よく伸びよく縮む足のJKラングラーの完成型
Jeep JK WRANGLER
Jeep WRANGLER CUSTOM SPECIAL
Jeep JK WRANGLER
ハードなロックも余裕で走破しつつ快適性も確保する無敵モディファイ!
栃木県の桜川市に店を構えるのが「ニューラインサカ」。ジムニーを主軸に、あらゆるクロカン4駆を手掛けるニューラインサカのロックカスタムは、その技術力の高さとロックステージにおける適切なアドバイスなどから、多くのユーザーから信頼を得ている。その経験を生かしてJeepのロックカスタムも行なうようになり、現在は自社ブランドの「KABAROCK」も展開。
Jeepのロックカスタムは、良く動くサスペンションと低重心を意識したメイクが特長。いたずらに車高アップだけを追い求めるものとは異なり、安定性を求めてワイドな車体へとカスタムすることも得意とする。またハードなロックセクションでも確実にトラクションが得られるサスペンションは、よく伸びよく縮む。
その最上級のメニューとして、エアサスの「ORI‐Struts」を用意。4輪の車高や減衰力を個別にコントロールができ、よりハードなロックセクションへの挑戦を可能にしつつ、オンロードでの快適性も得られるものだ。 これらのリアルなロックカスタムメイクは、魅力的なスタイルとオンロードでの快適性も備えていることから、ロッククローリングを行なわないユーザーにも人気となっている。

2015年のラングラーアンリミテッド・ルビコンをベースに、VKSの前後バンパー、POISON SPYDER・EVOのオーバーフェンダー、EVOのロックスライダー&ロックスキンなどを装備。ロックフィールドでの転倒も考慮し、GENRIGHT OFF ROADのフルケージも装着し、純正のハードトップから幌トップへと変更している。ホイールはHUTCHINSON ROCK MONSTER、タイヤはMAXXISのTREPADOR COMPETITION(40×13.50-17)。この仕様で日本各地のロックフィールドに挑戦している。

足回りはRock Krawlerのタイロッド&アーム類に加え、ORI-Struts のSTXストラットを装着。窒素配合のエアサスとなるこれは、4輪の車高や減衰力を個別に制御可能だ。また、タイヤの切れ角を増やしつつ、パワステの油圧系を保護するRAM アシストはPSCを使用する。GENRIGHTOFF ROADのフルケージ上部には、前後のデフロック、エアコンプレッサー、ラインロック、ナイトロックステージで活躍するロックライプなどをコントロールする、Spodのスイッチコントローラーをセットしている。

2017年式のラングラーアンリミテッド・スポーツを、ロッククローリングカスタムへと実施しているのが大塚さんのJK。前後のショートバンパーはSAVVY OFF ROAD、オーバーフェンダー&ロックスライダーはPOISON SPYDER、ホイールはRACELINEのRT232 MONSTERで、タイヤはBFグッドリッチのマッドテレーンT/A KM3(12.50R17LT)を履く。撮影の前日に完成したというホワイト×シルバーのボディカラーは、ブラックからオールペンによって色替えを実施したもの。


サスペンションはタイロッド、ドラックリンク、トラックバー、コントロールアームコイルスプリング(1-2”)にSynergyを奢る。ショックアブソーバーはFOX2.0、ステアリングスタビライザーはFOX ATSを装備する。このカスタムを行った当初は、オフロードは絶対に走らないと決めていた大塚さん。リアルなロックスタイルのJeepにすることが目的だったが、いまや現場に到着すると真っ先にロックフィールドへ走り出す、KABAROCKチームの切り込み隊長的な存在になっている!

2018年式のラングラーアンリミテッド・スポーツ・グラナイトをベースに、ニューラインサカでロックカスタムを実施。オーナーは小河原さん。前後バンパーおよびオーバーフェンダーはPOISON SPYDER、ロックスライダーはEVO、ホイールはMETHODのMR106でタイヤはMAXXISのTREPADOR(40×13.50-17)という外観へと仕上げられている。迫力あるワイドなエクステリアは、低重心を意識したカスタムを実施したことにより、オンオフを問わず優れた走行安定性も確保している。

足回りはタイロッド、ドラッグリンク、トラックバー、コントロールアーム、コイルスプリング(1~2”) にはSynergy をチョイス。ショックアブソーバーはFOX2.0、ステアリングスタビライザーはFOX ATSを装備する。ハードなロックセクションも走破する性能を持たせているが、オーナーの小河原さんはこのクルマでのオフ走行は禁止とし、あくまでリアルなロックスタイルを楽しんでいる。その分、別に所有するフルカスタムを実施している2台のジムニー(JA11&JB64)でロックフィールドを走るとのことだ。
NewlineSaka【ニューラインサカ】
所在地:茨城県桜川市真壁町白井627-3TEL:0296-45-8863
営業時間:月~土曜日 8:30 ~ 17:30
休業日:日曜日/祝日/第2・4 土曜日
URL:https://www.newlinesaka.com
Youtubeチャンネル KABAROCK
PHOTO 清野 央
TEXT マーク清原、編集部
アメ車マガジン 2020年 12月号掲載
最新記事
2025/11/06
統一感が生む独自の世界は近未来な印象を抱かせる【ハマーデザイン】
ハマーデザインの濱岡氏がアメリカ滞在時に出会ったダニーD氏。彼に亡き今、その遺志を継承し後世に広める者として、様々な作品を濱岡氏は生み出し続ける。
2025/11/04
【FIELD STYLE JAPAN 2025】450社以上が出展するアジア最大級のアソビの祭典
FIELDSTYLE JAPAN 2025
AICHI SKY EXPO(愛知国際展示場)
2025/10/30
【マッスルカーナショナルズ14】イベントの主役は、1960~70年代のアメリカンマッスルカーたち
MUSCLE CAR NATIONALS 14
18th May 2025
名古屋港ガーデンふ頭ひがし広場
2025/10/28
夫婦でアメ車!しかもマッスルカー2台という贅沢な選択肢【チャレンジャー&マスタング】
一台はマッスルカーやトラック、そしてもう一台はミニバンやSUVと、夫婦でアメ車2台を所有する方たちの大半はどちらか一方がファミリーカーとして成立するパターンが多い。そんな中、どちらも2ドアクーペのマッスルカー2台を所有する強者夫婦を発掘!









