マグナムのリフトアップを可能にするJET CITY×KRZ共同開発リフトアップ用エアサス

ステーションワゴン

ダッジ

EXTREME AMERICAN

リフトアップ

KRZ

アメマガ2021年5月号

マグナム

ジェットシティ

DODGE MAGNUM

EXTREME AMERICAN


DODGE MAGNUM

こんなクルマを“本気”で作るからJET CITYは面白い!

2020年末に開催のX5ファイナルで堂々デビューした、ジェットシティのダッジ・マグナム世紀末モデル。既製品のパーツはほとんどなく、ワンオフで溶接加工して製作された。だが一番の見所は、KRZと共同開発したリフトアップ用エアサスによって、リフトアップがされているところだ。

SUV以外でもリフトアップを楽しむ

202年末のX5ファイルに訪れた来場者はザワついていた。ハイエンド大径ホイールを履きエアサス着地、綺羅びやかなハイリフトモデル達が並ぶ会場に、映画マッドマックスから飛び出してきた「武装スタイル」のダッジ・マグナムが鎮座する光景に、良い意味でも悪い意味でも来場者の視線は釘付けになっていた。製作したのは広島のジェットシティ。同ショップを知る来場者やエントリー者からは、「やっぱりジェットか」の声が聞こえてくる。「こんなモデルを本気で作るのはジェットしかいない」は、もはや業界の常識だ。


X5ファイルから遡ること数ヶ月前、ジェットシティのファクトリーには、カーショップとは思えないほどの鉄パイプや鉄板が並べられていた。それらを見ながら、「装甲車を作る」と代表の萩原氏は笑って答えたが、当然冗談だと思ったのは言うまでもない。それが数ヶ月後、まさかの姿になったマグナムが登場したのである。

DODGE MAGNUM DODGE MAGNUMDODGE MAGNUM

リアに装着されるヒッチラックこそ既製品だが、それ以外のルーフラック、F・Rバンパー、ブルバー、フェンダー、ガラスガード、マフラーといった部分は完全ワンオフで製作され、出幅などのサイズは「細かいことは不明」と、まさに製作しながら仕上げられていったものだ。


だが、年密な計画によって生み出したものもある。それが、ジェットとエアサス・パフォーマンスブレーキブランドであるKRZが共同開発した「リフトアップ用エアサス」だ。これまでジェットはエアサスによる完全着地を徹底的に極め、KRZもそれに答えるように特殊に改良を加えるなど、互いにリスペクトし切磋琢磨してきた。そうした深い関係性と、常に新しい物に挑戦するジェットの取り組みに、KRZも今までにないリフトアップ用エアサスの開発に快諾。そしてそのテスト車両として選んだのが、リフトアップのイメージが全く無いダッジ・マグナム。その理由は「たまたま下取りで入った」と語るが、リフトアップ=SUVという固定概念を崩す意味がそこには込められている。


開発されたリフトアップ用エアサスは、縮小時がノーマル車高よりやや高く、最大アップ時で約11cmアップとなる。装着には足回りのアーム類をワンオフで加工する必要があるが、そこは完全着地で培われた経験と技術で対応。エアサスシステムはFeelAirを採用し、ホイールはGRID GD10の20×12J。タイヤはFEDERAL M/Tの33×12.50R20LTを組み込む。

DODGE MAGNUM

リフトアップ用エアサスは、アメリカではすでに製品化されているものもあるが、それらは全てSUV用。マグナムのようなステーションワゴンやセダン用は、何処のメーカーも「誰もやらないだろう」と設定していない。それを、ジェットとKRZは「本気」で開発し作り上げたのだ。この世紀末スタイルは、外装の奇抜さが一番のウリではなく、リフトアップとは縁もゆかりも無い車両を、新境地に導く新たなスタイルとして提案している。今後は同パーツを組み込んだ、300C、カマロ、コルベットなどの構想もあるとか、ないとか。エアサスの「サゲ」ではなく、「アゲ」のジェットにも注目だ。

見どころは外観にあらず!?最大のポイントは“足”にあり

DODGE MAGNUM _DSC3505 _DSC3456_DSC3524

既製品で使ったのはリアのヒッチラックのみ。それ以外はパイプと鉄板を溶接加工して作り上げている。当初はオフロード仕様という構想だったが、もっとインパクトあるスタイルを目指そうと武装化が始まった。

