アメリカンカルチャーの代表と言えるクルマ・ミュージック・フードを凝縮

FOOD TRUCK LIFE × 1994 CHEVROLET CHEVYVAN G30 SCHOOLBUS
AMERICAN LIFE STYLE with AmericanVehicles 09
アメ車と一緒にアメリカンライフを満喫 AMERICAN LIFE STYLE with AmericanVehicles 09
FOOD TRUCK LIFE × 1994 CHEVROLET CHEVYVAN G30 SCHOOLBUS BAMBOO JOCKEY
東海カーズの細井社長が「毎日でも食べられる!」と絶賛する、バンブージョッキーのガーリンクシュリンプ。愛知・静岡で移動販売という形態で絶賛営業中だが、そのキッチンカーに選んだのは、シェビーバン30をベースとしたスクールバス!鮮やかなイエローの車体を目指し、取材に向かった。
自分の大好きなアメリカをMIX、このキッチンカーは自分自身です!
本誌でも度々紹介したことのある、アメリカンスクールバス。もっともコンパクトなモデルは幅こそアメリカンサイズだが、全長は意外と短くキッチンカーとして使う人が多いですよ…と以前から伺っていた。確かに独特なイエローのボディカラー&ブラックのラインは圧倒的な存在感を示すので、目印としても最適と言える。
元々ダッジ・ラムを所有し、アメリカンミュージックやフードが大好きだった小林篤史さん(通称マグさん)は、2020年の6月からそれまでの仕事を辞めてスクールバスを改装したキッチンカーで、ガーリックシュリンプの移動販売をスタート。お店の名前はバンブージョッキーで、察しのいい人は小林さんの名前が由来ということに気付くだろう。
そんなマグさん、飲食店の経験は皆無だが、1週間に4回はBBQをするほど料理が大好きだったそう。以前からの夢を叶えようと当初は店舗を構えて…と考えていたが、ちょうどコロナ禍と重なったこともあり、友人たちからは大反対。そこで、お客さんがいる場所に自らが動けるキッチンカーというスタイルに変更した。
お店のメニューを拝見すると、味の違いはあれど、シュリンプオンリー! という潔いスタイル。マグさんは「当初はどストレートにハンバーガーを販売しようと考えましたが、愛知県はハンバーガーの移動販売車が多いんです。そこで以前沖縄の古宇利島で食べたガーリックシュリンプの味を思い出し、それで勝負しよう!
と思ったんです。当初は味が安定しないこともありましたが、日々ブラッシュアップを重ねて、本場のハワイで食べたことがあるお客さんから『同じぐらい美味しいよ!』と言われた時は、すごく嬉しかったですね」と振り返る。
ちなみにベース車両は豊橋のスクエアカスタムで購入し、内外装を可能な限りDIYで改装。マグさんは「経済性を考えたら時代に大逆行していますが、子供からご年配の方まで、みんながワクワクしてくれますよ。ディズニーじゃないですけど、アメ車にはキラキラした楽しさがあると思うので、イルミも装着し昼も夜も、味だけでなく目でも楽しめるようにしていますよ!」とも語る。
営業時間は11時~15時で、平日も休日も絶賛営業中。だが、取材当日も15時前には完売していたので、確実に食べたい!と思うなら早めに来店するのがベター。基本的にはカジュアルなアメリカンダイナーというコンセプトを掲げる、クラシカルコーヒーロースターカンパニーの駐車場で営業するが、愛知県と静岡県の営業許可があるためイベント出店も可能。イベント関係者は要チェック!ちなみにマグさんによると、「暖かいところで食べるガーリックシュリンプは最高!」だそうだ。春から初夏にかけて、ツーリングを兼ねて、仲間と一緒に食べに行ってみてはいかがかな?
ガーリックシュリンプ
バジルシュリンプ
ケイジャンシュリンプ
メニューは上からガーリックシュリンプ/バジルシュリンプ/ケイジャンシュリンプの3種類で、単品は各800円(税込)~。またライスがセットになったBOXもあり、各1,000円(税込)~となる。車内には冷蔵庫、冷凍庫のほかに鉄板を使った調理台をセットしているが、大柄なマグさんでも快適に動き回れるほどの広さを確保。車内にはマグさんが大好きなアーティストの歌詞を描いたネオンも掲げられ、お客さんがワクワクしながらシュリンプができ上がるのを待つ様子を見るのが最高の瞬間だと語る。まさに自分の居場所を見つけたと言えるだろう。
1994 CHEVROLET CHEVYVAN G30 SCHOOLBUS
本当はFORDのスクールバスが欲しかったそうだが、ちょうど見つかったのがこの1994年型のシェビーバンをベースにしたWayne社製スクールバス。1995年に廃業となったので、もっとも末期のモデルと言える。特徴的すぎる外観や色は目印として効果的なのでエクステリアは基本的にそのままで、横の窓が開閉できるように変更。グリルはグレーからマットブラックに変更し、各部にはエレクトリカルパレードを意識してイルミの装飾も施す。サイドウインドーに描かれた愛らしいキャラはバンブージョッキーのオリジナルで、知り合いのイラストレーターさんにデザインしてもらったもの。なぜ寅なのか?と思うかもしれないが、それはマグさんの名前と干支をコンセプトとしているからだ。
出店情報はインスタグラムをチェック
Instagram @bamboojockey
CLASSICAL COFFEE ROASTER COMPANY
住所:豊橋市神野新田町ロノ割78-1
TEL:0532-39-3200
URL:https://www.classical-co.com/ccrc
営業時間:9:30~18:00
定休日:不定休
「ハンバーガーは高級品じゃなく、1,000円でお腹いっぱいになる!」というコンセプトで豊橋市内に3店舗を構えるクラシカルコーヒーロースターカンパニー。ダイナーだけでなく、この本店ではコーヒー豆やドイツ製のコーヒーマシンに加え、ケチャップやスープなどのグロッサリー商品も販売中だ。
THANKS:東海カーズ
TEL:0533-86-8890PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2021年 4月号掲載
最新記事

2025/06/23
ハワイを感じながら子供たちが毎日楽しめる家
近所の目を気にしながら子育てするのはもうウンザリ。自分たちも、子供たちが自由に遊べる一軒家が欲しい。大好きなハワイを感じられる、理想は兄夫婦のようなカッコイイ住宅。

2025/06/20
奥さんに内緒でプチカスタムマフラーエンド交換【PATRIOTを購入した話 ④】
軽自動車を愛車にする編集部カズの奥さんが、「軽じゃ友達と遠出できないから違うクルマに乗りたい。小さくて個性的なアメ車って無いの?」との発言からスタートしたクルマ探し。数ある候補から購入を決めたのはジープ・パトリオット。基本的にノーマルだが、やっぱりカスタムしたくなってきたのでピットインアクツへGO!

2025/06/18
【ダッジ チャージャー SRT8】アメ車界隈でもスタンス系が盛り上がってほしい
スポーティー系からフルサイズトラックまで所有してきたが、一貫しているのはシャコタンスタイルが好きだということ。タンドラをシャコタンフォルムにと計画したものの、それならチャージャーの方がと勧められて理想へと近づける。

2025/06/16
クルマのサビ対策に最適な逸品、電子サビ防止装置「ラストストッパー」
集中豪雨や台風、そしていよいよ本格化する融雪剤散布シーズンの到来など、クルマにとって過酷な環境である日本。これらが原因で発生したサビはクルマにゆっくりとダメージを与えていくため、サビを発生させないことが何よりの対策だ。科学・化学的に証明された理論を応用して、サビを電子の力で抑制するのがこの「ラストストッパー」なのだ。