黄色いカフェダイニング『サンダンス』絶品バーガーが食べられる!
Let's AMERICAN HOME
絶品バーガーが食べられる黄色いカフェダイニングは刈谷市のシンボル!?
愛知県刈谷市民からは「黄色い建物」でお馴染みの、アメリカンスタイルカフェダイニング「サンダンス」。名物のバーガーやポークリブを食べながら、オーナーの小林さんとアメ車談義もできちゃう、アメ車オーナー必見のカフェだ!
最初は黄色を後悔したが今は目立って満足
「今月紹介して欲しい住宅はこちらです」。ジェネラルアメリカンホームから送られてきたメールには細かい住所はなく、黄色い建物の写真のみ。なるほど、これは迷いようがない。
訪問した小林さんの黄色い建物は自宅ではなく、アメリカンスタイルカフェダイニングの「サンダンス」。お店が建つ愛知県刈谷市民には、サンダンスの名前と共に「黄色い建物」が浸透しており、細かい住所を伝えるよりも「黄色い建物」が道案内の合言葉。
「当初の予定では、こんなに黄色になるとは思ってもいなかったんですがね(笑)」。2010年にジェネラルアメリカンホームの施工によって建てられたサンダンス。アメリカンスタイルのバーガーを提供することから、お店も思い切ってアメリカンにしようと検討し、何件かのハウスメーカーに相談するも、小林さんの要望する建て替え工期では難しいと全て断られてしまう。困り果てた小林さんだが、一人の友人の存在を思い出す。
それがジェネラルアメリカンホームの代表である杉山さんだ。「杉山とは中学の同級生で、彼がアメリカに留学して日本に帰って来るたびに、アメリカの食事が恋しくなったと言って僕の店によく来てくれてたんですよ。その杉山が、日本でハウスメーカーを立ち上げたというんで相談したんです」。だが、小林さんが要望する工期の短さには杉山さんも難色を示すが、最終的に「小林のためなら」ということで快諾。
工期の短さを克服するためには、ジェネラルの代表的デザインである、カリフォルニアスタイルや、サーファーズハウスは困難。そこで杉山さんは、ロサンゼルス郊外にある、カントリー調のレストランをイメージしたデザインを提案。
さらに、全面を木材壁で施工するのではなく、大部分の壁を印象的なカラーにすることを提案するのだが、そのカラーを「黄色で」と言ったのは小林さん。まさかの黄色のチョイスに杉山さんも困惑したようだが、「面白いかも」ということで黄色に決定。だが実際に塗ってみると…。「さすがに派手でした(笑)。でも建て替えてから、黄色が目立って気になって来店したお客さんが沢山来られて、今では本当に黄色にしてよかったと思ってます」。
内装は大枠をジェネラルが作り、細かい部分は小林さんがコツコツDIY。音楽が趣味ということで店内には演奏ステージもあり、プロのミュージシャンを招いたり、小林さんがドラム演奏することも。
サンダンスが提供する看板メニューは、おにぎりのように具材を包み込むバンズが特徴のハンバーガー。表面がサクサクで中がフワフワのぶ厚いバンズが肉汁溢れるパテを包み込み、一般的なボリュームあるバーガーとはまた違った食感を味わえるとして、刈谷市民はもとより、遠方からも噂を聞きつけ訪れる。バーガーと一緒に多くのお客さんが注文するのが、名物サンダンスリブ。直火で豪快に焼き上げたメキシコ産ポークリブは、ホロホロ食感で病みつきになること間違いなし!
小林さんのアメ車歴は長く、過去にエコノライン、シェビーバン、アストロなどを所有。現在の愛車エクスプレスは、約1年前に酔っ払いながらネットオークションで落札してしまったもの(笑)。もちろん、奥様にこっぴどく怒られたのは言うまでもない。メンテナンスを一通り済ませたあと、クラシカルな雰囲気を出すために、クリームカラーでオールペンし、ボディには特殊塗料を使ったウッディペイントを施す。
「僕自身アメリカに行ったことがないので、クルマもお店も、見る人によってはリアルじゃないと思うかもしれません。でも僕は、完コピをしたいワケじゃない。アメリカンカルチャーを自分なりに楽しみながら、色々と創作していきたいんです」と、今もなおサンダンスは未完成と語る小林さん。
コロナの影響で営業自体は厳しいが、持ち前の明るさと、ケータリングカーで培ったテイクアウトのノウハウにより、営業時間に変更はありつつも、毎日元気に営業中だ。アメマガ読者諸君、黄色い建物に行って応援してくれ!
