ワイドボディのチャレンジャーから一転、ラフな格好で気楽に乗れるC10ステップサイドへ!

ピックアップトラック

ヤレこそ粋なラットスタイル

C-10

アメマガ2021年8月号

ラットスタイル

1979 CHEVROLET C-10

RUSTY ヤレこそ粋なラットスタイル


1979 CHEVROLET C-10

LB仕立てのチャレンジャーワイドボディカスタムを愛用してきたぐっさん。若い子たちとツーリングやミーティングに参加してきたものの、そろそろ歳相応にユル~いアメ車ライフも悪くないかなぁと思っていた矢先に出会ったC10に一目惚れ!

錆を育てる感覚でラフに向き合えるC10の虜に

95年型のインパラ、94年型のS10エクストラキャブを経て、ハーレーにハマってアメ車とアメリカンモーターサイクルのある人生を謳歌してきたぐっさん。一時は子育てに専念してその世界から少し離れた時期もあったが、息子たちが思春期になった頃に思いが再燃したと言う。


ちょうどその頃のアメ車のトレンドはチャレンジャーで、ぐっさんも例に漏れずチャレンジャーの魅力にハマったのが4年ほど前のこと。まずはチャレンジャーワイドカスタムのトレンドリーダーであるリバティーウォークに足を運び、手始めに純国産ブランドのACCエアサス指定でワイドボディ&スラムド、スタンス志向なカスタムに明け暮れて、あとはオリジナルカラーで全塗装を残すのみといったところまでカスタムに情熱を注いできたが、40代も後半に差し掛かり、若い子たちと良い服を着てツーリングやミーティングに出掛けるのもそろそろ卒業かなぁと第二のアメ車道楽を模索。

1979 CHEVROLET C-10

そんな折に、C3100のほか、様々なアメ車を持つコレクターの友人が「ステップサイドのC10をタコマと物々交換で仕入れたんだけど、トラック2台も要らないから乗らないか?」と相談を受けて見に行くと、まさにドストライクの雰囲気に即決。


元々は神戸の業者さんが所有していたモノで、本国でスタンドアップパドルの商用トラックとして使用されていたかの様なリアリティ溢れる仕立てに一目惚れ。ベースを生かしつつドアには自身が所属するカークラブのロゴを入れ、控えめなスラムド具合だった車高をさらに落とし込むべくインナーフェンダーのカットを追加。マフラーをワンオフで製作してコツコツと自分好みへとアップデートした。


また、若いころサーファーだった当時を思い出す様なボードラックもお気に入りの様子で、ビーサンに短パン、Tシャツの超ラフな格好で乗っても違和感のないラフな雰囲気は、チャレンジャーとはまるで異なるキャラクター。ある程度の年齢になるとカッコの付け方も変わる。良い歳の取り方とは自分の魅せ方を客観的に見て最善を理解し実行に移すことだと、彼から教わった。

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前オーナーがかなり手を入れていた様子で、ボンネットには元々ハワイ諸島をモチーフにした地図が描かれていたが、そこをうっすら残る程度に剥離すると良い風合いに。錆はあえて補修せずに育てていくスタンスとしながらも、ホワイトリボンタイヤ&デイトナメッキホイールへ換装し、ステップサイドのフェンダーが良い感じで被る具合までスラムドできる様にインナーフェンダーをカット。

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スタンドアップパドルボードが実際に積めるように工夫を凝らしたワンオフのルーフラックは、サーフボードを無造作に積んでも絵になる。ベッド部分は本物の木で張り替えられているが、かなり劣化が進んでいるので近い将来スチールで新調する予定。ストレートに左右にレイアウトされたマフラーはぐっさんこだわりのワンオフ物で、心地良いV8エギゾーストを奏でる。

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オリジナルの350エンジンと当時物の3速ATの組み合わせはチャレンジャーの時代と比較すると別次元ではあるが、まったりゆったりと湾岸線を流すにはちょうど良く、飛ばすクルマとそうじゃないクルマを良い意味で理解できたと話す。

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ブラウンのベンチシートにウッドをモチーフにしたドアパネルと、南国らしい雰囲気のアレンジを利かせたインテリア。助手席ダッシュにはさりげなく民族タトゥーにアクセントも取り入れてイメージを高める。

1979 CHEVROLET C-10

OWNER : Good3


PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 8月号掲載

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