よく伸びよく縮む足のJKラングラーの完成型

SUV

ジープ

ラングラー

JKラングラー

栃木県

ニューラインサカ

アメマガ2020年12月号

Jeep JK WRANGLER

Jeep WRANGLER CUSTOM SPECIAL


Jeep JK WRANGLER

ハードなロックも余裕で走破しつつ快適性も確保する無敵モディファイ!

栃木県の桜川市に店を構えるのが「ニューラインサカ」。ジムニーを主軸に、あらゆるクロカン4駆を手掛けるニューラインサカのロックカスタムは、その技術力の高さとロックステージにおける適切なアドバイスなどから、多くのユーザーから信頼を得ている。その経験を生かしてJeepのロックカスタムも行なうようになり、現在は自社ブランドの「KABAROCK」も展開。

 

Jeepのロックカスタムは、良く動くサスペンションと低重心を意識したメイクが特長。いたずらに車高アップだけを追い求めるものとは異なり、安定性を求めてワイドな車体へとカスタムすることも得意とする。またハードなロックセクションでも確実にトラクションが得られるサスペンションは、よく伸びよく縮む。

 

その最上級のメニューとして、エアサスの「ORI‐Struts」を用意。4輪の車高や減衰力を個別にコントロールができ、よりハードなロックセクションへの挑戦を可能にしつつ、オンロードでの快適性も得られるものだ。 これらのリアルなロックカスタムメイクは、魅力的なスタイルとオンロードでの快適性も備えていることから、ロッククローリングを行なわないユーザーにも人気となっている。

2015年のラングラーアンリミテッド・ルビコン

2015年のラングラーアンリミテッド・ルビコンをベースに、VKSの前後バンパー、POISON SPYDER・EVOのオーバーフェンダー、EVOのロックスライダー&ロックスキンなどを装備。ロックフィールドでの転倒も考慮し、GENRIGHT OFF ROADのフルケージも装着し、純正のハードトップから幌トップへと変更している。ホイールはHUTCHINSON ROCK MONSTER、タイヤはMAXXISのTREPADOR COMPETITION(40×13.50-17)。この仕様で日本各地のロックフィールドに挑戦している。

名称未設定 8 名称未設定 4 名称未設定 2 名称未設定 1

足回りはRock Krawlerのタイロッド&アーム類に加え、ORI-Struts のSTXストラットを装着。窒素配合のエアサスとなるこれは、4輪の車高や減衰力を個別に制御可能だ。また、タイヤの切れ角を増やしつつ、パワステの油圧系を保護するRAM アシストはPSCを使用する。GENRIGHTOFF ROADのフルケージ上部には、前後のデフロック、エアコンプレッサー、ラインロック、ナイトロックステージで活躍するロックライプなどをコントロールする、Spodのスイッチコントローラーをセットしている。

2017年式のラングラーアンリミテッド・スポーツ

2017年式のラングラーアンリミテッド・スポーツを、ロッククローリングカスタムへと実施しているのが大塚さんのJK。前後のショートバンパーはSAVVY OFF ROAD、オーバーフェンダー&ロックスライダーはPOISON SPYDER、ホイールはRACELINEのRT232 MONSTERで、タイヤはBFグッドリッチのマッドテレーンT/A KM3(12.50R17LT)を履く。撮影の前日に完成したというホワイト×シルバーのボディカラーは、ブラックからオールペンによって色替えを実施したもの。

2017年式のラングラーアンリミテッド・スポーツ3M7A0284

サスペンションはタイロッド、ドラックリンク、トラックバー、コントロールアームコイルスプリング(1-2”)にSynergyを奢る。ショックアブソーバーはFOX2.0、ステアリングスタビライザーはFOX ATSを装備する。このカスタムを行った当初は、オフロードは絶対に走らないと決めていた大塚さん。リアルなロックスタイルのJeepにすることが目的だったが、いまや現場に到着すると真っ先にロックフィールドへ走り出す、KABAROCKチームの切り込み隊長的な存在になっている!

2018年式のラングラーアンリミテッド・スポーツ・グラナイト

2018年式のラングラーアンリミテッド・スポーツ・グラナイトをベースに、ニューラインサカでロックカスタムを実施。オーナーは小河原さん。前後バンパーおよびオーバーフェンダーはPOISON SPYDER、ロックスライダーはEVO、ホイールはMETHODのMR106でタイヤはMAXXISのTREPADOR(40×13.50-17)という外観へと仕上げられている。迫力あるワイドなエクステリアは、低重心を意識したカスタムを実施したことにより、オンオフを問わず優れた走行安定性も確保している。

名称未設定 11 名称未設定 10

足回りはタイロッド、ドラッグリンク、トラックバー、コントロールアーム、コイルスプリング(1~2”) にはSynergy をチョイス。ショックアブソーバーはFOX2.0、ステアリングスタビライザーはFOX ATSを装備する。ハードなロックセクションも走破する性能を持たせているが、オーナーの小河原さんはこのクルマでのオフ走行は禁止とし、あくまでリアルなロックスタイルを楽しんでいる。その分、別に所有するフルカスタムを実施している2台のジムニー(JA11&JB64)でロックフィールドを走るとのことだ。


