE

ブロンコ

大阪府

アメマガ2020年4月号

THE 90's STRIKES BACK

1991 FORD BRONCO

THE 90's STRIKES BACK ナインティーズの逆襲


1991 FORD BRONCO

ブロンコと言えばアーリーブロンコの人気が高騰しており、93年~96年の最終モデルもまだまだ現役。しかしその1世代前の87年~92年までのモデルはあまり日の目を浴びることのないレアキャラだった。

多少雑に扱っても絵になる、道具感満載のフォルム

ファミコンが登場して子供たちの遊び方がガラッと変化し始めた80年代後半、自動車シーンにおいてもアナログからデジタルへと進化を遂げるがごとく、デジタルメーターの採用やスイッチで操作可能な電動機能をこれでもかと言わんばかりに装飾するクルマが目立ち始めた。しかしそんな中、古き良きスタイルを守る姿勢を崩さなかったのが、アメリカンSUV。


ワゴニアにおいては91年の最終モデルまでキャブレターを貫き、K5ブレイザーに至っては、ボディとシェルが脱着可能なギミックを最後まで守った。そのK5のライバルとして人気を二分していたのが紹介するブロンコだ。一回り小ぶりなアーリーブロンコからフルサイズになり、フェイスやフォルムに若干の変更が加わりながら熟成したにも関わらず、何故かこの第4世代だけはあまり日の目を浴びなかった。同時期にジュラシックパークにも登場する初代エクスプローラーが爆発的なヒットを飛ばしていたことも要因の一つかもしれない。

1991 FORD BRONCO 1991 FORD BRONCO

しかし30年の時を経て、その精悍なマスクを見ると当時以上に魅力的に映るのは私だけじゃないはず。〝ブサ可愛い〟なんて言うと失礼かもしれないが、線だけで描いた様なシンプルなフェイスに、ゴールデンレトリバーの様な愛くるしさと逞しさの入り混じるボディカラー、そして質実剛健なフォルムの中にほんのりと滲み出る遊び心は、見れば見るほどに味わい深い。


また、ブロンコはほかのアメリカンSUVよりも早い段階でフロントコイルサスペンションを採用しており、前後リーフ車に比べて乗り味がマイルドなところも特筆物で、5LのV8インジェクションを搭載。見た目からハードで扱い難い印象を受けがちではあるが、実は非常に乗りやすかったりもする。今流行りのオートキャンプ、アウトドアでも絵になるクルマとして、再び日の目を浴びて然るべきクルマなのだ。

DSC_1633

左ヘッドライト下にあしらわれた4×4のさり気ないアクセント、無駄に大きなステーで固定された小ぶりなサイドミラー、少々力を入れないと開閉が難しい三角窓は、何もかもがスイッチ一つでオート機能となったここ最近のクルマにはない懐かしさと、道具としての味わい深さが滲み溢れる。

DSC_1642DSC_1654

リアゲートの鍵が真ん中ではなく、左端に配置されるのは背面タイヤ装着モデルが存在するからである。パワーウィンドータイプのリアゲートガラスは開放感抜群で、重量感溢れるリアゲートはアウトドアでベンチとしても大活躍。ただし炎天下の時は鉄板が熱くなるので要注意。

DSC_1634

センターラインの15インチに31×10.5R15のジオランダーMTを装着。オートマティックハブはオフロードシーンにおいて必要な時に自動で機能する。過剰なリフトアップを施さずとも走破性は充分。

搭載されるエンジンは145hpを発生させる5.0? V8のインジェクション

搭載されるエンジンは145hpを発生させる5.0L V8のインジェクション。同年代のGM系で搭載される5.7L V8のTBIエンジンとは異なる、フォード車らしいサウンドは実に官能的。キャブレターモデルの様な見た目ではあるが、実は暖気もそこそこに走らせられるお気軽なモデルだったりする。

DSC_1611 DSC_1613 DSC_1621

驚くほどにクリーンな状態のインテリアは、おそらく前オーナーが総張り替えを施したもの。明るめのキャメルレザーは座り心地もふかふかで、まるで応接室のソファに腰を掛ける様な感覚。運転席&助手席それぞれにアームレストがついており、センターコンソールを外してウォークスルー仕様にして乗ってみても使い勝手が良さそうだ。


THANKS:TOM GARAGE

TEL:072-828-5112
PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2020年 4月号掲載

