本国ユニバーサルエアがジェットシティを単独指名

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ジェットシティ×ユニバーサルエアー

ジェットシティ

SEMA SHOW 2021

SEMA SHOW

アメマガ2020年11月号

本国ユニバーサルエアがジェットを単独指名

ジェットシティ×ユニバーサルエアー


大幅なカスタムリニューアルを施し来春からアメリカカスタムショーに参戦、最終目的はSEMA SHOW 2021

アメリカのラスベガスで開催される、世界最大のアフターパーツの祭典「SEMA SHOW」。クルマメーカーはもちろん、世界中のパーツメーカーやクルマ業者がブースを構え、個性ある最新パーツを身にまとったクルマ達が広大なエリアに展示される。日本のオートサロンに近いイメージだが、規模は数倍デカく、当然ながらアメ車比率も高い。ゆえに、アメ車の最新のカスタムパーツはSEMA SHOWから発信されることも多く、開催される10月末には、日本のアメ車ショップも視察と商談を兼ねて続々とアメリカへ飛び立っていく。


しかし、そんなSEMA SHOWだが、2020年の開催は新型コロナウイルスの影響で中止とアナウンス。「そうか、残念。しょうがないね」と簡単に言いたいところだが、実は広島のジェットシティで、SEMA SHOW 2020にデモカーであるマスタングを出展するためにカスタムプロジェクトが進行中で、その模様を順次掲載する予定だったのだ。


ジェットシティがSEMA SHOWに車両出展するのは、本国ユニバーサルエアとのコラボレーションによるもの。2020年で20周年を迎えたユニバーサルエアが会場に大々的なブースを構えることを決め、代表的モデルとして、遠く離れたジェットシティに車両展示をオファーしてきたのだ。


それがまさかの中止となり、さぞジェットシティも混乱しているはず…と思いきや「バタバタの作業が続いていたんで、だいぶ余裕ができましたね(笑)」と、6月から続いていた多忙な作業を少しスローダウンできるとあって、代表の萩原氏はホッとした様子。だが、大掛かりな作業は予定通り進める予定で、余裕が生まれた日程は詳細を煮詰めていくために使っていくという。2021年のSEMA SHOW出展なら急ぐ必要はないのでは?と思うが、作業は年内には終わらせて、来年早々に車両はアメリカに向けて出発する。その理由は、SEMA中止の発表と同時にユニバーサルエアから、2021年カリフォルニアで開催されるカスタムショー参加の打診があり、それを引き受けたのだ。ジェットのマスタングは、2021年春から幾つかのカーショーを転戦し、最終的にSEMA SHOW2021に出展するということになる。


ではマスタングはどう変わるのか。スムージングしたLBオーバーフェンダーはそのままに、ワンオフのグリル・マフラー、GTウイング・フロント&サイドスプリッターを装着。ボディペイントは、現代の車両にあえてクラシカルなイメージのあるフレイムスを取り入れたホットロッドスタイル。最新の塗料を使い、日本を代表するペインターの技術を用いることで、まったく新しいフレイムスが完成した。ユニバーサルエアとのコラボだけに、エアサスはもちろんユニバーサルエアだが、既製品では完全着地は不可能なため、ワンオフで共同開発したものを使用している。オーディオはキッカーで、内装の張替えも予定されている。


作業はジェットシティだけではなく、日本を代表するビルダーも協力し、着々と完成に向けて作業は進む。完成披露はアメリカ出発直前になると思うが、まずは現在の姿を紹介していこう。

JET CITY Demo Car MUSTANG アメリカに上陸するのはコレだ!

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LBワークスの代表的パーツであるワークスタイプオーバーフェンダー(F/5cm・R/8cmワイド)を、ボディに合わせてスムージング。LBワークスのフロントディフューザー、フロントカナード、サイドディフューザー、リアディフューザー、ダックテールを装着。ホイールはサビーニ・CARPI・20インチ(F20×10J-40、R20×12J-40)、タイヤはファルケン(F235/30ZR/20、R295/35ZR/20)。ここ に話題のトゥルースパイクラグナット・クラウン(ジェットシティ正規代理店)をセットし、ゴールドのホイールにさらなる刺激を与えている。加えてKRZスポーツエアサスを組み込み、ジェット流加工によりロースタイルを実現。

SEMA SHOW出展のユニバーサルエアから出された条件は完全着地すること

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本国ユニバーサルエアからSEMA SHOW出展のオファーは、実は2年前にもあったが、日程的な部分で実現しなかった。今回は満を持して作業に取り掛かったのだが…。出展のため、ユニバーサルエアから唯一言われた条件が「完全着地」。既製品では着地は不可能なため、サスペンションは共同開発したワンオフタイプを装着する。システムはAIR LIFTで、ボディ加工も行なわれる。

最新塗料と最高のペインターによる芸術品が完成!

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現行車両に90年代風のフレイムスペイントを入れながら、現代のフレイムス&リアルフレアを合わせ、新旧ミックスさせたHOT RODスタイルがボディペイントのテーマ。それを実現するため、日本のカスタムペイントの第一人者である、TMオートサービスの市場氏に作業を依頼。マスタング純正オレンジでオールペンしたあと、見る角度や光の角度によって発色が変わる偏光性塗料エキショウのJade を使いオールペンし、その上にショーアップの新塗料であるエンヴィーキャンディのシグナルレッド、フレイムオレンジ、クロームイエローの三色でグラデーションでフレイムス塗装。さらに、過去にSEMA SHOWでエアブラシのデモンストレーションを行なったこともある、エアブラシアーティスト・A-HAND 氏に、フレイムスにかぶせてエアブラシでリアルフレイムスを描いてもらっている。

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LBワークスのオーバーフェンダーは残し、グリルやGTウイングといった部分をワンオフで取り付ける。インテリアも張替えを行なっていくため、内張りも取り外されている。キッカーを使ってトランクオーディオ作成。ワンオフマフラー装着のため、リアバンパー&ディフューザーは加工されて取り付けていく予定だ。


TM AUTO SERVICE
http://www.tmautoservice.com/


エアブラシアーティスト・A-HAND
Instagram:aya.ahand


JET CITY【ジェットシティ】

TEL:082-820-0377
HP:https://jetcity-motoring.com/
photo:高原義卓
text:相馬一丈
アメ車マガジン 2020年 11月号掲載

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