生々しいライフスタイルを丸ごと楽しむ集い!

KUSTOM TRUCKIN Riverside Daycamp & BBQ
AMERICAN TRUCKS -ピックアップトラックの無限なる可能性-
スラムド系トラッキンカスタムのオーナーたちは、普段あまりプライベートを感じさせない、どこかクールで無口、他のジャンルのカスタムカーとは異なる、ちょっと危ない連中の様な印象。でもそれは間違いです(笑)。
生々しいライフスタイルを丸ごと楽しむ集い!
どことなく近寄りがたいオーラを放つトラッキンカスタム集団。カスタムやジャンルの多様化、SNSの普及で多少は距離感が縮まったとは言っても、危ない系の人が乗っていそうなイメージは、お世辞にも拭いきれたとは言い切れない。別にそれを払拭しよう的な真面目な集いでもないのだが、3年連続参加している筆者が声を大にして言いたいのが、みんな奥さんの前では素が出ているし、子供の前ではちゃんと父親。友人たちの前ではいつまでも子供みたいなことをしてバカ騒ぎする生々しさがあるってこと。
そんな生々しさが願わずとも見え隠れするのが一泊して楽しむキャンプの良い所で、「えっ、あのオーナー結婚してパパになってる!」とか、「普段クールだけど娘の前だとデレデレ♡」みたいなシチュエーションが、願わずとも垣間見えてしまう。スイッチを完全にOFFった至福の時間はアワードを競ったり、愛車を磨いてカッコつけるカーショーとは異なるスタンス。お酒を飲み交わし、普段あまり目にしないオーナーの生々しい一面をお互いに見せ合うことで縮まる距離感はハンパない。
下のC10と共に以前夫婦で登場したS10は、現在V8エンジンへ換装してベッド部分の造り込みなど大幅にリニューアル。噂によるとラットな白いフォードトラックも近々手に入れるとか!?


プライベーターの域を完全に超えたハードなフレームワークで中岡氏の元に相談へ訪れる若者たちも年々増加中。気さくで優しい兄貴的な人柄は、上の世代から若い世代までを繋ぐキーマンとしてリバーサイドキャンプ実行委員に徹しつつも、妻や娘を巻き込んで自らも全力で楽しむ姿勢が実に好印象。ここ最近は新たなビッグプロジェクトも進行中!


2020年に拝見した時は未塗装状態だったが、2021年はオレンジに全塗装を終えて参加。「ボンネットが閉まらないなら当たる部分を開けてしまえ!」的なハードボイルド加減も個人的に大好物。メタルワークを駆使したワンオフダッシュを今後どう調理していくか?期待が高まる!


まるでコンテナを運ぶトレーラーヘッドのような雰囲気のノンベッドスタイルで参加する強者も!中も外もカスタム進行中といった具合ではあるが、コンストラクションスタイルで未完成のまま現在進行形で乗りこなす様がカッコイイ!ベッドがないおかげでフレームワークやガソリンタンクの行方、エアサスインストールレイアウトが一目瞭然で逆に好都合だったりする。
今回個人的にツボだったのがIPPEIさんのエルカミーノ!ベッド部分にジャストフィットする即席テントに寝床を構え、夜はベッド丸ごと間接照明を隣のタープから連結させる映えっぷり!ルーフ上のテントほど高くないのでサクッと出入りできるところも粋!


プロジェクターで映画鑑賞したり、キャンプファイヤーを愉しんだり、気兼ねなくお酒を嗜み、一夜を共にすることで深まる絆は格別。
EVENT REPORT
5-6TH JUN 2021
PLACE:和歌山県神野々キャンプ場
PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 9月号掲載
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