関連記事

RELATED


次世代とは似ても似つかぬフェイスとスタイリングではあるが、ポニーカーとしての実力はかなりのもの

1999 FORD MUSTANG

歯車的なメッシュデザインを別体感の強いフォルムで構築【KMC KM545 TREK】

スタイルヨシ、乗ってヨシの アメリカン4×4の優等生【フォードブロンコワゴン】

6世代目として初代のデザインをオマージュして復活するなど、何かと注目度の高いブロンコ。中でもこの「初代」は、近年コレクタブルカーとして注目度が高まっているが、このワゴンはアップグレードを施して通勤からショップのサービスカーまでオールマイティに活躍!

Fシリーズトラックと兄弟関係にあるブロンコⅡが注目の的

Jeepを意識したコンパクトSUVとして誕生したアーリーブロンコから派生しながらも、ブレイザー、ラムチャージャーに対抗するフルサイズSUVとなったブロンコⅡ。コレクタブルカーとなった初代に続いて、ブロンコⅡはフルサイズトラックに便乗して人気急上昇!

コンパクトで扱いやすいボディサイズを持つブロンコスポーツ。

2021年に復活を果たしたフォードのブロンコは、同時にコンパクトなエントリーモデルであるブロンコスポーツを発表。新生ブロンコのアイデンティティを引き継ぐエクステリアデザインにコンパクトで扱いやすいボディサイズを持つブロンコスポーツ。今ならカーズスパークで購入できる。

 

最新記事


2026/09/24

【'07 GMC ユーコンデナリ XL】細かい部分を意識して、派手過ぎないカスタムへ

SUV

GMC

ラッピング&ペイント

世界から熱い視線を受けるハマーデザインで様々な業務をこなし、ショップで欠かせないスタッフである谷内さん。愛車は廃車寸前から救出した07年型GMC・ユーコンデナリXL。休日や営業時間外にコツコツレストアし、約6年掛けて仕上げカスタムを施した。

2026/09/21

ダッジブランド最後のラムは、ダッジ好きには希少なモデル!?【'09 ダッジ ラム ビッグホーン】

ピックアップトラック

ダッジ

足回り

2008年に第4世代にモデルチェンジしたダッジ・ラムトラックは、リア・リーフスプリングを廃止するなど劇的に乗り心地が改善されたモデル。2010年にラムはダッジから独立したブランド「Ram Trucks(ラム・トラックス)」に移り、今回の2009年型は、実質的にダッジブランド最後のラムといえる。そのモデルを6インチアップするなどフルカスタムしたのが今回のモデルだ。

2026/09/17

C8コルベットにスーパーチャージャーをブチ込んで700hp以上を出力

クーペ

シボレー

チューニング

ハイパフォーマンスモデルであればストックのままでは飽き足らずさらなる高みを目指したくなるもの。C8コルベットにスーパーチャージャーをブチ込んで700hp以上を出力し、数値アップを楽しむ。

2026/09/14

【FANG ARMOR】アーティスト視点で生み出すラインを繋げる造形美の美学

クーペ

ダッジ

ボディワーク

東京オートサロン2026でエスカレードESVの最優秀賞と並んで、優秀賞を受賞したチャレンジャー・ジェイルブレイク。そのカスタムペイントもさることながら、ワイドボディシルエットの造形美が凄まじい!

ランキング


2025/02/12

【SEMA SHOW 2024】アイディアの宝庫から探る進化するアメ車カスタム

イベントレポート

会場のスケール、出展ブース、車両台数、クオリティ、 バリエーションetc.……すべてにおいて世界最大規模を誇るカスタムカーの祭典、SEMA SHOW 2024がネバダ州ラスベガスで開催された。

2023/12/11

小柄な女性が操る、ジープ史上最長ボディのグラディエーター

SUV

ジープ

2023年5月末に開催されたアメマガミーティングZでガールズオーナーが奈良から自走でエントリー。しかもその相方がゴリゴリにカスタムされたラングラーってことで単独取材のラブコール!

2020/09/24

狭い道も余裕の実用性に長けたサイズ感とネイティブな雰囲気が魅力のS-10!

ピックアップトラック

シボレー

CHEVROLET S-10

2021/10/21

わずか4年の短命に終わるマグナムだがSRT8の市場価値は高い

ステーションワゴン

ダッジ

2006 Dodge Magnum SRT8