THE SUPERIOR LABOR(ザ・シュペリオール・レイバー)の工房は、廃校をリノベしたもの

バン

シボレー

OTHER

俺たちのアメ車ライフ

エクスカーズ

岡山県

シェビーバン

THE SUPERIOR LABOR

アメマガ2021年9月号

1987 CHEVY VAN

俺たちのアメ車ライフ


1987 CHEVY VAN

自然をタップリ感じながらレザークラフトの次は村作り!?

ハンドメイドの革製品・キャンバストートを「ザ・シュペリオール・レイバー」のブランドで全国展開する、代表の河合さん。工房は岡山の山中にある廃校となった小学校。そこを起点に、アメリカを感じさせる「村」を作り上げている。

社長らしいクルマとして軽トラックから乗り換え

「革製品やキャンバストートを制作する職人さんが、シェビーバンに乗っている」。岡山県のエクスカーズに紹介され訪問した場所は、都会の喧騒とは無縁の、山の中にポツンと佇む木造平屋の建物。「ここは廃校となった小学校の分校をリノベーションした工房なんです。自然のある中で四季を感じながら、工房・販売ショップ・住宅などがある『小さな村』を作りたかったんです」。そう語るのは、ザ・シュペリオール・レイバーのデザイナーであり、代表である河合さん。同ブランドは、完全ハンドメイド、メイド・イン・ジャパンに拘り06年から本格スタートさせ、今では全国各地で販売もされている有名ブランドだ。

_DSC9794 _DSC9850

ブランドと共に理想の村を作り上げていく河合さんだが、愛車はずっと荷物の運搬も兼ねた軽トラック。遠方の取引き先にも軽トラで訪問し、「何処に行っても笑われた」という。しかしブランドの知名度も上がり、さすがに従業員から「社長らしいクルマに乗って欲しい」と言われたことで乗り換えを決意。そこで検討したのが、買付で何度も訪れたアメリカで乗ったアメ車。理想は50年代のアメ車だったようだが、荷物を運ぶことも考慮して87年型シェビーバンを購入する。初めてのアメ車だったためメンテナンスを心配したが、偶然にも従業員がエクスカーズの常連だったこともあり、「こんな近くに頼りになるショップがあって助かってます」と河合さん。

今後は敷地を開拓して自給自足も検討していると言い、理想の村計画は進行中だ。

_DSC9777 _DSC9829_DSC9834

THE SUPERIOR LABOR(ザ・シュペリオール・レイバー)の工房は、廃校となった小学校の分校をリノベーションしたもの。多くの従業員とともに、ハンドメイドで革製品やキャンバストートなどが制作されている。敷地内は工房、直営店、住居を点在させ、小さな村をイメージして作られた。総称して「NAPVILLAGE」と名付けられている。


_DSC9846 _DSC9732 _DSC9750 _DSC9741_DSC9744

THE SUPERIOR LABORの工房に隣接して建つ直営ショップT.S.L STORE&LAB。定番アイテムや新製品を始め、ここでしか買うことができない限定品の販売、ものつくり体験やカスタムメイドのオーダーも可能だ。

T.S.L STORE&LAB
所在地:岡山県加賀郡吉備中央町上田東字ハチガハナ2395-5
TEL:081-867-34-1133
営業時間:平日13:00-17:00 土日祝日 11:00-16:00
定休日:火曜日


THE SUPERIOR LABOR
HP:https://nap-dog.com/

_DSC9843


1987 CHEVY VAN

_DSC9895

場所柄や荷物運搬も兼ねて、愛車はずっと軽トラックだった河合さん。仕事先に軽トラックで行くと笑われることも多かったとか。従業員に「社長らしいクルマに乗って欲しい」と言われ、ようやく重い腰を上げる。買付で行ったアメリカでアストロに乗って使いやすかったため、アメ車バンを候補に探し始めた。アメリカンビンテージの文化が好きなこともあり、古い年代のモデルとして87年型シェビーバンを2年前に愛知県まで行って購入する。メンテナンスに不安はあったものの、エクスカーズを従業員に紹介され、それ以来頼りになるショップとして贔屓にしている。

