公私共に使うエスカレードはワイルドなマットブラックボディ
彼女たち流のアメ車との付き合い方
CADILLAC ESCALADE
#アメ車女子のライフスタイル
CADILLAC ESCALADE
ネイルサロン経営者の足はワイルドなマットブラックのエスカレード!
ネイリストと言えば、イメージ的には奇抜な色のクルマを好む印象ではあるが、紹介するYukariさんの愛車は純正ブラックを通り越して、ワイルドなマットブラックボディ。色を乗せて足し引きするセンスが問われるからこそ、あえて愛車はどの色彩にも属さないフラットなカラーにこだわる。
カスタムには興味ないけど色の表情に妥協は辞さない
夕焼けを通り越してすっかり夜になった9月中旬の日曜日。当日は仕事の都合で夜しか撮影場所に駆け付けられなかったと話すユカリさん。闇夜に潜みつつもV8サウンドの重低音、そしてヘッドライトの横幅の大きさから、すぐに彼女だと気が付いたものの、シルエットは暗闇の中に溶け込んでしまって判別不可能。
そう、彼女の愛車は全身ブラック。それも光に対してギラッと艶めくグロッシーな純正ブラックではなく、こだわって全身マットブラックへと変貌を遂げたエスカレードだった。

当日待ち合わせしている相手が女性オーナーだと分かってはいるのに、このワイルドなエスカレードを見たとたん、付き添いの彼氏か旦那さんか、それとも強面な人でも来たのかな…と思いつつも軽く会釈をして運転席を覗くと、なんとドライバーはセクシーな女性オーナー! 「いや、そのギャップは反則ですよ。マジで(笑)」と心の中でツッコミつつ、話を聞くと職業は女性の手先を煌びやかに仕立てるネイルサロンを開業したばかりの経営者。

仕事先への通勤はもちろん、ネイルサロンの商材を買い込むビジネスカーとして、そしてプライベートではプードルのアレンちゃん、ジゼルちゃん、そして大きなスタンダードプードルのトルクちゃんの3匹の愛犬を乗せてドッグランへ出かけるなど、公私共にこのエスカレードが大活躍。
3匹への愛情はリアガラスに張ってあるステッカーからもご想像のとおり、後部座席は完全にお犬様仕様で、座席2つを潔く取り去って愛犬たちが快適に移動できるように配慮するほどだ。
ボディカラーを変える大胆なアレンジはしつつもホイールは純正で、カスタムにはそんなに興味は無さげ。でも色だけは職業柄妥協できないのが本音。そして導き出した答えが暖色・寒色・鮮明・グラデーションなど、どこにも属すことのないマットブラックだった。 強面の男性が乗っていたら怪しさ満点だけど、綺麗なお姉さんに乗られちゃ堪らない!「ドライブしてると無駄に視線を感じる…」という話も素直に頷ける。

何とは聞かされずに旦那さんから「大きいクルマいる?」と聞かれ、冗談で言ってると思いながら「いるー?」と返事したらサプライズプレゼントされたのがキッカケで、愛用するエスカレード。


幅は大きくてもロングボディじゃないのでタホ同様に駐車スペースで大きくはみ出す心配もない。ラグジュアリーで内装やシートもゴージャスなのに、何の躊躇もなくマットブラックにして椅子を2脚取り去り、愛犬を乗せて豪快に乗りこなす姿は、凄くカッコいい!

owner : Yukari
PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 12月号掲載
最新記事
2025/10/30
【マッスルカーナショナルズ14】イベントの主役は、1960~70年代のアメリカンマッスルカーたち
MUSCLE CAR NATIONALS 14
18th May 2025
名古屋港ガーデンふ頭ひがし広場
2025/10/28
夫婦でアメ車!しかもマッスルカー2台という贅沢な選択肢【チャレンジャー&マスタング】
一台はマッスルカーやトラック、そしてもう一台はミニバンやSUVと、夫婦でアメ車2台を所有する方たちの大半はどちらか一方がファミリーカーとして成立するパターンが多い。そんな中、どちらも2ドアクーペのマッスルカー2台を所有する強者夫婦を発掘!
2025/10/23
兄のゴリ推しで実現させた!?兄弟でアメ車を所有する喜び【ナビゲーター&300Cツーリング】
25歳で初めての愛車にキャデラック・SRXを購入していらいアメ車の虜となった兄のNATSUKIさん。一方「国産ミニバンや1ボックスが便利!」とアメ車に無関心だった弟のNORIさん。弟にアメ車に乗ってもらって、その魅力を共有したい!その想いよ届け!
2025/10/21
自然豊富な故郷に建てた家族が毎日笑顔になる家
家族5人で暮らすアパート暮らしは窮屈そのもの。新たに家族が増えることが分かり、家族みんなが笑顔になれるマイホームを建てることを決意した藤本さん。奥様が憧れたリアルアメリカンの住宅を建てるべく、大家族の夢がスタートする。









