アメリカンカルチャーの代表と言えるクルマ・ミュージック・フードを凝縮

バン

シボレー

FOOD

アメリカンライフ

シェビーバン

アメ車と一緒にアメリカンライフを満喫

シェビーバンG30

アメマガ2021年4月号

FOOD TRUCK LIFE × 1994 CHEVROLET CHEVYVAN G30 SCHOOLBUS
AMERICAN LIFE STYLE with AmericanVehicles 09

アメ車と一緒にアメリカンライフを満喫 AMERICAN LIFE STYLE with AmericanVehicles 09


_N6I2865

FOOD TRUCK LIFE × 1994 CHEVROLET CHEVYVAN G30 SCHOOLBUS BAMBOO JOCKEY

東海カーズの細井社長が「毎日でも食べられる!」と絶賛する、バンブージョッキーのガーリンクシュリンプ。愛知・静岡で移動販売という形態で絶賛営業中だが、そのキッチンカーに選んだのは、シェビーバン30をベースとしたスクールバス!鮮やかなイエローの車体を目指し、取材に向かった。

自分の大好きなアメリカをMIX、このキッチンカーは自分自身です!

_N6I2938

本誌でも度々紹介したことのある、アメリカンスクールバス。もっともコンパクトなモデルは幅こそアメリカンサイズだが、全長は意外と短くキッチンカーとして使う人が多いですよ…と以前から伺っていた。確かに独特なイエローのボディカラー&ブラックのラインは圧倒的な存在感を示すので、目印としても最適と言える。

 

元々ダッジ・ラムを所有し、アメリカンミュージックやフードが大好きだった小林篤史さん(通称マグさん)は、2020年の6月からそれまでの仕事を辞めてスクールバスを改装したキッチンカーで、ガーリックシュリンプの移動販売をスタート。お店の名前はバンブージョッキーで、察しのいい人は小林さんの名前が由来ということに気付くだろう。

 

そんなマグさん、飲食店の経験は皆無だが、1週間に4回はBBQをするほど料理が大好きだったそう。以前からの夢を叶えようと当初は店舗を構えて…と考えていたが、ちょうどコロナ禍と重なったこともあり、友人たちからは大反対。そこで、お客さんがいる場所に自らが動けるキッチンカーというスタイルに変更した。

_N6I2931 _N6I2947

お店のメニューを拝見すると、味の違いはあれど、シュリンプオンリー! という潔いスタイル。マグさんは「当初はどストレートにハンバーガーを販売しようと考えましたが、愛知県はハンバーガーの移動販売車が多いんです。そこで以前沖縄の古宇利島で食べたガーリックシュリンプの味を思い出し、それで勝負しよう!

 

と思ったんです。当初は味が安定しないこともありましたが、日々ブラッシュアップを重ねて、本場のハワイで食べたことがあるお客さんから『同じぐらい美味しいよ!』と言われた時は、すごく嬉しかったですね」と振り返る。

_N6I2951 _N6I3062

ちなみにベース車両は豊橋のスクエアカスタムで購入し、内外装を可能な限りDIYで改装。マグさんは「経済性を考えたら時代に大逆行していますが、子供からご年配の方まで、みんながワクワクしてくれますよ。ディズニーじゃないですけど、アメ車にはキラキラした楽しさがあると思うので、イルミも装着し昼も夜も、味だけでなく目でも楽しめるようにしていますよ!」とも語る。

 

営業時間は11時~15時で、平日も休日も絶賛営業中。だが、取材当日も15時前には完売していたので、確実に食べたい!と思うなら早めに来店するのがベター。基本的にはカジュアルなアメリカンダイナーというコンセプトを掲げる、クラシカルコーヒーロースターカンパニーの駐車場で営業するが、愛知県と静岡県の営業許可があるためイベント出店も可能。イベント関係者は要チェック!ちなみにマグさんによると、「暖かいところで食べるガーリックシュリンプは最高!」だそうだ。春から初夏にかけて、ツーリングを兼ねて、仲間と一緒に食べに行ってみてはいかがかな?

_N6I2980
ガーリックシュリンプ

_N6I2985
バジルシュリンプ

_N6I2990
ケイジャンシュリンプ

メニューは上からガーリックシュリンプ/バジルシュリンプ/ケイジャンシュリンプの3種類で、単品は各800円(税込)~。またライスがセットになったBOXもあり、各1,000円(税込)~となる。車内には冷蔵庫、冷凍庫のほかに鉄板を使った調理台をセットしているが、大柄なマグさんでも快適に動き回れるほどの広さを確保。車内にはマグさんが大好きなアーティストの歌詞を描いたネオンも掲げられ、お客さんがワクワクしながらシュリンプができ上がるのを待つ様子を見るのが最高の瞬間だと語る。まさに自分の居場所を見つけたと言えるだろう。

