ナビゲーターのリムジン仕様を惜しげもなくファミリーユースとして愛用
彼女たち流のアメ車との付き合い方
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#アメ車女子のライフスタイル
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VIP御用達のリムジン仕様を惜しげもなくファミリーユースとして愛用
ここ数年、エスカレードと共にナビゲーターに乗るガールズオーナーが増加中。だが、さすがにリムジンとして実際に使用されていたナビゲーターを、好んで選び乗り回すオーナーは稀。良い意味で“ぶっ飛んだセンスの塊”的なマイコさんのアメ車ライフとは!?
運転席と後部座席の重厚な壁を潔く取っ払って愛用!
極艶の漆黒ボディにクロームの煌びやかなカラーコントラストが、ラグジュアリーなキャラクターの雰囲気にマッチするマイコさんのナビゲーター。これまでアメ車と縁はなかったが、サーフィンやスノーボードが趣味の彼女にとって、大きなSUVは大本命。
とくに車種は限定していなかったものの、「サーフボードが積めて、スノーボードなら横に並べて積めるフルサイズが良いかな?」なんてざっくりした希望のもとでクルマ探しする中、たまたまブルーリバーに入庫したばかりの新車並行かつリムジン仕様で低走行の極上モデルを発掘。

実際にリムジンとして使用されていたので室内はセレブリティーな仕立てとなり、オットマン付の贅沢なシートが二脚。広大なフットスペースは足を伸ばし切っても余裕で、天井から内張り、オーディオシステムまでフルカスタムされていた。しかしひとつ難点だったのが、運転席と後部座席を塞ぐ重厚な壁。
受話器はドライバーと会話する際に使用するモノで、受話器を介さないと会話できないほど防音処理が施されていたと考えると、いかにコストをかけてリムジン仕様に仕立てていたかが分かる。大抵は同じような使い方をする次のオーナーの手に渡るものだが、彼女はコストコのスタッフだけに誰かを送迎することなんてないためオーバースペック!

ストレートに言えばその壁が邪魔であるため、迷いなく「壁は取っ払っちゃってください!」と伝え、完全に撤去してオーディオに手を加え、綺麗に仕上げての納車となった。乗り始めてからはほかのアメ車にも敏感に反応するようになり、コストコで勤務している間も駐車場付近で作業している時は、音でアメ車が来たって分かるくらいアメ車の虜に。
元々アメリカンカルチャーや雑貨、食文化が好きということでコストコに勤務し始めた彼女。現在は職場から愛車までどっぷりとハマり、よりディープなアメリカンカルチャーを堪能。普通に無難に、では面白みに欠ける。リムジン仕様を本気でファミリーカーとして乗り回すなんて最高の贅沢である。




電動サイドステップ完備で乗降性も上々。セカンドシート部分がフラットになり、元々運転席を仕切っていた壁を取り除くことで、開放感溢れる贅沢な室内空間に一新。シートはオットマン付きで、もちろんリクライニングも電動のセレブな逸品。友人を載せた際はVIPごっこと称して、受話器を取って「おいキミ! ちょっとそこのコンビニ寄ってくれたまえ(笑)」なんてお遊びも可能。
いつもは運転席のマイコさんに、滅多に座ることのない後部座席に撮影目的で座ってもらうと、「受話器取りたくなる気持ちわかるわー?」と。

owner : Maiko
撮影協力:BLUE RIVER
PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2021年 12月号掲載
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