人と違う希少車が好きな上に収集癖があり、まさかの4ドアを2台所有するマニア!【ヴェルヴェディア&コロネット】

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ヴェルヴェディア

北海道

アメマガ2021年2月号

コロネット

1970 Plymouth Belvedere 440
1973 Dodge Coronet 318

FOUR DOOR MOPAR MANIAC


1970 Plymouth Belvedere 440 4Door Sedan Street Fighter ''FOUR FIGHTERS'' / 1973 Dodge Coronet 318 4Door Sedan Japanese Dealer Car "FOURONET''

幼い頃からクルマが好きで、言葉を話す前から絵本でなくクルマ中古車情報誌を愛読?していた浅利さん。中学生の頃にオリジナル版のバニシングポイントを見たことでアメ車熱が灯り、25歳にしてアメ車を手に入れる。だが、彼が手に入れたのは、まさかの4ドアだった。

使いやすく個性的でしかもリーズナブルな4ドア!

今から遡ること5年前、当時25歳だった浅利さんは「絶対にロードランナーかクーダを購入する!」という堅い決意を秘めて、モパーマッスルの専門店に赴いた。だが、既に2ドアマッスルの価格は高騰をし始めており(それでも今よりは安かったのだが…)、やむなく断念。とは言ってもアメ車への熱意は捨てきれず、手に入れたのが1970年型の4ドアのヴェルヴェディア。それなりにヤレており、レストア前提の個体であったが、エンジンは440にコンバージョンされており、足回りもしっかり補強済み。ドラッグレースにも数回出場していた模様で、走れるビンテージということが判明した。

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ピカピカのビンテージカーが速いのは珍しくもないし、どうせならラットスタイルだけど「速い!」という、ある意味奇をてらった方向性でレストアを開始。温暖な地域ならサビサビボディのままでも問題ないかもしれないが、過酷な北海道の環境や車両のコンディションを考慮し、敢えてクリアを厚めに塗布。ラットなのにスベスベボディという、ほかには見たことがない、個性的なスタイリングに仕上げられている。


ショーネームはバンドのフーファイターズに4ドアのストリートファイターを組み合わせ、フォーファイターズと命名。やれたボディとは裏腹に、暴力的な加速を味わえるヴェルヴェディアに、浅利さんは大満足。だが決して現時点で満足してはおらず、将来的にはMTへの換装やさらなるチューニングも目論んでいる模様。


さてそんな浅利さんだが、実はかなりのコレクター。実車だけでなくプラモデルにも熱を入れており、作っていない物が家に4000個はあるとか。当然クルマも1台だけで満足せず、TPOに合わせて複数台を所有。そんな彼の目に留まったのが、1973年型のコロネットだった。マッスルカー&SUVといった、キャラが異なるクルマを所有するなら分かるが、何故4ドアを複数台所有するかは理解に苦しむが、「希少車」という響きが浅利さんの心を揺すぶったのは間違いない。


ちなみにコロネットを増車したのは夏の終わり頃だそうで、納車して発覚したが、まさかの正規ディーラー車。修復歴はなく、ボディは一度同色ペイントが施されている模様。5桁メーターなので断定はできないが、おそらくわずか84000kmという極上車と巡り合った。普通のアメ車好きならスルーしそうな個体だが、適材適所というべきか出会うべくして出会ったオーナーとクルマだと言える。


ヴェルヴェディアは色々とトラブルはあったそうだが、コロネットは通勤にも使える快適仕様。エアコン&ヒーターも快調で、しかも燃費は7~9km/Lと申し分ないレベル。ベンコラなので乗車定員も6人と、使い勝手も抜群。今では2ドアマッスルを手に入れることは不可能なぐらい高騰してしまった昨今、予算を抑えて快適に乗れる4ドアマッスルをチョイスするのは、賢い選択肢だ。

1973 Dodge Coronet 318 4Door Sedan Japanese Dealer Car "FOURONET''

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ブラックのバイナルトップ、マットブラックのボンネット、グロスブラックのボディと、トリプルブラックが見事なエクステリア。その独特なカラーに加え丸目4灯のヘッドライトがワルなイメージを強調する。なお、ラジオアンテナはトランク部分に移設される。


基本的にはオリジナルだが、サスペンションは往年のスタイルでカスタムを実施。フロントはチョイローダウンし、リアが上がった前傾姿勢に変更。ホイールはエンケイで、BFグッドリッチのラジアルT/A(225/60R15)を組み合わせる。

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エンジンはオリジナルの318を搭載。エアコン、パワステも装備して毎日の通勤でも苦にならない快適仕様。ハイブリッド車と比較するのはナンセンスだが、燃費も決して悪くなくお財布にも優しい。

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シートはほつれ、ダッシュボードも一部は割れているものの、オリジナルの状態をキープ。渋いトリプルブラックのエクステリアとは対照的で、車内のトリムは鮮やかなブルー。独特な色遣いもビンテージの魅力と言える。

1970 Plymouth Belvedere 440 4Door Sedan Street Fighter ''FOUR FIGHTERS''

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濃いめのグレーにボディ色は変更。最低限のサビは落としているが、直しすぎず適度なラット感を演出。とはいえ、北海道の過酷な冬の気候を考慮して、クリアを厚めに塗装。ラットなのにスベスベした肌ざわりは今まで体験したことがなく、異質な感覚すら覚える。


フロントタイヤはグッドイヤーのEAGLE GTⅡ(235/60R15)をチョイス。暴力的な加速をしっかり受け止め路面に伝えられるよう、リアサスペンションはしっかり強化済み。さらなるチューニングを施しても、これなら十分対応できそうだ。

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人畜無害的な4ドアでありながら、搭載エンジンはまさかの440!見た目はボロでも走りはピカイチ!というスタイルで、見た目で判断するうと痛い目に合いそうだが、燃費もかなりシビれるレベルだ。

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エクステリアはリペイントを施すが、敢えて開口部は元色のまま。ベースカラーは明るいクリーム色で無骨さを強調。車内は基本的にはオリジナルだが、ドラッグレースの名残りで、オートメーターや電圧計&水温計を装備する。


撮影協力:ダイレクトイグニッション

TEL:011-776-0001
HP:http://d-ignition.xyz
PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2021年 2月号掲載

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