【1994 シボレー シェビーバン10】愛らしいボディカラーは、アウトドアによく似合う!

バン

シボレー

アメマガ2023年8月号

シェビーバン

アメ車と楽しめ「ソト遊び」

トップスピード

岐阜県

スクエアなデザインや、アストロよりも大きなボディサイズのお陰で、様々なトランスポーターとして活用されるシェビーバン。元々ビジネス用として考えられているため、車内からの視界は最小限。でも見方を変えれば、様々なキャンプギアを余裕で積み込めると言えそうだ。

アメ車と楽しめ「ソト遊び」


人も荷物も乗せられるし、車中泊も対応できる広さ!

1994 CHEVROLET CHEVY VAN 10

働くクルマとしてのイメージが強いフルサイズバン。日本ではその大きなボディサイズに注目され、コンバージョンした仕様を目にすることが多い。だが、昨今のアウトドアブームの影響で、国産SUVなどではラゲッジスペースに多くの荷物を積めるように、窓の内側に保護パネルが発売され、好評を博しているとも聞く。

でも、せっかく開いている窓をわざわざ隠すのなら、最初から窓のないクルマを選ぶ方が賢明なのでは?そこでマッスルカーからSUVまで、様々なアメ車を取り扱うトップスピードでは、今までにないアースカラーにペイントし、ポップな雰囲気を強調したシェビーバンを製作。スタンダードグレードをベースにしており、各ドア以外には窓はなく、良い意味で非常に割り切ったクルマと言えるだろう。国産車で言えば、まさにハイエースの様な存在と言えるが、独特なフロントマスクやフルサイズボディ、さらにマスタードイエローとホワイトで彩られたそのスタイルは非常に個性的で、まさに「カブらないクルマ」だと断言できる。

車内を見てみると、大人5人がゆったりと乗れる空間が確保されており、そのうえ広大なラゲッジスペースは大人が横になれるほど。ルーフキャリアで積載能力を改善する方法もあるが、アドベンチャー的なスタイルを演出できるものの、実際の使い勝手はあまり良いとは言えない。キャンプ道具を山積みにしても窓に当たる心配は皆無。可愛らしくて実用性も高い、まさに道具としても楽しめるシェビーバンはいかがかな?

エンジンは5.0ℓのV8ガソリンを搭載。フルサイズボディを感じさせない、トルクフルな走りが味わえる。フロントはダブルウィッシュボーンで、リアはリーフリジッドサスペンションを採用。ホイールは敢えて純正のスチールだが、センターキャップはボディカラーと合わせ、マスタードイエローとホワイトにペイント。なお、ヘッドライトはマルチリフレクター& LEDに変更されており、夜間の視認性をアップさせている。

直線基調でデザインされたインパネ回り。まもなく車齢30年ということを考えるとそれなりに劣化はあるが、ほかにはない個性や魅力で満ち溢れている。フロントシートに対し、セカンドシートはエマージェンシー用といった仕立て。最大の魅力はやはりラゲッジスペースで、天井も高くここで生活できるのでは?と思えるほどの空間を確保。荷物を積むのも良いし、車中泊もOK。例えばパネルを敷いてバイクや自転車のトランポにも活用できる。


TOPSPEED inc【株式会社ガレージトップスピード】
所在地:岐阜県本巣市温井243-5
TEL:058-322-7547
URL:https://www.garage-topspeed.com/


PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野陵
アメ車マガジン2023年8月号掲載


関連記事

RELATED


ハイルーフとロールーフまるで双子なフルサイズバンライフ

パッと見た感じではどちらもロールーフと見間違える個性的なアレンジを施したハイルーフと、電動開閉するルーフトップテントを備えるロールーフ。78年型純正ツートンのお揃いのカラーコーデがアウトドアで抜群に映える!

【シェビーバンG20】子育て世代にはミニバン !?いやフルサイズ一択でしょ!

これまでアメ車を愛用してきた者たちがアメ車から離れるタイミングで比較的多いのが、子育てが始まった時。何不自由ない広々車内に加えて維持費も安い2Lクラスの国産ミニバンへと乗り換えるのがセオリー。でもフルサイズバンって選択肢も意外とアリ!?

ポストビンテージバンの大本命として人気高騰中【シェビーバン ビュービル】

70年代の丸目を筆頭に、フルサイズバンの中でも80年代までの個体がビンテージバンとして人気を博してきた。しかし紹介する個体の様に90年代中頃まで基本コンセプトは変わらない。むしろ熟成された最終モデルこそベストバイ!

【シェビーバン】思い切って内張りを剥がす!インテリア改装は悩む前に行動

天井&サイドをフェイクレザーに張り替え、さらに600個のボタンをレザー張りして手作業で打ち込む。途方もない作業も「楽しい」と語る、生粋のDIY好きなKさんだ。

【シェビーバン】一番愛着を持てるから、自分のクルマは自分で作り上げる

極太タイヤを履き大胆にケツ上げしたシェビーバン。その迫力ある姿だけでも見応えがあるのだが、一番の見どころは、木の温かみを感じるDIYで製作したインテリアだ。

 

最新記事


2025/11/20

【1970 ダッジ チャレンジャー】オリジナルストックがそそるモパーマッスルの大本命!

クーペ

ビンテージ

ダッジ

バニシングポイントなど、劇中車としてもその人気を博する1970年型ダッジ・チャレンジャー。半世紀以上の時を経て、コンディションの良い個体は激レアとなりつつある昨今、バーニーズでお宝を発掘!

2025/11/18

【シボレーファンデイ2025】モータースポーツの聖地「FSW」シボレー派が大集合!

イベントレポート

CHEVROLET FAN DAY 2025
富士スピードウェイ

2025/11/14

【ジープファンミーティング2025】夏から秋へ、ジープファンミ新時代!快適さと熱気が共存した

ジープ

アメマガミーティング

イベントレポート

日本最大級のジープイベント『ジープファンミーティング2025』

2025/11/14

ジープファンミーティング2025の会場を彩った出展ブースたち

ジープ

アメマガミーティング

イベントレポート

日本最大級のジープイベント『ジープファンミーティング2025』

ランキング


2025/11/20

【1970 ダッジ チャレンジャー】オリジナルストックがそそるモパーマッスルの大本命!

クーペ

ビンテージ

ダッジ

バニシングポイントなど、劇中車としてもその人気を博する1970年型ダッジ・チャレンジャー。半世紀以上の時を経て、コンディションの良い個体は激レアとなりつつある昨今、バーニーズでお宝を発掘!

2025/11/18

【シボレーファンデイ2025】モータースポーツの聖地「FSW」シボレー派が大集合!

イベントレポート

CHEVROLET FAN DAY 2025
富士スピードウェイ

2025/10/16

名称を変更して3回目となるAME★JAM開催!【AME★JAM vol.3】

イベントレポート

AME★JAM MARCHE vol.3
American fun jamboree
18th May 2025
ウラレナ向かい駐車場

2024/11/05

【シェベルマリブワゴン】現代に美しく見事蘇った初代インターミディエイト

ステーションワゴン

ビンテージ

シボレー

1965年前後、アメリカ車のラインナップにコンパクトとフルサイズの中間を埋めるべく新たにインターミディエイトが加わることとなった。そのキャラクターはリーズナブルな価格で楽しめるフルサイズの雰囲気でありワゴンはその代表だった。