GMC・バンデューラをLAのストリートで見掛ける様なリアルスタイルに体現
1991 GMC VANDURA
2011 CADILLAC CTS
AMERICAN CUSTOMS
1991 GMC VANDURA
2011 CADILLAC CTS
“ 悪そうな奴は大体友達”を体現した、リアルLAストリートスタイル
M.S.Tオートモーティブがカスタムするにあたって掲げたテーマが「LAのストリートで見掛ける様なリアルスタイル」。昔、池袋の街を舞台に若者たちの世界を描いたドラマに出て来そうな悪っぽさを体現しているかの様だ。
「これまでになくブッ飛んだスタイル」と自負
「うちの新しいトランポを製作しているから!」と、MSTオートモーティブの日向代表から聞いたのは2020年の年末。なぜならその年のクロスファイブ・ファイナルに出展するため、急ピッチで作業していた時だった。「できるのであれば搬入する前に撮影できないだろうか?」「いや無理でしょ、全然終わらない(笑)」「そしたら戻ってきた後で!」なんてやり取りをしていたことを思い出す。しかし、そのニュートランポは会場へ向かう道中で火災により焼失…。これを聞いた時にはウソだろうと思ったのだが、紛れもない事実でデモカー撮影は仕切り直しとなったのである。

だが、ニュートランポを作りたいという日向代表の思いが潰えることはなく再始動。ベース車両も同じくちょい古めのフルサイズバン(1991年型GMC・バンデューラ)を用いたのである。テーマとして掲げたのは〝LAのストリートで見掛ける様なリアルスタイル〟。そのためにまず手を付けたのはエクステリアでも、インテリアでもなく、機関系。まずはしっかりと走ることができなければ意味がなく、今後はこのクルマで全国各地に出没するためでもある。なので、消耗品と呼ばれるパーツを一切合切リニューアル。
メンテナンス作業がひと段落したところで、ようやくビジュアル面へと作業は移行し、スタイルの根幹を成すボトムスをインストールするためにまずは足回りに手を付け、リフトアップを敢行。何しろ履かせたいのは24インチ。ストックのままで履かせるのは不可能だからだ。そしてボディは艶消し塗装にド派手なグラフィックを施すことで、まさにテーマどおりのリアルさを演出。そしてインテリアもLEDのイルミネーションやモニター&オーディオ、それにイラストを配置してリメイク。まさに意図する、今までにないブッ飛んだスタイルだ。

同じくクロスファイブ・ファイナルにエントリーしたCTSだが、こちらもボトムスにはバンデューラと同じくワイヤーホイールをインストール。さらにタイヤはホワイトウォールとゴールドストライプのコンビネーションがポイントのヴォーグで、ルーフのファントムトップと共にクラシックな装いを漂わす。
2011 CADILLAC CTS


M.S.Tオートモーティブでここ最近施工率が高まってきたカスタムがファントムトップ。このCTSはルーフ全面ではなく半分にとどめ、リアガラス部分も全面を開口するのではなく、ダイヤ柄にカットするアレンジをプラス。


ストックのままでも十分にエレガントさが漂うフロントフェイスだが、よりスタイリッシュなテイストへと仕上げるべくE&Gクラシックスのメッシュタイプをあしらう。リアもテールレンズをLEDタイプに入れ替えることで、イマドキ感を高めている。

20インチのLuxor Wire Wheels・100 STRAIGHT LACEのクロームタイプをセレクトしたホイールに、サイドウォールのホワイトリボンとゴールドリボンを特徴とするヴォーグタイヤを組み合わせてボトムスを形成。
1991 GMC VANDURA


この世代のモデルに使われているライトのバルブは当然ながらハロゲンであるが、ニュートランポを仕上げるにあたっては旧式なバルブを一切排除して、イマドキっぽさをプラスするためにすべてLEDに置き換えている。


イマドキ24インチといっても、もはや驚くようなサイズではないが、フルサイズバンにこのサイズをインストールするにはストックのままでは無理だが、リフトアップすることでそれを可能とした。しかもセレクトしたのはワイヤーホイールであり、スポークやディッシュといったデザインでは表現できないまさに“ 悪そう”なテイストを高めている。




ちなみにこのクルマには「ルーブル」というショーネームが与えられており、それはリアドアに描かれている。なぜこのネーミングを採用するに至ったかというと、内張りのサイドパネルに飾られた絵からインスパイアされている。ちなみに機関系のリフレッシュ同様に、インテリアも総リメイクしたとのこと。これに併せてモニター&オーディオもフルに入れ替えしただけでなく、LEDのイルミネーションも改めてインストールし直している。
M.S.T AUTOMOTIVE【M.S.Tオートモーティブ】
TEL:03-5851-8701http://www.mst-automotive.com
PHOTO&TEXT:編集部
アメ車マガジン 2022年3月号掲載
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