史上最強のトラック“ラプター”を仲間と共に飼い慣らす快感!

ピックアップトラック

フォード

アメマガ2020年8月号

F-150ラプター

オフロード

F-150

EXTREME AMERICAN

FORD F150 RAPTOR

EXTREME AMERICAN


FORD F150 RAPTOR

世界的なアウトドアブームのせいか、ピックアップトラックも車高を下げるカスタムばかりでなく、車高を上げるオフロードスタイルが目立つようになってきた。中でも一番人気にして最強なラプターに乗る3人に、その魅力を直撃した。

USナンバーワン車種の最強グレードとして誕生

ピックアップトラックの世界において、アメ車は性能の面でも販売台数の面でもナンバーワンの地位を長きにわたって占めている。そして今、販売台数で頂点に君臨しているのがフォードF150で、その最強仕様がラプターと呼ばれるモデルだ。ラプターはバハなどのレースを走るトラックの公道バージョンとして、2010年モデルからラインナップに登場した。パワフルな6.2L のV8エンジン、アフターマーケットで人気のフォックス社製サスペンションの投入、ワイドフェンダーを組んだルックスなどが相まって、人気は一気に加熱。発売当初はプレミアが付いて、入手困難なほどだった。

FORD F150 RAPTOR

そんな熱気を、当時ハマー・H2乗りだった「やまちゃん」は現地で体感。2年がかりでようやくラプターを手に入れ、以来、どっぷりとその魅力にハマっていく。同時にハマー仲間だったムラっちさんと大森さんにも声をかけ、一緒にSEMAショーを見学に行ったりする中で、彼らもラプター乗りへと転身させていったのだ。「H2より大きいけど乗りやすい」、「トラックとは思えないくらいに速い」、「とにかく目立つ」など、彼らの口から出てくる言葉はポジティブなものばかり。 それでは彼らの愛車を通して、ラプターの魅力に迫ってみたいと思う。アメリカンフルサイズピックアップの底力を、とくと思い知るがいい!


2013 FORD F150 RAPTOR
Owner:ムラっちさん

2013 FORD F150 RAPTOR 2013 FORD F150 RAPTOR 1-3 1-6 1-4 1-16 1-15 1-19

ムラっちさんは2018年にやまちゃんと一緒にSEMAショーに出掛け、ラプターへの買い替えを決意したという。このころなら新型のラプターも発売されていたが、「アメ車といえばやはりV8エンジン。新型はV6ターボになってしまうので、あえて前モデルを選びました」と、選択の理由を話す。それだけにエンジンにはaFeのエアインテークやCPU交換までも行ない、さらなるパワーを稼ぎ出しているのだ。


足元はフューエル・ゼファーホイール(18×9.0)、BFグッドリッチマッドテレーン、ファブテックの4インチリフトアップキットとブロックを使い、野生味あふれるイメージを投入。このほかADDのバンパー、ANZOとリジッドのLEDライトを組んでいるが、こういったパーツの取り付けなどに関しては、すべてやまちゃんにお任せしているそうだ。


2012 FORD F150 RAPTOR
Owner:やまちゃん

2012 FORD F150 RAPTOR 2012 FORD F150 RAPTOR 3-3 3-17 3-4 3-20 3-193-13 3-14 3-63-16 3-15

いち早くラプターの可能性に気付き、2012年にラプターを購入したやまちゃん。ここで紹介するラプターは、実は彼にとって2台目のラプターで、「現行モデルを買おうと思って1台目を手放しましたが、初代のほうが迫力があるので買い直しました」とのことだ。


外観はADD製前後バンパーやリジッドのLEDランプ、ビードロック付きのKMC XD222ホイール(17×8.0)、BFグッドリッチオールテレーンなどでオフローダーらしさをアピール。タイヤに施した赤/青のステッカーは、バハのレースを走っているクルマのカラーリングを模しているのだそうだ。サスは純正のフォックスから、アイコンのステージ3サスペンションとディーバーの2インチリフトアップスプリングに組み替え、車高をアップ。その分ビーストップ製電動サイドステップを取り付けて、乗り降りのしやすさを確保していた。 このほかキッカーのオーディオ、バックフリップのトノカバー、社外ECUまでも装備済み。


2018 FORD F150 RAPTOR
Owner:大森一慶さん

2018 FORD F150 RAPTOR 2018 FORD F150 RAPTOR 2-14 2-5 2-9 2-102-62-15

3台の中で唯一現行モデルにお乗りなのが大森さんだ。「買おうと思ったときには、すでにモデルチェンジされていたんです。実際に乗ってみてV6ターボの速さにも惹かれ、現行型を選びました」と、車種選びに迷いはなかったようだ。確かに先代の411hpに比べて、現行型は450hpと馬力の面で優位に立つものの、ラプターならではの巨大フェンダーが小ぶりになってしまうというハンデがある。それを克服すべく、FRPのフロントフェンダーを後付けして迫力を増強。おかげでメソッドMR312(17×8.5)とBFグッドリッチオールテレーンの履きっぷりもサマになっている。フォックスの純正サスは交換せず、カラーを入れることで2インチのリフトアップを果たす。


★ Photo:犬塚直樹
★ Text:佐藤アキオ
アメ車マガジン 2020年 8月号掲載

関連記事

RELATED


【フォードF150】圧倒的な人気を誇るラプタースタイル、マスクだけでなくボディもアレンジ!

