【シェビーバンG20】子育て世代にはミニバン !?いやフルサイズ一択でしょ!

これまでアメ車を愛用してきた者たちがアメ車から離れるタイミングで比較的多いのが、子育てが始まった時。何不自由ない広々車内に加えて維持費も安い2Lクラスの国産ミニバンへと乗り換えるのがセオリー。でもフルサイズバンって選択肢も意外とアリ!?
Wonderful VAN Life -素晴らしきバン生活-
お互いの趣向を尊重しながら育む念願のバンライフ
1988 CHEVROLET CHEVY VAN G20
大阪府南部にカリフォルニアスタイルのお洒落な自宅を建てて子育てに勤しむ本田さん。彼はアメリカン雑貨屋巡りやビンテージ雑貨の収集にも熱を注ぎ、モーターサイクルはロードホッパーのタイプファイブと生粋のUSカルチャー信者だ。彼の思想は乗り物やアイテムだけに留まらず自宅まで徹底的にこだわり、リビングからフラットにつながるウッドデッキスペースにフェニックスロベリニーやソテツのパームツリーと芝生でアレンジしたフリースペースでは、BBQをしたり夏にはプールをしたり、アメ車乗りたちが憧れる“理想の家”そのものだ。
そんな彼ではあるが、ずっとアメ車を愛用していたわけではない。過去にトレイルブレイザーを所有していた際には国道の真ん中でエンジンストールを経験してからは、しばらく日本車に乗っていたと言う。子供たちが幼児だったこともあって真っ当な選択かなと思いながらも「やっぱりこの家にはアメ車を停めておきたい。何なら出かける時もテンションが上がる乗り物が良い」なんて考えで妻に相談。ちょうどそのタイミングで妻が「猫を飼いたい!」と言いだして、じゃ交換条件で「猫飼っていいからアメ車買っていい!?」なんて嘘みたいな本当の話で、2022年6月にシェビーバンを購入した。
現車はしっかりと整備してから納車されたこともあって、過去の苦い想い出であるエンジンストールの心配もまったくなし。それどころか35年も前のクルマなのにそれを感じさせないほどご機嫌でグッドコンディション。リアルウッドの装飾が雰囲気を盛り上げる。さらに車内をより快適にすべくDIYで仕上げたセンターテーブルや、シェビーサインプレートを貼りつけたウッドボックスなどで内装をアレンジして、最後部にベッドを設けて車中泊も余裕のスタイルへとコツコツ仕上げてからは、このクルマでキャンプやアウトドアに出掛けることを奥さんや子供たちも楽しみにしてくれる様になったと言う。
何かを寛容して得たいモノを獲る。いや、本当に見習うべき! 皆さんもぜひ真似してみて欲しい。


ほぼ同年代の88年型シェビーバンは、当時のグラフィカルなツートンカラーをグッドコンディションで維持しつつ、スチールホイール×ホワイトリボンタイヤなど、往年のフルサイズバンらしさを色濃く表現。幅も長さもちょうど良くて、慣れれば乗りやすいと太鼓判を押す!


オリジナルのモケットシートはソファの様にフカフカで長時間ドライブも快適そのもの。オーバーヘッドコンソールやインパネ周りに装飾されるリアルウッドも当時物。その状態の良さは、過去に大切にされてきた証と言えるだろう。


フロントシートを回転させて4つのカップホルダーを設置するDIYセンターテーブルを囲えば、まるでリビングの様に快適。青いフロアマットはブルーリバーが用意してくれたもの。絶版車用のフロアマットまで作ってくれるなんてありがたい限りだ。


第2のリビング的に使えるウッドデッキは家族の憩いの場として大活躍。愛用するロードホッパーは純正EVOエンジンを搭載し、グースネックフレームを採用。スプリンガーフォークのフロント周りを持つスペシャルなモーターサイクル。それをラフな格好で乗りこなすスタイルも粋だ。
OWNER:HONDA FAMILY
THANKS:BLUE RIVER
TEL:0725-56-6400
PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン2023年12月号掲載
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