マグナムボディキット“KIBA”がワイド化に進化を遂げる!
![](/cms/amemaga/uploads/2020/10/269.jpg)
2007 DODGE MAGNUM
EXTREME AMERICAN
2007 DODGE MAGNUM
2005年に登場したダッジ・マグナム。レーストラックは06年にいち早くマグナムのボディキットである「KIBA」をリリースし、大きな反響を呼んだ人気パーツだ。そのKIBAが10年以上の歳月を経て、改良版となるワイドフェンダーを追加したプロトタイプを開発した。
シンプルだが主張する計算されたワイドフェンダー
アメマガ創刊期からメンテナンスの指南役として「アメ車=壊れる」というイメージを丁寧に刷新する活動を続けるレーストラック。本場アメリカ仕込みのオリジナルパーツも多くリリースし、初代デュランゴのボディキットは代表作。他にも、アメリカデザートレース参戦経験を元に製作したC1500プレランナーキットもあるが、忘れてはいけないのがマグナム用ボディキット「KIBA」だ。
05年に登場したマグナムに対し、同ショップはいち早く06年にはグリル・フロントスポイラー・サイドスカートの組み合わせとなる、見た目で牙を剥き、走りで牙を剥くをコンセプトにする「KIBA」をリリース。ロングノーズグリルなどは、大胆でありながら純正の個性良さを引き出すデザインとして、今なおユーザーの選択肢になりえるパーツだ。
そんなKIBAが、10年以上の歳月を経てリニューアルし、プロトタイプモデルを完成させた。追加されたのは、3インチワイドとなるオーバーフェンダー。昨今は、「追加」を目一杯主張するデザイン的なオーバーフェンダーが多いが、今回のフェンダーは純正のボディラインを活かしながら、それでいてデザイン性も主張するワイド感を表現。それに合わせ、既存のKIBAフロントスポイラー、サイドスカートをワイド化に対応させた。Fバンパーにはディフューザーも追加し、よりスポーティなイメージを醸し出す。
現状はプロトタイプとなり、今後の販売に向け進行中。数少ないステーションワゴンのカスタムモデルとして、マグナムは面白い存在だけに、盛り上がり次第では新生KIBAは再び動き出す。
これまでのKIBA シリーズには、ロングノーズグリル、フロントスポイラー、サイドスカート、ヘッドライトアイラインの4つがラインナップしていたが、今回のワイドフェンダーに対応するためにフロントスポイラー&サイドスカートを改良。センターストライプ、フロントディフューザーも追加することで、走りに対する刺激がさらに向上している。
プロトタイプとしてワンオフリニューアルしたKIBAの最大のトピックは、3インチワイドのオーバーフェンダーを追加したことだ。純正ボディラインを崩さない流れるラインと、オーバーフェンダーによるワイド感という2つを両立させるため、綿密に調整し作り上げたデザイン。
ホイールはワーク・エクイップ・E05。サイズはF20×9.5J・R20×11J。メーカーオプションのゴールドピアスボルトを取り入れる。ワイド化の恩恵である肉厚タイヤにより、見た目はもちろん接地面積が増えたことによる走行性能アップも見込める。
PRODUCE:JAPAN RACETRACK TRENDS
TEL:03-5661-3836
URL:http://www.racetruck-trends.co.jp
■写真:古閑章郎
■文:相馬一丈
アメ車マガジン 2020年 8月号掲載
最新記事
![](/cms/amemaga/uploads/2024/06/_45I0244.jpg)
2024/07/27
キャデラックはいかがでしょう?【キャデラック葛西/シボレー葛西】
GMの最高峰モデルに君臨するキャデラック。贅を尽くした高級ブランドというイメージが強いが、大統領専用車に採用されることから「絶対的な信頼性」も重視しているのは言うまでもない。単なるステータスではなく、アメリカの象徴と言えよう。
![](/cms/amemaga/uploads/2024/06/_DSC7442.jpg)
2024/07/26
物静かな青年が次第に豹変、マスタングにもっと刺激が欲しい!
燃費が…維持費が…。マッスルカーに憧れを持つも、アメ車へのネガティブな思いが強く決断できずにいたオーナーさん。そんな彼が、彼女の後押しによって購入を決めるのだが、次第にアメリカンマッスルの魔力に染まり豹変していく。「音も見た目も刺激が欲しい!」
![](/cms/amemaga/uploads/2024/06/DSC_2937.jpg)
2024/07/25
ポストビンテージバンの大本命として人気高騰中【シェビーバン ビュービル】
70年代の丸目を筆頭に、フルサイズバンの中でも80年代までの個体がビンテージバンとして人気を博してきた。しかし紹介する個体の様に90年代中頃まで基本コンセプトは変わらない。むしろ熟成された最終モデルこそベストバイ!
![](/cms/amemaga/uploads/2024/06/_DSC7249.jpg)
2024/07/24
アニメを見て惚れたマスタング、今では押しも押されぬ爆速女子へ
名探偵コナンに登場したマスタングに惹かれてカーボックスを訪れたオーナーさん。一番ド派手なエレノア仕様を選び、チャレンジャー・ヘルキャットに乗る旦那様は走りで負けたくないライバルだ。