【チャレンジャーSXT】アウディ純正色にブラッシュドホイール マッスルカーもオシャレに乗ろうぜ!

2012 DODGE CHALLENGER SXT
EXTREME AMERICAN
2012 DODGE CHALLENGER SXT Owner:坂槙洋行さん
昔からチャレンジャーにはスピードとワルのイメージがつきまとう。そこに最近、大径ホイールとペイントを生かしたハデなイメージも加わった。しかし、2012年式SXTのオーナーは、それらからの脱皮を図り、オシャレマッスルのジャンルを開拓する!
デザインの美しさを、色、エアサス、タイヤで増幅
スピードに魂を捧げるか?それとも目立つことを優先させるか? 最近のチャレンジャーは、この2つのスタイルが幅を利かせている。だが、坂槙さんの愛車はどちらにも属さず、独自の世界観を提示してきた。
足元のお手本としたのは、往年のマッスルカーだ。そのため大径ホイールも引っ張りタイヤもノーサンキュー。20×9.5と11.0のホイールにそれぞれ265/40と305/30のタイヤを履かせ、マッスルらしいムチムチした脚線美を演出する。合わせたホイールはフォージアートのクラシコで、気をてらわないシンプルな5スポークのデザインとブラッシュド/ハイポリッシュのコンビフィニッシュが、これまたマッスルの力強さを後押ししてくれるのだ。
ボディのオールペンに使った色は、アウディ純正のシャムベージュメタリック。これは埼玉・エレガントデザインが数年前にSEMAショーを訪れた際、グレーとベージュが人気色だったことから採用したモノ。欧州車ならではの色の深みと補修のしやすさからこの色にたどり着いたそうだが、その狙い、見事ど真ん中のストライク! これまでのチャレンジャーにはない、オシャレ感があふれるビジュアルへと到達だ。
このほかユニバーサルエアーとエアリフトによるエアサスシステムのインストールやインテリアの張り替えも行い、エクステリアとインテリアに磨きをかけたチャレンジャー。「マッスル系をオシャレに乗る」という新たなジャンルの先頭を突っ走れ!
フロントマスクへのアクセントとして、392用リップスポイラーを加えた。メーカー純正パーツなので、マッチングはドンピシャだ。 リモコンで車高を制御できるマネージメントシステムにエアリフトの製品を、足元に備わるエアバッグにユニバーサルエアーのUSキットを使い、フェンダー内にタイヤ&ホイールがかぶる激低フォルムが可能に。ホイールはフォージアート・クラシコ・20インチ。
グレーのレザー&アルカンターラ、赤のステッチ、ペイズリー柄のモケットと、色とデザインを駆使した内装が前後のシート、さらにはドアトリムにまで広がる。なお、ドアトリムのデザインはチャレンジャー独特のボディプレスラインをモチーフにし、前後ヘッドレストの厚さや高さを変えてバランスや視認性を高めているのも見逃せない。
ELEGANT DESIGN
TEL:048-556-9855HP:https://elegant-design.co.jp
写真/犬塚直樹
文/佐藤アキオ
アメ車マガジン 2020年 12月号掲載
最新記事

2023/09/27
やっぱりGMが好きなので、迷わずシルバラードを選ぶ
それがいつのことか、どこだったのかまったく思い出せないが、街を走るアメ車の四駆を見て「カッコイイ!」と思った三河さん。その刷り込みが非常に強く残っていたことで、今にして思えばそれがアメ車ライフの始まりと言える。

2023/09/26
【グランドワゴニア / ラングラールビコン】392ciのV8を搭載する、正反対なキャラクター!
ここ数年、アメ車にもエンジンのダウンサイジング化の波が押し寄せている。だが、そんな時代の流れに抗うかのように登場した、ラングラールビコン392とグランドワゴニア。エンジンこそ同じだが、まったく異なる2台を紹介しよう。

2023/09/25
目指すは普段乗りができるシボレーC10のプロストリート!
C10人気が高まる昨今、オリジナル重視の個体はもちろん、パティーナやラット、さらにはビレットホイールを履かせたスタイルなど、多種多様の盛り上がりを見せている。そんな中、度肝を抜く一台を大阪の6ディグリーズで発掘してきた!

2023/09/22
稀少限定色のレインにルビコン392を搭載するモンスター!
1981年まで生産されたCJ以来、40年ぶりにV8エンジンを搭載した「RUBICON 392」。モパーらしさを色濃く感じさせるハイパフォーマンスな走りは、良い意味でラングラーらしからぬ魅力を放つ。