1994 CHEVROLET CHEVYVAN G30 SCHOOLBUS

1994 CHEVROLET CHEVYVAN G30 SCHOOLBUS 1994 CHEVROLET CHEVYVAN G30 SCHOOLBUS _N6I2957_N6I2873_N6I2961

本当はFORDのスクールバスが欲しかったそうだが、ちょうど見つかったのがこの1994年型のシェビーバンをベースにしたWayne社製スクールバス。1995年に廃業となったので、もっとも末期のモデルと言える。特徴的すぎる外観や色は目印として効果的なのでエクステリアは基本的にそのままで、横の窓が開閉できるように変更。グリルはグレーからマットブラックに変更し、各部にはエレクトリカルパレードを意識してイルミの装飾も施す。サイドウインドーに描かれた愛らしいキャラはバンブージョッキーのオリジナルで、知り合いのイラストレーターさんにデザインしてもらったもの。なぜ寅なのか?と思うかもしれないが、それはマグさんの名前と干支をコンセプトとしているからだ。


出店情報はインスタグラムをチェック
Instagram @bamboojockey

CLASSICAL COFFEE ROASTER COMPANY
住所:豊橋市神野新田町ロノ割78-1
TEL:0532-39-3200
URL:https://www.classical-co.com/ccrc
営業時間:9:30~18:00
定休日:不定休

「ハンバーガーは高級品じゃなく、1,000円でお腹いっぱいになる!」というコンセプトで豊橋市内に3店舗を構えるクラシカルコーヒーロースターカンパニー。ダイナーだけでなく、この本店ではコーヒー豆やドイツ製のコーヒーマシンに加え、ケチャップやスープなどのグロッサリー商品も販売中だ。

CLASSICAL COFFEE ROASTER COMPANY


THANKS:東海カーズ

TEL:0533-86-8890
PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2021年 4月号掲載

最新記事


2024/09/13

【1995y シボレーサバーバン】外装だけでなくエンジンや足回りもアレンジしたい

SUV

シボレー

アメ車専門店のスタッフはどんな愛車を所有しているのだろう?そんな素朴な疑問からスタートしたこのコーナー。チャレンジャー専門店でカスタムやメンテナンスを担当する上原さんに話を聞いてみた。

2024/09/12

愛車復活の儀式フロアカーペットの交換!!防音断熱材も貼って快適車内空間へ生まれ変わる

メンテナンス

経年劣化が進むのは、外装だけじゃなく内装も進行していく。中でも年数と共に汚れが目立ち、悪臭の原因となるのがフロアカーペット。頑張って掃除をしても限界があるため、そんな時は、思い切って張り替えも選択肢。豊富なカラーから選ぶこともでき、車内の雰囲気は一気に変わっていくぞ!

2024/09/11

カスタムのセオリーが別次元、奥深きコルベットC8カスタムの世界

クーペ

シボレー

ミッドシップ化によってC7以前とは勝手が異なり、スーパーカーとしての装いが映える個体へと進化したC8。まだモデルケースの少ないC8カスタムシーンの中でオートメッセ出展を果たした、最旬スタイルに迫る!

2024/09/10

アメ車マガジン主催による2024年三度目のイベント「アメ車ファンミーティング in Aichi」が開催!

アメマガミーティング

イベントレポート

アメ車マガジン主催による2024年三度目のイベント「アメ車ファンミーティング in 愛知」が9月8日(日)、名古屋港ガーデンふ頭ひがし広場で開催された。アメ車マガジンの愛知でのイベントは2023年5月スカイエキスポで開催のamZ以来の1年ぶり。

ランキング


2021/06/11

史上初の200mph超えを果たした伝説の「快鳥」【プリマス・スーパーバード】

クーペ

ビンテージ

プリマス

1970 PLYMOUTH SUPERBIRD

2018/02/07

走っているとやけにハンドルがブレる…原因はタイヤ?ホイールバランス?それともブレーキか?【REFRESH PROJECT】

メンテナンス

コラム

走行中に感じた違和感。それはハンドルのブレ。【REFRESH PROJECT】

2018/03/06

ファースト後期型マスタングはダックテールを取り入れた独創的なフォルム

クーペ

ビンテージ

フォード

歴代マスタングの中でもスポーツルーフのイメージが強いファーストジェネレーション後期型こそ、クーペとしての魅力にあふれる「グランデ」。ダックテールを取り入れた独創的なフォルムには当時のFoMoCoのアイデンティティーが詰まっている!

2021/03/15

【注目のアメリカン雑貨】大阪の老舗ブランド、アンダーウッドが同業者の買い付け地に!

ショップ

大阪府吹田市の閑静な住宅街にあるユニークなショップ「アンダーウッドブランド」。ヴィンテージカーやオートバイからアパレル、多肉植物など幅広いアメリカンアイテムが豊富。同店はヴィンテージ・アイテムの素晴らしいコレクションを展示するだけでなく、カスタムカーやオートバイのレストアなど様々なサービスも提供しており、一度は訪れるべきショップ!
UNDERWOOD BRAND【アンダーウッドブランド】