キャラクターがまるで異なる2台で贅沢なアメ車ライフを楽しんでいる

1979 PONTIAC FIREBIRD TRANS AM
1985 CHEVROLET C10
TWO-WAY二刀流でアソぶ!! 1台だけでは物足りなくなってしまったオーナーたち
1979 PONTIAC FIREBIRD TRANS AM
1985 CHEVROLET C10
キャラクターがまるで異なる2台でその日の気分や目的に応じて選びます
今の日本で一夫多妻制、もしくは一妻多夫制は認められていないが、クルマの場合はノープロブレム。1台でもアメ車は楽しいが、性格の異なるクルマが複数台あれば、もっと楽しいことは間違いなし!そんな贅沢なアメ車ライフを楽しんでいるのがAPさんだ。
コンビニや街乗りからサーキット走行までこなす
「元々アメ車にはまったく興味がなかったんですよ(爆)。正しく言えば接する機会がなかったんです。でも2カ月ほど東海カーズでパートとして働いたことがきっかけで、アメ車が欲しくなっちゃいました(笑)」と屈託なく話すAPさん。実はほかの事のために貯金をしていたそうだが、諸般の事情でその予定が消失!「じゃあ、自分の好きな様にそのお金を使っちゃおう!」ということで、アメ車の購入を決意。その資金を基に、キャッシュで購入できるカーズの在庫車両が、この1985年型のC10だったそうだ。
アメ車に興味がなくてもクルマは好きで、どちらかと言うと角張ったクルマが好きなAPさん。現行のアメ車に乗せてもらったこともあるそうだが「普通に高級車で、何不自由なくて快適ですよね。でも、これだったらアメ車も日本車も欧州車でも同じに思えてしまう」そうで、やはりクルマを走らせている感覚やスタイルは重要だそうだ。
彼女は日常の足としてC10を愛用しているだけではなく、実はサーキット走行も楽しむほど。元々走ることが嫌いではなかったが、そうは言ってもアメ車の友人とツーリングを楽しむ程度。だがカーズ細井さんに「C10でサーキットを走るぞ!」と強く言われて走行会に参加。その模様は実はアメマガで紹介したことがあるのだが、その時のことを振り返ってもらうと「もちろんクルマを壊したくないと思っていました。でも、それを気にしすぎて心底サーキットを楽しめないのももったいないですよね。なので3周目まではビビっていましたけど、4周目からはアドレナリン全開になっちゃって、どうなってもいいや?♪ ってなっちゃいました」とのこと。男子顔負けに走ることが大好きなAPさんだ。
では、なぜファイヤーバード・トランザムも手に入れたのか?その理由を伺ってみると「みんなと一緒にツーリングに行っても、C10だと出足が遅くて置いていかれちゃうんです。ツーリングを楽しみたいのに、結局ソロ走行になってしまう! それがファイヤ?バードが欲しかった最大の理由ですね」と語る。確かにC10でマッスルカーについて行くのは酷な話。でもC10を手放さず増車した理由を続けて聞くと「別にC10が嫌になった訳ではないですし、乗り換えたらいずれ絶対また欲しくなると思ったんです。あとはTPOやその日の気分に合わせてクルマを選べるのは凄く楽しいんですよ!」と瞳をキラキラさせながら語ってくれる。実は筆者も日本車ではあるが、一時期スポーツカーとSUVを所有していたことがあり、その気持ちには激しく同意!
「例えばC10の後にファイヤーバードに乗ると、加速力や運転そのものが楽しく感じるんですよ。でもその逆もあって、違うキャラクターのクルマを所有することで、それぞれの良さを実感できるんです」とも。まさしくその気持ちも同感だ。 今後の予定としては、サーキットでファイヤーバードの性能をフルに発揮できるようになりたいとか。それができるようになったら違うアメ車にステップアップするかもしれないそうだが、APさんの場合はこの2台はそのままに、さらに増車する可能性が高いと言わざるを得ない。だが、それほどまでに個性豊かなアメ車の魅力に取り憑かたと言えるだろう。
1979 PONTIAC FIREBIRD TRANS AM 徐々にメンテして実は走りやすくなってます!
内外装共に、なかなかヤレた状態。でも、エンジンは一発で始動するし、最近メンテしてトルクがリヤタイヤにしっかり伝わり加速性がアップしたと話す。世の中の男子よりも、よっぽどクルマに詳しい(驚)。
イーグルマスクよりロボットの方が好きなAPさん。ラットボディの各部に遊鷹氏によるグラフティを施す。野ざらし保管が災いして少々薄くなっており、そこが目下の悩みの種だそうだ。ちなみにファイヤーバードに乗っていると、誰にも声を掛けられないとか。
1985 CHEVROLET C10 C10はキレイに乗ろうと心掛けているんですよ!
かつてはクマのぬいぐるみを並べていたが、サーキット走行では邪魔になるので撤去。代わりに好みのステッカーを貼り付け、お気に入りの空間を演出。とはいえ、2台共に近寄りがたいオーラを醸し出している。
スクエアなマスクがC10のお気に入りポイント。6.6ℓのファイヤーバードと比較したら、少々非力と感じるそうだが、それでも5.7ℓを搭載。フロントをローダウンするが、基本的にオリジナルをキープ。運転席側の大きな凹みはサーキットで発生した不運な事故によるもので、いずれ修復したい…と話していた。
OWNER : AP
THANKS:東海カーズ
TEL:0533-86-8890PHOTO:浅井岳男
TEXT:空野稜
アメ車マガジン 2021年 9月号掲載
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