カスタムよりも荷台をどう活かすかに情熱を注ぐ究極のアウトドアスタイル!【アバランチ Z71】
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2006 CHEVROLET AVALANCHE Z71
2006年型シボレー・アヴァランチZ71を紹介。オーナーはトラックの荷台をユニークな方法で活用し、車の実用性を爆上げ!オーナーは躊躇することなく無骨に使用し、小さな傷も個性の一部として受け入れ、キャンプや家族の団らんに大活躍。記事では、オーナーがDIYしたカヌーラックや、トラックの機能性を高めるその他の改造についても触れている。
AMERICAN TRUCK & SUV
![2006 CHEVROLET AVALANCHE Z71](https://www.amemaga.com/wp-content/uploads/2021/01/DSC_8529.jpg)
2006 CHEVROLET AVALANCHE Z71 OWNER : 7upkaz
スラムドスタイルかリフトアップかの二極化が進む一方で、フルオリジナルをこよなく愛するオーナーも一定数存在する。その中で荷台部分を駆使して自分のやりたいことをとことん詰め込んだ、トラックのトラックらしい使い方を地で行くオーナーに密着!
奇跡の実走行1.5万kmに出会って乗り換えを決意!
2020年の夏に行なわれた淡路島のトラックミーティング&ツーリングで、カスタムトラッキンたちに紛れてひと際異彩を放っていたアバランチがどうしても気になって連絡を取ったのが紹介する7upkazさん。当時はラジオフライヤーをトノカバー上に載せて、今の様なトラック・オン・カヌーではなかったが、それでもほかのトラックオーナーとは一線を画す個性が際立つ存在だった。あれからたった数カ月でDIYカヌーラックを製作し、ルーフバックを逆付けして積載性をアップするなど、さらに工夫を凝らして進化。
彼がアバランチに乗るきっかけは二人目の誕生である。それまではB2200を愛車に妻と長女の3人でトラッキンライフを謳歌してきたが、次女が産まれてさすがに厳しくなったところで新たなトラックを物色していたと言う。そんなタイミングで行きつけのショップに舞い込んできたのが実走行1.5万kmというかなり貴重なアバランチだった。聞くとスーパーカーなど複数台所有するオーナーが遊び用にと購入したものの、あまり出番がなく室内保管されたまま眠っていた個体で、エンジンルームも10年以上経過しているとは思えないクリーンな状態をキープ。これはもう運命とばかりに即決で購入を決めたそうだ。
普通ならこの極上状態を保ちたいと思うかもしれないが、彼の場合はトラックらしく河原へ突っ込んだり林道で擦ったりしてもまったく気にしない。「そもそもこのツートンボディは腰下をワイルドに使って下さいとばかりに塗り分けてあるのでは?」と説得力のある返事で細かい傷は味として嗜む。
アバランチの魅力と言えば4枚ドアで後部座席の折り畳みが可能な点。実はベッド部分と連結させることもでき、マットレスで荷物との境界線を作って車中泊仕様へとアレンジすることも可能。この空間は主に愛娘のセリカちゃんとソアラちゃんや愛犬ウージー(雄)とローリン(雌)の休憩スペースとして活躍している。
けん引ロープの赤いアクセントを追加する程度でオリジナル志向の高いZ71オフロードパッケージ。純正のアルミホイールもお気に入りで、エンジンルームは低走行らしくクリーンな状態をキープ。インテリアも10年以上前とは思えないグッドコンディションを保っている。ちなみに2006年モデルは初代の最終型で、この顔に惚れ込んだのも購入理由の一つだ。
大きなカヌーの存在感が強すぎるが、アバランチのベッドスペースには従来愛用してきたアウトドアギアもすべて完備しており、行き先も決めずに出かけては即席でキャンプやBBQを行なうことも。行き当たりばったりでも道具に困らない様に常備していれば安心。純正車高だとちょうど良い高さで即席BBQも簡単にレイアウト!
大まかな寸法を測り、ホームセンターの木材を購入してDIYで仕上げたカヌー用のラック。一人で積み下ろしができる様に高さや位置関係を工夫し、ラッシングを駆使して設置。本来は荷台部分に荷物を満載するべきではだが、できる限り車中泊スペースを確保すべくラックとトノカバーの隙間部分にできたデッドスペースを有効活用する目的でYAKIMAのルーフバックを逆付けするなど志向を凝らしたアイデアが満載!
Thanks:MDS Custom Factory
TEL:06-6747-0101PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 2月号掲載
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