【シボレーインパラSS】浮世離れしたサイズはもはやキングオブセダン

セダン

シボレー

アメマガ2020年4月号

インパラSS

THE 90's STRIKES BACK

BLUE RIVER

インパラ

1996 CHEVROLET IMPALA SS

THE 90's STRIKES BACK ナインティーズの逆襲


セダンたるべきフォルムをそのまま膨張させた独特の造形美!

1996 CHEVROLET IMPALA SS

ここ最近のアメ車でいうと、GM系ならキャデラックCTS、MOPAR系なら300Cがセダンシーンを賑わせるが、アメリカンセダンといえば無駄にデカいフルサイズこそ醍醐味だった。中でもLT-1のハイパフォーマンス性まで共存するマッスルセダンのSSは別格!

 

40代に突入した筆者が免許を取得したばかりの若かりし頃に街で見かけて、その大きさに圧倒されたのが兄弟モデルのカプリスである。

 

当時はアストロブームからの続編でカプリスやサバーバンが人気を博しており、アストロですら大きいと感じていた筆者にとって、信号待ちでフルサイズのカプリスワゴンの後ろについた時は、その幅の広さに圧倒されたほどだ。

 

90年代と言えば日本のカスタムカーカルチャーにおいてはVIPセダンなるものもトレンドの一つで、街にはセルシオやシーマといった国産セダンがエアロを纏い、ローダウンに17インチホイール、さらには爆音マフラーを轟かせて走らせる者も多かったが、そんなVIPセダンたちを嘲笑うかの様な風格と、「これぞアメリカ!」と言わんばかりのサイズ感はそれだけで注目を集めた。

1996 CHEVROLET IMPALA SS 1996 CHEVROLET IMPALA SS

紹介するインパラSSはフェイスこそ冒頭で述べたカプリスと瓜二つではあるが、中身はまったくの別物。特に最終モデルの96年型はコラムシフトからフロアシフトへ変更され、デジタルメーターからアナログメーターに変更を受けたスペシャルなモデルである。

 

また、エンジンは260hpのハイパフォーマンスを誇るコルベット御用達のLT-1を搭載しており、カプリスよりも大容量のクーリングシステム、ミッションオイルクーラー、そしてボディ剛性を強化すべくヘビーデューティーフレームを採用してSSの名に相応しいスペックを持つ。

 

現車はオリジナルの良さを残しつつも同社ブランドホイールの3ピースリバース、20インチをフロント8J、リア9.5Jの絶妙なマッチングで履きこなす。オーディオはロックフォードウーファー×3アンプ、マルチモニターが搭載され音響カスタムも抜かりない。令和に残したい名車の一つとして、十分に推薦できるキング・オブ・セダンである。

1996 CHEVROLET IMPALA SS 1996 CHEVROLET IMPALA SS

無駄なボリュームを付けずとも、その全長、全幅の大きさだけで十分な風格を放つインパラSS。ここ最近主流の大きなラジエターグリルやツリ目のヘッドライト、ギラギラと煌びやかなテール周りとは無縁なスマートかつシンプルな表情は、今見ると逆に新鮮に映る。ノンスモークのクリアガラスも実に好印象である。

DSC_0053

VIPセダンを中心に当時トレンドだったディッシュホイールをアメ車に取り入れたブルーリバーのヒット作!3ピースリバースは当時の最先端だった。今見るとネオクラシックで新鮮に映る。

DSC_0073

コルベットC4や4thカマロのV8モデルにも搭載されるLT1ではあるが、ヘッドが専用設計となり鋳鉄を採用するインパラSS。全長5.4m、全幅2.0m弱、前高1.4mのボディサイズを微塵とも感じさせないトルクフルな走りは、このLT1ユニットの恩恵によるもので、260hpは当時のマッスルカーに匹敵するレベル。スポーティーセダンやマッスルセダンの異名を持つのも納得である。

DSC_0081DSC_0085 DSC_0108DSC_0102

ベンチシートにコラムシフトこそアメ車の醍醐味とされていた時代、何故か96年の最終モデルのみ突如フロアシフトに変更。さらにデジタル化に逆行する形でアナログメーターに。しかしこれこそがスポーティーセダンであり、コラムATでは少々勝手が異なってくる。ベンチシートでは攻めた走りには役不足。SSを堪能するなら迷わず96年型をオススメしたい!


THANKS:BLUE RIVER【ブルーリバー】

TEL:0725-56-6400
PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2020年 4月号掲載

最新記事


2026/08/25

2026年6月28日(日)に開催されたアメマガ祭り 2026 in Osakaのエントリーユーザーを一気見せ②!

アメマガミーティング

イベントレポート

アメマガ祭り 2026 in Osaka
泉大津フェニックス
2026.06.28

2026/08/24

2026年6月28日(日)に開催されたアメマガ祭り 2026 in Osakaのエントリーユーザーを一気見せ①!

アメマガミーティング

イベントレポート

アメマガ祭り 2026 in Osaka
泉大津フェニックス
2026.06.28

2026/08/24

【2017 ダッジ チャレンジャー】アメ車マガジンの記事がキッカケで結ばれた2人のアメ車人生

クーペ

ピックアップトラック

シボレー

ダッジ

免許を取得する前からガソリンスタンドでアルバイトをしてお金を貯めて、18歳で免許取得と同時にチャレンジャーを愛車に持つという、ぶっ飛んだストーリーを取材してから9年…彼女の``現在地``に迫る!

2026/08/21

アメ車が好きでよかった!アメマガ祭り 2026 in Osakaのアワード受賞者を一気見せ!

アメマガミーティング

イベントレポート

アメマガ祭り 2026 in Osaka
泉大津フェニックス
2026.06.28

ランキング


2026/08/24

【2017 ダッジ チャレンジャー】アメ車マガジンの記事がキッカケで結ばれた2人のアメ車人生

クーペ

ピックアップトラック

シボレー

ダッジ

免許を取得する前からガソリンスタンドでアルバイトをしてお金を貯めて、18歳で免許取得と同時にチャレンジャーを愛車に持つという、ぶっ飛んだストーリーを取材してから9年…彼女の``現在地``に迫る!

2020/09/01

マスタング史上最強のBOSS 429、859台にのみ搭載された極めて希少なBOSS 9

クーペ

ビンテージ

フォード

1969 Ford Mustang Boss 429

2026/08/17

アメ車マガジン2026年10月号 絶賛発売中!

雑誌

アメ車マガジン2026年10月号 絶賛発売中!

2026/08/20

【C FORGED】鍛造であるにもかかわらず、コストを抑えて製作

ホイール

コーストモータリングが新たなるチャレンジとして挑んだのがオリジナルホイール、その名は「C FORGED」。鋳造ではなく鍛造にこだわって製作された逸品。