2008 FORD F150

【アレンジの極み】フォード・F-150ラプターが超絶ワイド化で個性を爆発させる!

フォードF-150ラプターを特集。最強オフローダーがさらなるワイルドさでカスタマイズ。ワンオフオーバーフェンダーやリフトキット、ワイドボディキットなどの過激な改造を紹介。最新のアメリカントレンドを取り入れたカルウィングが注目ポイント。ラプターのタフさとワイルドさを体感しよう!
AMERICAN 4X4 & TRUCK
FORD F-150 RAPTOR

2019年型 F-150ラプターが降臨!究極のベストセラーのモンスタートラック

アメリカン・スピリットを体現するプレミアムでパワフルな4x4トラック、2019年型フォードF-150ラプター。このトラックは人気が高く、アメリカ国内でもプレミアム価格で販売されることが多い。しかし、愛知県にあるアメリカ車専門ディーラーのライオンハートは、この新型車をリーズナブルな価格で輸入販売!詳しくは記事をチェック☆

AMERICAN 4X4 & TRUCK
2019 FORD F150 RAPTOR

本気でラプターが欲しいアナタに新旧&第3の選択肢を提案する

FORD F-150 RAPTOR

F-150をベースに、ラプターマスクにチェンジ!

FORD F-150 RAPTOR STYLE CUSTOM

 

最新記事


2024/03/29

誰もが憧れるアメ車の筆頭格、無骨なハマーH2に敢えて今乗る

SUV

ハマー

デビューから20年以上経過しているが、今なお絶大な人気を誇るH2。かつてはラグジュアリー感を強調したカスタムが多く見られたが、トップスピードでは敢えてシンプルさを追求。

2024/03/28

ヤフオクで購入したボロボロのカマロがここまで化ける!?

クーペ

シボレー

ディスカバリーチャンネルの人気番組でお馴染みのガス・モンキー・ガレージ。錆びだらけで朽ち果てる寸前のクラシックカーを買い取り、レストアやカスタムを施して極上車へと仕上げるあの場面。まさにそんなヒストリーがナオキモータービルドに実在した。

2024/03/27

ライフスタイルに合わせ三者三様のカタチを追求【レネゲードオーナー】

SUV

ジープ

ジープが欲しいけれど、経済性や取り回しが良ければいいのに…と思う人は少なくない。そんなユーザーの要望に応える形で登場したのがレネゲード。ラングラーと比較するとカスタムパーツは少ないが、だからこそオーナーたちの想いは非常に熱い!

2024/03/26

トラディッショナルな5スポークの大口径仕立て【AMEMAG AG-00】

ホイール

オーダーメイドの鍛造ホイールブランド「HIGH FORGED」で全国に名を馳せる覇王ホイール。一方で鋳造ながらビレットホイールの様な表情を見せる「AMEMAG」もヒット作として健在。その2作目が満を持してリリース!

ランキング


2024/03/28

ヤフオクで購入したボロボロのカマロがここまで化ける!?

クーペ

シボレー

ディスカバリーチャンネルの人気番組でお馴染みのガス・モンキー・ガレージ。錆びだらけで朽ち果てる寸前のクラシックカーを買い取り、レストアやカスタムを施して極上車へと仕上げるあの場面。まさにそんなヒストリーがナオキモータービルドに実在した。

2024/03/27

ライフスタイルに合わせ三者三様のカタチを追求【レネゲードオーナー】

SUV

ジープ

ジープが欲しいけれど、経済性や取り回しが良ければいいのに…と思う人は少なくない。そんなユーザーの要望に応える形で登場したのがレネゲード。ラングラーと比較するとカスタムパーツは少ないが、だからこそオーナーたちの想いは非常に熱い!

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】

2021/03/15

【注目のアメリカン雑貨】大阪の老舗ブランド、アンダーウッドが同業者の買い付け地に!

ショップ

大阪府吹田市の閑静な住宅街にあるユニークなショップ「アンダーウッドブランド」。ヴィンテージカーやオートバイからアパレル、多肉植物など幅広いアメリカンアイテムが豊富。同店はヴィンテージ・アイテムの素晴らしいコレクションを展示するだけでなく、カスタムカーやオートバイのレストアなど様々なサービスも提供しており、一度は訪れるべきショップ!
UNDERWOOD BRAND【アンダーウッドブランド】