「HIGH FORGED」のビードロック17インチを装着したタンドラ

2014 TOYOTA TUNDRA
AMERICAN CUSTOMS
カスタムの醍醐味はイマジネイション!
2014 TOYOTA TUNDRA
ボルトオン装着可能な市販品で着飾るのも悪くない。ブランド=ステイタスってのも頷ける。だけど、こだわればこだわるほどに、他人と同じじゃ満足できなくなるのがカスタムの奥深さ。その沼にハマりし者が行き着く先こそ、ワンオフワールドだ。
一通りスタイルを確立した後、リセットしてリトライ!
豪快に川へ侵入して撮影してから数年。かつて覇王ホイールのデモカーとして本誌誌面を賑わせたあのタンドラが再び誌面に登場することとなった。キッカケは昨年末のクロスファイブ・ファイナルの会場。一昨年エントリーしていた時の面影はほとんどなくなり、始めてエントリーした時のサイクルキャリアスタイルとも異なる。
誌面に登場した時は同色のカヤックを積載しての撮影だったことも記憶に新しく、思い返せば毎回思考を凝らしたマニアックで個性的なスタイルで我々を楽しませてくれるKokiさん。そんな彼がフルオーダーフォージドホイール「HIGH FORGED」の新作ビードロック17インチの第一号モデルとして新たに仕様変更を果たした。そのホイールに触発されて、覇王ホイール神戸営業所独自ディビジョンとして新たに展開することとなったのが、ワンオフバンパーやワンオフラックを初めとするアイアンワークだ。完全フルオーダー制で、寸法から角度、形状までこだわりたい方にとって、まさに吉報である。
ポケットスタイルのビス穴をすべてプレーンに加工してバンパー側へと絶妙な角度でアプローチしつつ、重厚感をセンターに集中させて両サイドタイヤが正面からのアングルでワイルドに魅せつけるフォルム造型美がまさにソレ。さらにベッド部分からゲートを飛び出してスィングアームロング加工を施すバギーの寸法と合わせたキャリアもKokiさん自ら製したもの。
この他リフトアップで必須となるマウントを隠すプレート(通称「下駄隠し」)や、ワンオフルーフキャリアなど、要望があれば様々なアイアンパーツを設計、製作してくれるとのこと。「ない物は作る」をコンセプトに、フルオーダー鍛造ホイールを筆頭に、そのもう一歩先へと世界観を広げ続ける覇王ホイール。カスタムのあるべき姿を追求する冒険は、これからが本番と言ったところだ。
軽量なファイバーではなく、強靭なアイアン製法のオリジナルフロントバンパー。多少オフロードでヒットしても凹む心配もなく、上から同系色のラプターライナーで塗れば即席でリペアが可能となっている。オーバーフェンダーからナチュラルに造型された両サイドのアプローチもお見事!
ベッドにバギーやバイクを積むのがセオリーなトラッキンライフではあるが、積載スペースの有効活用と積んだ時のフォルム重視で、キャリアを製作してウインチで引き上げてバギーを載せるのがクール。両サイドの造型は他車種用のサイドステップを流用しており、タフな印象を色濃く反映。ブルヒッチも抜群に似合う!
HIGH FORGEDの新作17インチビードロック第一号としてオーダー。ビード部分をボディカラーとマッチさせつつ、ニットー・トレイルグラップラーの40×13.5R17とタイヤの厚みにこだわった組み合わせが、オールドスクールなリフテッドトラックらしくて好印象。フルオーダー製法なので車種やジャンルを問わずお好みのリムデザインでオーダーが可能だ。
ラフ& カントリーのVERTEXリザーバータンク式のショックを前後に装着する足回り。ベースとなるプロコンプのリフトアップキットとも相性が良く、40インチの重量級タイヤ装着でも乗り心地は上々。
HAOU WHEELS【覇王ホイール】
TEL:0995-73-8684HP:http://www.haouwheels.com
PHOTO&TEXT:石井秋良
アメ車マガジン 2022年4月号掲載
最新記事

2025/05/19
【東海カーズ】一度きりの人生なんだから乗りたいクルマに乗っちゃいなよ!
10年前なら300万円程度で購入できたビンテージアメリカンも、今や4 ケタ万円が当たり前で夢の存在。でも欲しいなら努力するしかないし、毎日の励みになれば…ということで、東海カーズではSNSも積極的に更新中だ。

2025/05/17
【ClassicForged】誰も装着していない鍛造ホイールで愛車のオリジナルティを際立たせる!
エアサスやオリジナルのブレーキカスタム、さらにはナローデフなどもリリースする福岡のKROOZが、鍛造ホイールの発売を開始。カラーやサイズまでワンオフでオーダー可能だ。

2025/05/16
僕たちが目指したのは現地でも見たハワイ郊外に佇む住宅
ハワイで見た郊外の住宅に憧れていた池田さん。だが、そんな住宅を建築できるハウスメーカーって日本にあるの?そんな中、クルマ好きの友人が建てた住宅を訪問すると、その住宅はまさに理想とするアメリカを感じるデザインだった。