NewlineSaka【ニューラインサカ】

所在地:茨城県桜川市真壁町白井627-3
TEL:0296-45-8863
営業時間:月~土曜日 8:30 ~ 17:30
休業日:日曜日/祝日/第2・4 土曜日
URL:https://www.newlinesaka.com
Youtubeチャンネル KABAROCK
PHOTO 清野 央
TEXT マーク清原、編集部
アメ車マガジン 2020年 12月号掲載

関連記事

RELATED


JKラングラー×DIYカスタムはアウトドアでのカッコ良さの追求です!

2013 Jeep JK Wrangler Unlimited Sport

アウトドア仕様ではなくシンプルカスタムを提案【ジープ ラングラー アンリミテッド スポーツ】

マッスルカーからジープまで、あらゆるアメ車を取り扱うガレージトップスピード。広大な屋根付き展示場には膨大な在庫を保管しており、お気に入りの1台がきっと見つかることだろう。

カスタム済みの中古車なら購入時からスタイリッシュ!【トップスピード】

最近、JEEPが気になる人が増加中!でも、今からディーラーに新車を買いに行っても数年待ちは当たり前。「今すぐ乗りたいし、カスタムしたい!」という人に、TOPSPEEDのラングラーをお勧めしよう!

個性派を貫くマストな選択肢としてラッピングを推奨

ラッピングと聞くと派手な色目を採用した個性派と言ったイメージだったが、春素材や色味に加え、全面貼りか否かでもかなり印象が変わる。そんなラッピングカスタムの最前線をJKラングラーと共に紐解く。

2018年モデルで次世代JLへ 最新技術を搭載したオフロード王 ジープラングラー

American Cars Best20 Jeep WRANGLER(ジープラングラー) 1944y-

 

最新記事


2025/10/14

【TDI-Tuning】サブコンを装着することでパフォーマンスと燃費が向上!

チューニング

ショップ

アメ車は燃費を気にしていては乗れないクルマだとしても、良くなる方法があるのであれば試してみて損はない。さらにパフォーマンスアップするとなればなおさらだ。TDIチューニングがもたらす恩恵は百利あって一害なし。

2025/10/09

【2012 シボレーサバーバンLT】走りを楽しむなら 6ATモデルを狙え!

SUV

シボレー

ハマー・H2を主軸に高品質なアメ車を長年販売する埼玉県のSIC。今回、在庫車で注目したのが12年型のシボレー・サバーバン。07年から登場した第10世代のモデルだが、10年型以降はミッションが6ATになるなど走行性能がブラッシュアップされているため、より走りを楽しむことができるモデルとして狙い目だ。

2025/10/07

【1or8カスタムライドミーティング】初回より本誌で追い続けてきた

イベントレポート

1or 8 Presents AMERICAN CUSTOM RIDES MEETING
11th May 2025
高鷲スノーパーク駐車場

2025/10/02

【ClassicForged】鍛造削り出しなので、スタイリングだけでなく強度と軽さも追求

ホイール

ホイールを履き替えるだけで、クルマの印象はガラリと変わる。比較的新しいモデルならどんなホイールも似合うが、ビンテージカーオーナーにとって、切実な問題でもある。

ランキング


2020/08/31

魅惑のマッスルカー黄金時代:1960年代と70年代の誇り高き車両たち

ビンテージ

人気のあるマッスルカーであるマスタング、カマロ、チャレンジャーに焦点を当て、1969年のシボレー・カマロ、コルベット、フォード・マスタング・ボス429を紹介。性能やコストパフォーマンスだけでなく、美しさや運転の喜びにも注目。

2016/12/08

【1965y ポンティアック カタリナ】ただでさえ渋いポンティアック中でもカタリナは最上級の渋さ!

セダン

ビンテージ

ポンティアック

1965y PONTIAC CATALINA
マルセロ

2025/10/09

【2012 シボレーサバーバンLT】走りを楽しむなら 6ATモデルを狙え!

SUV

シボレー

ハマー・H2を主軸に高品質なアメ車を長年販売する埼玉県のSIC。今回、在庫車で注目したのが12年型のシボレー・サバーバン。07年から登場した第10世代のモデルだが、10年型以降はミッションが6ATになるなど走行性能がブラッシュアップされているため、より走りを楽しむことができるモデルとして狙い目だ。

2025/10/14

【TDI-Tuning】サブコンを装着することでパフォーマンスと燃費が向上!

チューニング

ショップ

アメ車は燃費を気にしていては乗れないクルマだとしても、良くなる方法があるのであれば試してみて損はない。さらにパフォーマンスアップするとなればなおさらだ。TDIチューニングがもたらす恩恵は百利あって一害なし。