_DSC9775

OWNER : 河合 誠さん


Special Thanks:EXCARS【エクスカーズ】

TEL:0867-34-1020
URL:http://excars-st.com
PHOTO:高原義卓
TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2021年 9月号掲載

関連記事

RELATED


長年欲しかったラムバンを購入し、アメ車ライフが再びスタート

1996 DODGE RAM VAN

アメリカンカルチャーの代表と言えるクルマ・ミュージック・フードを凝縮

FOOD TRUCK LIFE × 1994 CHEVROLET CHEVYVAN G30 SCHOOLBUS
AMERICAN LIFE STYLE with AmericanVehicles 09

【シェビーバンG20】子育て世代にはミニバン !?いやフルサイズ一択でしょ!

これまでアメ車を愛用してきた者たちがアメ車から離れるタイミングで比較的多いのが、子育てが始まった時。何不自由ない広々車内に加えて維持費も安い2Lクラスの国産ミニバンへと乗り換えるのがセオリー。でもフルサイズバンって選択肢も意外とアリ!?

ハイルーフとロールーフまるで双子なフルサイズバンライフ

パッと見た感じではどちらもロールーフと見間違える個性的なアレンジを施したハイルーフと、電動開閉するルーフトップテントを備えるロールーフ。78年型純正ツートンのお揃いのカラーコーデがアウトドアで抜群に映える!

【1994 シボレー シェビーバン10】愛らしいボディカラーは、アウトドアによく似合う!

スクエアなデザインや、アストロよりも大きなボディサイズのお陰で、様々なトランスポーターとして活用されるシェビーバン。元々ビジネス用として考えられているため、車内からの視界は最小限。でも見方を変えれば、様々なキャンプギアを余裕で積み込めると言えそうだ。

 

最新記事


2025/07/10

GIMMIC流のスパイスでマスタングの攻撃性を助長

クーペ

フォード

2025/07/08

ユーザーの理想をカタチにしてくれるのがLEXANI

ホイール

ピザを食べる時にコーラを飲むように、間違いのない組み合わせがある。同じことはアメ車にも言え、個性や存在感を主張するならUSブランドのホイールはマストアイテムだ!

2025/07/05

忖度だらけのYouTubeに喝!「ジェットちゃんねる」はアメ車の悪い部分も言うんじゃ

コラム

2025/07/04

【1965 フォード ファルコン 】現代のクルマとして快適に乗れるスタイリッシュクーペ

クーペ

ビンテージ

フォード

現代のクルマとして快適に乗れるスタイリッシュクーペ

ランキング


2025/07/10

GIMMIC流のスパイスでマスタングの攻撃性を助長

クーペ

フォード

2025/07/03

キチンと整備すれば普通に走る!カスタムすればもっと楽しめる!【東海カーズ】

クーペ

ビンテージ

シボレー

ビンテージカーって乗りこなすの大変なんでしょ!? と多くの人が思うだろう。もちろん現代車の様な扱いはできないが、付き合い方やメンテ、さらにはカスタムすれば普通に乗れちゃいますよ♪

2021/06/11

史上初の200mph超えを果たした伝説の「快鳥」【プリマス・スーパーバード】

クーペ

ビンテージ

プリマス

1970 PLYMOUTH SUPERBIRD

2021/03/15

【注目のアメリカン雑貨】大阪の老舗ブランド、アンダーウッドが同業者の買い付け地に!

ショップ

大阪府吹田市の閑静な住宅街にあるユニークなショップ「アンダーウッドブランド」。ヴィンテージカーやオートバイからアパレル、多肉植物など幅広いアメリカンアイテムが豊富。同店はヴィンテージ・アイテムの素晴らしいコレクションを展示するだけでなく、カスタムカーやオートバイのレストアなど様々なサービスも提供しており、一度は訪れるべきショップ!