マニアックなアメ車コレクターがゴキゲンなパーティーバスを製作

CHEVROLET EXPRESS CUTAWAY SHUTTLE BUS
ちょい古がJOYFUL!! TRUCK&VAN&WAGON
CHEVROLET EXPRESS CUTAWAY SHUTTLE BUS
マニアックなアメ車コレクターがゴキゲンなパーティーバスを製作
アメ車マガジン2021年4月号で表紙を飾ったシェベル2ドアワゴンとリアルなポリス仕様で製作されたサバーバン。この2台を所有するのが静岡県の鈴木さん。彼のコレクションは益々ディープになって、遂に車重6t越えのシャトルバスを導入してパーティーバスにアレンジ!
シャトルバスも立派なカスタムベースになる!!
2021年11月のTVW、2021年12月のクロスファイブで一際注目を浴びていた規格外サイズのシャトルバス。そのオーナーはアメ車マガジン2021年4月号で表紙を飾った静岡県の鈴木さんだ。当時からほかにも探しているみたいな話はしていたけれど、取材後早々に「こんなのあるよ!」と提案されたシャトルバスを見て、「アリかも!」と即決した。
元々はエアサスを入れてビレットを履かせてと構想していたものの、重量6t級のボディと人をたくさん載せて遊びに出掛けたいという理由から安全面を考慮して別方向へとシフト。TVWでお馴染みのスタッブブルーのYUKIさんと思案する中で「本国のパーティーバスみたいなのも面白いんじゃない?」と方向性が定まったのが2021年夏頃だ。
そこから白いボディにスチールの何の変哲もない状態から、カーゴフェイス化と濃い目のシルバーボディ、そしてカッパーブラウンのキャンディペイントを施すホイールでガラッとお色直し。?Cフォグはバランスよく4灯レイアウトし、インパクト向上を図って3連のサイドドアミラーを製作。格好悪いエアコン室外機パネル的な穴の開いたカバーは錆びていたのでステンレスに3連ボウタイ、パンチングを駆使してワンオフ製作。裏からライトで照らして魅せ場として格上げさせた。
その他、腰高感を払拭してワーク色を高めるタイヤフラップは日本で実在する社名のロゴや電話番号を使ってリアルに演出。そして極めつきは内装のパーティルーム。KICKERウーファー1発に16インチが3発で音響を整え、43インチの家庭用テレビに大容量のドリンク保冷器と、大人10人以上でドンチャン騒ぎしながら移動できるパーティーバスに仕立て上げた。
フェイス周りは定番のエクスプレスフェイスからカーゴフェイスに変更。ヘッドライトは本国で販売されている最新のものを使用してKC フォグの大きい方をバンパーに、少し小ぶりなものをバンパー下へレイアウト。ホイールはカッパーブラウンのキャンディ基調のパウダーコート仕上げで雰囲気を一新。
少し腰高感のあるボディを視覚効果的にバランスよく見せるタイヤフラップは、特にリアゲート下部分が効果覿面。本国のソレと何ら遜色のないデザインが粋!
室内は運転席後ろにカウンターを設けてVIP席を作り、そのまま後部座席はバスらしくシートがズラリ。12名乗車でゆったりくつろぎながら移動が可能。全高約3m、全幅2.5m、全長8m クラスなので、もはやフルサイズバンも相手にならないレベルのヘビー級!
フォグや室内間接照明は運転席横のスイッチで操作可能となる。なお、天井のゲートは換気扇ではなくて横転した時の応急ドア。開けたら雨漏りの恐れもある“パンドラの箱”的な存在で、未だに開けたことはないらしい。
乗車する時に思わず「お邪魔します!」と挨拶しそうになるほどクルマの室内らしからぬ雰囲気のインテリア。飛行機でいうファーストクラスとしてカウンター付のブラックレザーシートの後ろはバスの名残こそ残るものの、座席がアメリカ規格なので日本のバスとは比べ物にならない位ゆったり座れる。
43インチのモニターとKICKERのウーファーによる重低音サウンドは、移動式パーティールームとしても十分なスペックで、いずれは内装カスタムにも本格的に着手していくそうで、どんな風に仕立てるのか楽しみである。
OWNER:Yoshihiro Suzuki
PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2022年 3月号掲載
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