-フリースタイルで行こう- #08 やっぱりMOPARってスバラシイ!

コラム

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アメマガ2020年12月号

#08 やっぱりMOPARってスバラシイ!

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#08 やっぱりMOPARってスバラシイ!

今回は2018年のセマショーにコンセプトカーとして出展された、1968年型ダッジ・チャージャーを今風のスーパーモディファイを施した、その名も「スーパーチャージャー」にスポットを当てる。市販車でないにもかかわらず、すでに1/18スケールのミニチュアモデルとしても登場! 実車とミニカー、両方のカッコ良さに迫ることにしよう。

1000馬力を誇るスーパーチャージドHEMIを搭載「1968スーパーチャージャー・ヘレファント」

ホットロッド やマッスルカーにおいて最も重要なファクターといえば、なんといってもパフォーマンスです!それも、ホットロッド の起源がそうであったように、ドライレイクでの最高速、1/4マイルの直線で競うドラッグレースやオーバルコースで競うダートにしろ、総合的な運動性よりは、純粋な速さに特化しているのがアメリカ式。そこで重要視されるのが、パワフルかつ強靭なアメリカンV8エンジン。

 

マッスルカーの人気ともシンクロしていますが、シャシーやボディは既存のモデルを流用していても、本来なら搭載されることのない大排気量のエンジンを組み合わせて、文字通り「マッスルでマッシブ」なパフォーマンスを発揮させたのでした。

そして、実際の速さは、レースのフィールドにおいて様々な伝説を築いたHEMIエンジンの存在は絶大です。NASCARではあまりの速さに、HEMI禁止令が出されたり、NHRAのスーパーストックでは、現代においても60年代後期のダッジ、プリマスのHEMI搭載市販ドラッグマシンが最速なため、HEMIだけは別枠のカテゴリーが設置されたほど。そんな伝説を受け継ぐように、近年でも「ヘルキャット」や「デーモン」といった、スーパーマッスル仕様をラインナップすることで、MOPARのブランドバリューも人気も確固たるものとなっています。

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さらには、メーカー自らが、1968年型チャージャーをベースに、最新かつ最強のメカニズムを導入した、ホットロッドなアプローチを推奨するコンセプトカーを製作。2018年のSEMAショーでお披露目し話題となった。

 

新たにリリースした426HEMIにスーパーチャージャーを組み込んだ、「Hellephant(へレファント)」と、これまたMOPARファンにはたまらないネーミング!ちなみに、HEMIエンジンは1951年の331ciから、354、392などなど、多種存在しますが、最強なのは64年に登場した、「エレファント」こと426! シェビーのビッグブロックこと「ラット」に対して、明らかに巨大なでパワーに、クイックなのがポイント! クレートエンジンには、500ci超えもありますが、426HEMIは、ショートストロークならではのレスポンスの良さで、実際のスペック以上に、恐怖レベルのパフォーマンスを体感できるのです!「へレファント」では、スーパーチャージャーを武装するとことで、1000馬力を発揮。

 

ベース車のチャージャーが50周年記念ということもありますが、スーパーチャージャーありきのへレファントをアピールするべく、ショーネームはズバリ、「スーパーチャージャー」と名付けた男らしさもステキです。外観的には、SRTデーモンのスクープや、ヘルキャットのヘッドライトなど、家系内アップデート。

 

装着ホイールも、ヘルキャットのデザインによるもので、ワイドなフロント:20×11、リヤ:21×12を収める上で、フェンダーフレアーの装着のほか、前輪を2インチ前方にずらし、ロングホイールベース化しています。初代のチャージャーでありながらも、レトロデザインの現行モデルにも見えるフィニッシュは、さすが本家のMOPAR自身によるセルフアップデートといった感じ。

 

パフォーマンスありきのコンセプトにしろ、家系内アップデートが炸裂する内外装のアレンジにしろ、モデル本来のキャラクターも見事に活かされているあたりも、ネーミングのセンスも含め、MOPARらしさに溢れてステキです。

 

実車は手に入りませんが、1/18スケールのミニカーがちゃんとリリースされました。既存のチャージャーのモデルをアレンジしたものではなく、レジン製によって、細部まで実車に迫る勢いで忠実に再現されているのが魅力大。「スーパーチャージャー・ヘレファント」は市販車ではないにもかかわらずモデルされるのが、さすがアメ車と言えます。「地獄のゾウさん」の呪いにうなされそうです…。

1968 Super Charger “Hellephant”

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一見すると、現行チャレンジャーに通じるレトロデザインによる現代版チャージャー?なのかと思えるほど市販車クオリティでフィニッシュしているのが流石。ポテンシャルやルックスも魅力ですが、搭載エンジンである“ へレファント” に興味津々。HEMIはなんといっても426です!!1000馬力は過剰ですが、価格も約3万ドルとエクスペンシブ!!!

1/18 GT SPIRIT:1968 Super Charger “Hellephant”

GT SPIRIT:GTS-MODELS.COM

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1/18スケールのレプリカは、ダイキャストではなく、レジン製。2009年に設立されたフランスに拠点を置く新しいメーカーのGTスピリットによるもの。実車を忠実に再現している点で魅力大。全体のスタイルや内装の細部もリアル。グレーメタリックのボディカラーも忠実かつ美しい。ブラックボディ&レッド・バンブルビーストライプや数種類のカラーバリエーションもリリース。


★石橋秀樹 アメリカンホビーショップ「ホットワイヤー」の店主であり、フリーペーパー「イグナイト」の編集人、そしてアメ車マガジンでもライターを行なうなど、アメリカンカルチャーに関する偉人(変人)である。人生は肩ひじはらずに「フリースタイル」なのが信条。


アメ車マガジン 2020年 12月号掲載

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