_DSC3508 _DSC3536 _DSC3479

SUV顔負けのワンオフフェンダーに包まれるホイールは、GRID GD10の20×12J。オフセットは-40にもなる。タイヤはFEDERAL M/Tの33×12.50R20LT。マフラーはダミーではなく、排気がしっかり通じている。SUVではない車両をリフトアップさせるため、ジェットシティとKRZが共同開発したリフトアップ用エアサス。エアバッグは既製品を使うものの、アブソーバーやブラケットは細かいセッティングの上開発。装着のために足回りアーム類の加工が施されている。エアサスシステムはFeelAirを採用する。

DSC00048


JET CITY【ジェットシティ】

https://jetcity-motoring.com/
所在地:広島県安芸郡海田町国信2-6-43
TEL:082-820-0377

DSC00233


KRZ international
HP:https://krz.cc/
Photo:高原義卓Text:相馬一丈
アメ車マガジン 2021年 5月号掲載

最新記事


2026/05/08

ジープ初となる四輪駆動ハイブリッドモデル「アベンジャー 4xe Hybrid」爆誕

ハイブリッド

SUV

ジープ

新車インプレッション

2024年9月にジープとしては初となるBEV(電気自動車)モデル「Avenger(アベンジャー)」が導入されたが、それから1年半後となる2026年3月5日に、今度はジープ初の四輪駆動ハイブリッドモデル「Avenger 4xe Hybrid」の発売を開始した。

2026/05/05

【ダイレクトイグニッション】アメリカン雑貨屋ではなく「こだわりのカーショップ」

ショップ

ビンテージは生半端な思いで買うべきではない。理想と現実をしっかり伝え、ユーザーが本当に欲しいクルマを徹底的に探し出すダイレクトイグニッション。店舗内に飾られる無数の雑貨コレクションやビンテージカーは博物館レベルで、それらを眺めながら夢のアメ車購入を目指そう!

2026/05/01

【トミーモータース】最高の状態を常に保ち、最高の状態でユーザーに販売

ショップ

国産&輸入車のSUVを中心に販売を行なうトミーモータース。様々な車種を扱う上で新設したのが、アメ車ビンテージ等を扱うトミーベースだ。ショールームに並ぶ光景はまさに博物館。最高の状態を維持する努力により、最高のコンディションで車両の購入が可能だ。

2026/04/28

【1998 シボレー コルベット コンバーチブル】リトラクタブルの美学を貫いた最後のコルベット

クーペ

シボレー

「個性的なデザイン、高い整備性、手頃な価格」として、90年代のアメ車をプッシュするガレージジョーカー。紹介するコルベットC5も「推し」の一台だ。流麗なボディシルエット、リトラクタブルヘッドライトという伝統を守り続けながら進化したC5は、名作モデルとして語り継がれている。

ランキング


2026/05/08

ジープ初となる四輪駆動ハイブリッドモデル「アベンジャー 4xe Hybrid」爆誕

ハイブリッド

SUV

ジープ

新車インプレッション

2024年9月にジープとしては初となるBEV(電気自動車)モデル「Avenger(アベンジャー)」が導入されたが、それから1年半後となる2026年3月5日に、今度はジープ初の四輪駆動ハイブリッドモデル「Avenger 4xe Hybrid」の発売を開始した。

2022/04/08

US日産の巨大ユーティリティバンのNV3500

バン

逆輸入車

2019 Nissan NV Passenger

2026/05/05

【ダイレクトイグニッション】アメリカン雑貨屋ではなく「こだわりのカーショップ」

ショップ

ビンテージは生半端な思いで買うべきではない。理想と現実をしっかり伝え、ユーザーが本当に欲しいクルマを徹底的に探し出すダイレクトイグニッション。店舗内に飾られる無数の雑貨コレクションやビンテージカーは博物館レベルで、それらを眺めながら夢のアメ車購入を目指そう!

2023/03/28

越谷市のアメリカン雑貨店「KANCHI HOUSE」は、ビンテージアイテムに特化している

ショップ

アメ車に乗っていたら、やっぱりアメリカンカルチャーは否応なしに気になるもの。以前から全国各地のアメリカン雑貨専門店を紹介してきたが、今回はその中でもビンテージアイテムに特化した「KANCHI HOUSE」を紹介しよう。