愛車が変化していく過程を楽しみながら、バランスを見てチューニング
2003 DODGE RAM VAN
AMERICAN CUSTOMS
2003 DODGE RAM VAN
求めたのは速さじゃない、気持ちよく走るためのチューニング
チューニングといえば馬力数値を追い求めることが多いが、レーストラックのチューニングは数値でもなく、速さだけでもない、いつものドライブで気持ちよく走ることを重要視している。長年愛用するラムバンが「走るのが楽しくなった」と言う細谷さんもまた、レーストラックでチューニングを行なった一人だ。
愛車が変化していく過程を楽しみながら、バランスを見てチューニング
ランボルギーニ、バイパー、ラムSRT10などなど、、これまでレーストラックが速さを追求したモデルは数多くあるが、一般ユーザーに対する基本的なチューニングの考え方は、「愛車が変化していく過程を楽しむこと」にある。それは決して馬力数値ありきではなく、オーナーが「体感」できるチューニングを行ない、日頃のドライブで気持ちよく走ることを一番に考えている。
ずっと憧れていた03年型ラムバンを購入し12年目を迎える細谷さんは、イントロの18インチホイールをアメリカにオーダーメイドしての装着や、九州までのロングドライブを行なうなど、ラムバンへの愛着は強くドライブは日課。そんな折に、信頼あるメンテナンスを行なうショップを探して訪れたのがレーストラックだった。代表の高橋氏が試乗して気になったのはラムバンの状態よりも、直管気味のマフラー。「走ることが好きなのに、あのマフラーでは排気ロスが大きい。何より音もうるさいしね。もっと気持ちよく走ることを考慮した、チューニングを提案したんだ」。
排気効率を高めたワンオフのサイド出しマフラーに変更し、ハイカム、ミッドチューブヘダース、ワンオフラムエア、MSDアンプ、ブラスターコイル、2インチローダウン、カヤバショック、強化スタビライザーにより、吸排気系、電気系、そして足回りも強化。もちろんこれらは一度に行なったものではなく、段階を踏みながらバランスを見て行なったもの。細谷さんは、徐々に変化していくラムバンの走りに「毎回ワクワクしながら運転するのが楽しくなった」と語り、生まれ変わった愛車がさらに好きになった。
気持ちよく走るためのチューニングは、愛車をもっと好きにさせてくれる一つの方法なのだ。
愛車が変化していく過程を楽しむのもチューニングの醍醐味。段階を踏みながらバランスを見てチューニングを実施。ハイカム、ミッドチューブヘダース、ワンオフラムエア、MSDアンプ(6A)、ブラスターコイルを組み込み、吸排気の効率を高め電気系を強化している。
イントロの18インチ(F:18×8J、R:18×10J)は、細谷さんが車両購入と同時にアメリカにオーダーメイドして装着したこだわりのホイール。この自慢のホイールをより引き立たせるために、レーストラックのオリジナルフェンダーを装着してボリュームアップ。
丸形デザインに一目惚れし、初めてのアメ車として03年型ラムバンを購入した細谷さん。それ以来12年乗り続ける。当初は迫力を求めた直管気味のマフラーを装着していたが、排気効率ロス&うるさすぎる音を指摘され、レーストラックワンオフサイド出しマフラーに変更。2インチローダウン、カヤバショック、前後強化スタビライザーを加えて足回りの強化もされ、乗り心地は大幅に向上されている。
■ OWNER:細谷さん
JAPAN RACETRACK TRENDS【ジャパンレーストラックトレンド】
TEL:03-5661-3836URL:http://www.racetruck-trends.co.jp
■写真&文:相馬一丈
アメ車マガジン 2022年3月号掲載
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