基本的にジェネラルアメリカンホームで施工した内装だが、カウンターなど細かい部分は小林さんがDIYで製作。店舗奥には演奏ステージもあり、ミュージシャンを招きライブを開催したり、時には小林さんがドラマーとして演奏することもある。
2000 CHEVROLET EXPRESS
30年ほど前に購入したエコノラインが初めてのアメ車。だが電気トラブルで全焼するアクシデントに見舞われる。その後アメ車とは距離を置くが、やはりフルサイズバンの広さが欲しくなりシェビーバン、移動販売のトレーラーを牽引する用としてアストロを購入。エクスプレスは、小林さんが酔った勢いでオークションで落札。クリームカラーでオールペンし、特殊塗料を使ったウッディペイントが施されている。
OWNER: サンダンス・小林和揮さん
アメリカの匂いを感じ落ち着いた空間で食べるバーガーは最高だ
サンダンスの看板メニューが、アボラーズバーガー(写真上)とサンダンスリブ(写真下)。表面をカッリと焼いたぶ厚いバンズは中がフワフワで、肉汁タップリのパテをしっかりと包み込む。濃厚なアボガドも加わり、新感覚な食感を楽しめる。サンダンスリブは、柔らかく仕上げたメキシコ産のポークリブを直火で豪快に焼き、自家製ソースと絡める。常連さんのなかには、このポークリブを刈谷市の「ソウルフード」と呼ぶ人も。お得なバーガーとリブセットは、やはり一番人気。
アメリカンスタイルカフェダイニング Sundance【サンダンス】
所在地:愛知県刈谷市恩田町4-154-15TEL:0566-26-7733
URL:http://sundy.jp
営業時間:11:00~14:30 /17:0 ~22:00
定休日:月曜日 ※新型コロナの影響により、営業時間が変更になる場合があります。詳しくはフェイスブックで確認してください。
とにかく黄色い建物が目立つサンダンス。ケータリングカーも所有しており、カーイベントはもちろん、ジェネラルアメリカンホームのオープハウスでもケータリングを行なうこともある。
General American Home【ジェネラルアメリカンホーム】
所在地:愛知県刈谷市東境町登り坂100TEL:0566-91-3007
URL:http://g-a-h.sakura.ne.jp/wp
PHOTO&TEXT:相馬一丈
アメ車マガジン 2021年 8月号掲載
最新記事
2024/10/12
キリっと引き締まった新顔がチャームポイントの新型モデル【ジープラングラー】
アメリカ本国ではすでに発表されていた新型モデルを、2024年5月10日から全国のジープ正規ディーラーで販売を開始した。今回はあまり大きな変更は実施されていないものの、アイデンティティであるグリルをデザインしなおしていることが一番のトピックだ。
2024/10/11
カリフォルニアハウスには国産車よりも断然アメ車が似合う!【1978y シボレーC-10】
赤いC-1500で一度本誌にも登場したことのあるオーナーさん。実はその後ハイエースへと乗り換えて数年間は便利で快適なカーライフに身を置いていた。しかし、自宅に停めたその雰囲気がシックリこない。セカンドカーのジムニーでも何か違う。ってことでC-10を停めてみたら完璧!
2024/10/10
直線基調のロングホイールベースで魅せる【カプリスワゴン】
故きを温ね新しきを知る。いわゆる“温故知新”ということわざがあるが、若者たちのアメ車事情は新しきを知ってから古きを知るという逆転現象も珍しくない。2000年以降に生まれた若者たちを魅了してやまない80's Classicに迫る!
2024/10/09
VW TYPEⅡの対抗馬に相応しいCalでVintageなルックスを継承【フォードエコノライン】
61年にファルコンをベースに誕生した初代エコノラインは、エンジンを床下にレイアウトしたキャブオーバーワンボックスバン。当時のVWタイプⅡに対抗すべくリリースされたとの噂。その二代目となるのが68年よりモデルチェンジを果たしたこちらの個体だ。